【目黒区】無添加にこだわった自家製ラーメンが人気、自由が丘「いちばんや」が5月で閉店。閉店感謝祭を開催中
自由が丘駅北口から徒歩約1分のところにあるラーメン店「いちばんや」が、2023年5月で閉店してしまいます。オープンしたのが2002年で、かれこれ20年も営業を続けてきました。
こってりとした家系ラーメン店が多い自由が丘駅周辺では、大変貴重なあっさり系のスープ。しかも、無添加で安心・安全な食材を使いつつも、お値段は比較的リーズナブルという良心的なお店でした。
お店がなくなってしまう前に何としても食べに行きたい。ということで、足を運んできました。
閉店前の感謝祭として「三年熟成醤油らーめん」を創業当時のお値段で提供
「いちばんや」では、閉店前の感謝祭として、お店の代表メニューである「三年熟成醤油らーめん」を、2002年創業当時のお値段で提供するとのこと。
考えてみれば、このところの物価高であらゆるものの値段が高騰しています。ラーメンの材料である小麦粉や卵などは特に値上がり幅が大きく、どこのお店も苦戦。
「いちばんや」は安心・安全にこだわって商品を提供してきたので、そのダメージは計り知れません。
せっかくなので「三年熟成醤油らーめん」をいただいてきました!
「三年熟成らーめん」のスープはかなりあっさり目。化学調味料や化学物質は一切使用せずに、自家製天然出汁をベースにしています。
使用しているのは十勝の河川に遡上した後のサケを、新開発の発酵・燻蒸・乾燥技術によって、日本で初めて丸のまま節にした「まんま鮭節(サケブシ)」を北海道からお取り寄せ。
カツオ節やサバ節などと合わせて独自の甘味やまろやかさ、コク、豊かな香りを引き出しています。
先ダレ「三年熟成醤油」は、丸中醤油を基本にお店オリジナルで厳選した数種類のものを使用。熟成させることで味、香り、まろやかさが格段にアップし、スープに独特のコクとうま味をだしています。
麺は無かんすいのオリジナル麺。独自のレシピでつくっており、自然熟成させて麺本来のコシやのどごしを実現。スープの繊細な香りを邪魔せずに、素材本来の味を愉しめるストレート麺となっています。
同行人は「しろ醤油三種入らーめん」を注文!
同行人は「しろ醤油三種入らーめん」を注文。お米でつくられたしろ醤油を使い、独自の味わいを実現したスープです。
トッピングにはマグロの香味焼きがプラスされ、チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、三つ葉がトッピングされています。
こちらも創業当時からあるメニューで、三年熟成醤油よりもさっぱりとした味わい。魚介のうま味をよりシンプルに感じられる味付けとなっています。
この他にも深煎り胡麻コクらーめんやとうがらし香油らーめん、レモン白醤油らーめん、コクまろ胡麻×バターらーめんなど、この20年でメニューのバリエーションが増えたなと感じました。
平日のランチタイムはミニごはんがサービスに!
「いちばんや」で平日のランチタイムに麺類を注文すると、「ミニごはん」がサービスになります。減農薬で育てた白いごはんに、北海道産さけ節を甘辛く味付けした「さけ節ごはん」、特製ダレと細切りチャーシューを乗せた「あまからタレごはん」の2種類。
私は「さけ節ごはん」をお願いしました。同行者は「あまからタレごはん」。
ふんわりと炊きあがったごはんとトッピングの相性は抜群。残ったラーメンスープと一緒にいただくと最高です。
普段はカロリーや塩分、脂が気になるので飲み残すスープですが、「いちばんや」の場合は必ず完食してしまいます。
お店で出してくれているお茶も「ルイボスティー」で、さりげなく健康への気遣いが感じられるサービス。
無添加にこだわり、おいしいラーメンを提供しつづけてくれた「いちばんや」がなくなってしまうのは、なんとも残念です。ぜひ、閉店前にもう一度伺いたいと思います。
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