【目黒区】Luz自由が丘1階に「試食屋」が2月1日(水)にオープン、まだ知られていない逸品があれこれ気兼ねなく試せる注目スポットです
すずかけ通りとサンセットアレイ通りの間、カトレア通り沿いにあるビル「Luz自由が丘」1階に、試食専門のお店「試食屋」が2023年2月1日(水)にオープンします。
運営するのは、Jリーガーなどアスリートの起業支援や営業戦略コンサルティングなどを手掛けてきた株式会社Liva。その代表取締役である中村圭吾さんに今回お話をうかがうことができました。
オープンまでのいきさつや、「試食屋」をどのように楽しんでもらいたいかなど、新しい試みのあれこれをいち早くご紹介したいと思います。
「試食屋」はまだ知られていない全国の“逸品”を実際に見て、試食して、その魅力を発掘するためのお店
「試食屋は、ひとことでいえば全国から“われこそは”と名乗りを上げた事業者さんの自慢の逸品を、自由に試食させてくれるお店。
お1人で何品でも試食可能ですし、原則店頭販売はしていないので、気に入ったらご自宅に戻ってECサイトなどで購入していただければよし。どなたでも気兼ねなくご試食いただけます」と中村さん。
おじゃましたのはオープン前の1月30日(月)ですが、すでに約20社からの出品があり、調味料やおかず、お酒、飲料、健康食品などさまざまなジャンルの商品が並んでいました。
「いいものだから高い」でも食品である以上、おいしいと納得されなければ購入につながらない
各メーカーや事業主が手塩にかけて開発した自慢の一品。素材や製法にこだわっているので、どうしてもお値段が高くなる。
食べてもらえばその良さや価値がわかるといわれても、ちょっと手を出しにくいという経験はありませんか?
スーパーやデパートなどでよく行われている試食販売。試してしまうと買わないのが申し訳ない、奨められるとあまり気に入らなくても買ってしまうということがよくあります。
しかし「試食屋」ならまったく気にする必要なし。試してみて口に合わなければ購入する必要はありません。
中村さんいわく「各事業者からは月額の設置料だけを頂戴し、物販の売り上げは100%還元します。
試食屋ではモノを売るのではなく、そのモノが日常生活にどのように彩りを与えてくれるのか、そのモノがどのように新しい変化を与えてくれるのか、などの部分を私たちはお客さんに伝えていきたい」とのこと。
むしろ、忌憚なきご意見やデメリットなどをどんどん教えていただければ、次の改良や改善につながるのでぜひお聞かせくださいとおっしゃっていました。
「物産展」や「東京進出」するリスクを低減して、気軽にお客様との接点が増やせるプラットフォーム
地方に眠っている逸品を発掘する場として人気の高い「物産展」。しかし、出展するためには出展料やスタッフの宿泊交通費、商品の搬入・搬出の輸送費が必要と、準備や費用がそれなりにかかります。
小さな事業主の場合、お店を休みにしなければならない場合も。これはかなりの負担です。
販路を拡大するため物産展で反応を見て、いつかは東京進出をと考えている事業者は少なくないと中村さん。
「東京に拠点を持つとなるとイニシャルコストやランニングコスト、広告宣伝費、人件費などかなりの負担になります。本当に成功できるか二の足を踏んでしまうことも事実。
そんな時、試食屋に出品してみてお客様の反応を見る。食べ物は味が勝負ですし、本当に良いと感じたものであれば、この先もずっと食べ続けてもらえるロングセラーになります。
事業拡大の足がかりとしてテストマーケティングの場に活用してもらえたら嬉しいですね。
また、最近ではECサイトに出品している事業者も多いと思いますが、ともかくライバルが多すぎる。お客様との接点や露出を増やすには時間やお金がかかります。
メールやFAXも使えないという事業者さんも意外に多くて、当然ホームページも持っていない。試食屋に出品されている事業者さんには、ランディングページ制作やECサイト出品なども支援しています」とおっしゃっていました。
ECサイトに出店したくてもできないという場合はぜひ、試食屋への出店を検討してみてはいかがでしょうか。
現地に足を運び、自分たちもしっかり“試食”して紹介する「試食屋」
「例えば、上写真の七久里(ななくり)農園が作っているトマトジュース。なかなかのお値段ですが、実際に栽培している農園に足を運び、生産者の方ともお話しました。
使われているトマトの数や栽培方法へのこだわりなどのお話をうかがうとそのお値段に納得できましたし、味も美味しい。
試食屋に出店していただいている事業者とは、可能な限り現地に足を運んで直接お会いし、信頼関係を築くように心がけています。
我々もお客様に商品をご紹介する以上、事業者と同じ熱量できちんとご紹介したいと考えています」と中村さん。
試食屋にはヴィーガン向けの食材なども。ヴィーガンというとどこか取っつきにくい印象を持っていたと中村さん。
でも実際に開発者の方にお会いし、アレルギーで苦しんでいる方に食のおいしさ、楽しさを感じて欲しいという側面も持っているということがわかり、見方が変わったといいます。
試食屋では店内で簡単な調理をして提供できるよう、飲食業としての許可も持っているそうです。冷凍の餃子やカレーなども試食できるとのこと。
訪れる際は、ちょっとお腹を空かせてきてくださいとおっしゃっていました。
オープン前ですが、特別に試食させていただきました!
取材におじゃました際に着いたばかりという「生胡椒の塩漬け」。中村さんたちとご一緒に試食させていただきました。
有機栽培された生胡椒を天然塩で漬け込んだというこちらの商品。まるで大きなキャビアのようなプチプチした食感と、胡椒のスパイシーな芳香が口の中に広がります。
そのまま食べましたが、お酒のおつまみにもイケます。ほどよい辛さとフレッシュな香り。
パスタやお魚料理などのアクセントに使ってもよし、チーズと一緒にいただいたり、スイーツに使ってもおいしそうです。
続いてもう一品「米百票 梅酒」もいただきましたが、梅の香りが素晴らしく甘さ控えめ。ソーダ割などにはせず、そのまま冷やして飲むかオンザロックでいただくと梅の風味が楽しめるのではと感じました。
みなさんもぜひ気軽に立ち寄り、全国に眠っている逸品を発掘してみてはいかがでしょうか。また、おいしそうだと思っていたけれど味がわからないので購入をためらっていた、という商品に出会えるかもしれませんよ。
ぜひ、こまめに立ち寄ってチェックしてみてくださいね。2月1日(水)以降、またおじゃましたいと思います。
■取材協力
↓「試食専門店 試食屋」の場所は「Luz自由が丘」1階になります。