【目黒区】台湾スイーツの代表格・パイナップルケーキ専門店「はちかくSTORE自由が丘」が11月28日(日)で閉店してしまいました
台湾スイーツを代表するパイナップルケーキをおいしくアレンジして人気を博した「はちかくSTORE 自由が丘店」が2021年11月28日(日)で閉店してしまいました。
FOODEX美食女子Award2019のスイーツ部門で金賞を受賞、ANA国内線機内販売にも採用されるなど、話題を集めてきたお店。本場台湾製にも負けないおいしいパイナップルケーキは、何度でもリピートしたくなる味でした。とても残念です。
台湾のパイナップルケーキ(鳳梨酥)は幸福を運ぶ食べ物
パイナップルケーキ(鳳梨酥)とは、パイナップルジャムでつくった餡をバターたっぷりのクッキー生地でくるんで焼き上げたスイーツ。お店によって餡や生地を工夫し、独自の魅力を発信しています。
台湾では1950年頃に誕生したといわれており、生産量が多いパイナップルを使用した銘菓として人気に。日本では日本橋にある「コレド室町テラス」内にある誠品生活で郭元益(グォユェンイー)で本場のパイナップルケーキが購入できますね。
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— 郭元益(グォユェンイー)東京 (@kuoyuanye_tokyo) November 28, 2021
鳳梨は台湾のことばでパイナップルを意味します。鳳梨は“オンライソー”と発音し、幸福が来るという意味の「旺来=オンライ」と同じことから、「幸運を運ぶ縁起物」として贈り物の定番となっているそうです。
「はちかくSTORE自由が丘店」のパイナップルケーキとは?
はちかくSTORE自由が丘のパイナップルケーキは、粗刻みのパイナップルで作る特製ジャムに鳥取県産の二十世紀梨を隠し味にしているところがポイント。バターをたっぷりのタルト生地で包み、爽やかな甘さと濃厚なコクのバランスが絶妙でみずみずしい果実感も楽しめる一品となっています。
窯入れ窯出しは手作業で、ひとつひとつていねい焼き上げており、自然な甘さ、フレッシュな香りが感じられ、台湾の方からもおいしいと高く評価されている味です。
はちかくSTOREは鳥取県境港市が本社で、古くから台湾との貿易が盛ん。お土産として持ち込まれたパイナップルケーキがおいしかったので、自分たちでも作ってみようと考えたそうです。
この時に原料であるパイナップルが日本では手に入りにくいので、地元特産の二十世紀梨を加えたところ、思いがけずおいしくてオリジナルの味に仕上がったとか。
パイナップルケーキの台湾名である「鳳梨(ほうり)」に“梨”の字が入っているのは、まさに運命といえたのかもしれませんね。
「はちかくSTORE自由が丘店」はパイナップルケーキ以外にもおいしいスイーツがいっぱい
はちかくSTOREにはパイナップルケーキ以外にも魅力的なスイーツがたくさんあります。「大山ブルーベリーケーキ」は、生地にチャコール(食用活性炭)を練り込んでいるため、見た目にもインパクトのあるお菓子。
鳥取の名峰・大山(だいせん)で採れた、 糖度の高い甘酸っぱいブルーベリージャムをタルト生地で包んで焼き上げています。チャコールにはデトックス効果があるといわれているので、美容にもよさそうですね。
そしてもう一つの人気商品「龍眼マフィン」は、出雲神話・ヤマタノオロチに着想を得たパワースイーツ。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)がヤマタノオロチの退治する際に、飲ませて酔わせた日本酒の原料とされる“奥出雲の米麹”と、台湾の漢方でよく使われる果実・龍眼を干したものをたっぷり練り込んで焼き上げた一品です。
「はちかくSTORE自由が丘店」では台湾雑貨も扱っていた
はちかくSTOREではかわいい台湾雑貨も取り扱っていました。カラフルでおしゃれな台湾シューズやバッグ、コスメなどなど。
コロナ前は台湾を訪れる女性が急増し、かわいいアクセサリーや文房具、コスメ、お菓子、お茶などを買い求める方が多くありました。前述の誠品生活がオープンした際は、大勢のお客様が殺到しましたね。
地元で台湾のかわいい雑貨も買えるお店としても、はちかくSTOREは魅力的なお店だったのに残念です。
はちかくSTOREのスイーツは、お店では購入できなくなりましたが、通販ショップでお取り寄せ可能。また今後、物産展などで出展することもあるとのことなので、どこかでまた会えるのを楽しみにしたいと思います。
↓「はちかくSTORE」自由が丘店があったのはこちらの場所になります。