【目黒区】自家焙煎コーヒー・手作りスイーツが大人気!八雲にある「コーヒーローストビバーチェ」で高品質な“ボトリングコーヒー”を極少量からOEM製造も可能に
目黒区八雲で2002年開業の「コーヒーローストビバーチェ」は地元からこよなく愛されているコーヒーオーダー焙煎店。現在は創業者である前田正博さん・総子(ふさこ)さんご夫妻から、息子さんである崇之(たかゆき)さんが代表を引き継ぎ、さらなる進化を遂げています。
2023年7月7日(金)からは新しくボトリングコーヒー製造に特化した「Daikanyama Lab Vivace」がスタート。独自の焙煎技術と抽出技術を活かした、ボトリングコーヒーの完全自社製造を開始しています。
また、手作りの高品質なスイーツ・フードを企画製造する「Factory&Lab Vivace」も2022年から稼働。コーヒーだけではなくスイーツでも話題・注目を集めています。
ということで、お久しぶりに「コーヒーローストビバーチェ」を取材。ますます目が離せない「コーヒーローストビバーチェ」の今とこれからに密着です!
「コーヒーローストビバーチェ」とはどんなお店かを簡単に!
「コーヒーローストビバーチェ」は、東急バス「渋11」系統「八雲高校」バス停の目の前にあります。最寄り駅から東急東横線・都立大学駅から徒歩約12分、自由が丘駅からは約15分と少し離れていますが、古くからのファンが多く、地元密着型のお店です。
長らく代表&店長を務めてきた前田総子さんが「どこに行ってもおいしいと思えるコーヒーが見つからないから自分で作ってみたい!」という思いから起業。
「コーヒーマイスター」「焙煎士」の他、ブラジル・サンパウロまで行き、「ブラジルコーヒー鑑定士」の資格を取得するなど、熱い情熱を注いできました。
「おいしいコーヒーに出会いたい」と思うお客様の心に寄り添い、「こんなコーヒーが飲みたい」という気持ちにフィットするコーヒーに仕上げる。「コーヒーローストビバーチェ」ではおいしさだけではなく、お客様の想いに応える“唯一無二のオーダー焙煎”をモットーにしています。
「コーヒーローストビバーチェ」のきめ細やかなオーダー焙煎を可能にしているのが、独自に開発した直火1㎏釜の小型焙煎機(ロースター)。
少量(コーヒー1杯分)でもおいしく焙煎できるというのが特徴です。オーダーしてから焙煎をスタートし、好みに応じてライトからイタリアンと自由自在に仕上げてくれます。
機械でオートマティックにローストするのではなく、色や香りを随時チェック。2021年の取材時には、好みのロースト状態に仕上がっているかを目・鼻・音で手早く確認しながら焙煎する熟練の職人技を披露してくださいました。
代表を退いた総子さんですが、今も週に何日かは店頭に立ち、コーヒー豆を焙煎しているという崇之さん。総子さんの熱い“コーヒー愛”は健在です。
自分が求めているコーヒーの味わいや焙煎度合いがわからなくても大丈夫。「こんなコーヒーが飲みたい」という思いを伝えることで、ピッタリな豆選びから焙煎度合いまでアドバイスしてもらえますよ。
総子さんの手作りスイーツが大ブレイク!本格的にスイーツを製造する「Factory&Lab Vivace」がオープン
「コーヒーローストビバーチェ」で以前から人気だったのが店長・総子さんが手作りする「ティラミス」。エスプレッソパウダーやコーヒーリキッドをたっぷり使用した本格派で、女優の上野樹里さんが自身のInstagramで紹介したことからなかなか買えない“幻のスイーツ”になっていました。
その後ついにスイーツを本格的に製造する「Factory&Lab Vivace」が2022年にスタートし、幻となっていたティラミスはもちろん、ベイクドチーズケーキやコーヒープリン、コーヒーゼリーなどが次々と販売され、通販でも購入できるようになりました。
総子さんのレシピを引き継ぎつつ、「Factory&Lab Vivace」でパティシエが一つひとつ丁寧に手作りしたスイーツ。かわいらしい瓶や缶に入った演出も人気で、ギフトに喜ばれています。
「Factory&Lab Vivace」でつくられたスイーツは「コーヒーローストビバーチェ」で販売している他、オンラインショップでも購入できますよ。
お家でカンタン、カフェの味!「コーヒーローストビバーチェ」のボトリングコーヒー「濃厚リキッド」
「コーヒーローストビバーチェ」には喫茶コーナーを併設しています。こちらで飲めるアイスコーヒーは本当に香り高くておいしいと評判。
「どうしたらこんなにおいしく淹れられるのか知りたい」というお客様が多かったことから、ご自宅でも「お水で割るだけで完全再現」できる濃厚リキッドを2021年にリリースしました。
実はこの味を再現するまで約2年もかかったという崇之さん。
抽出の仕方、焙煎加減、お湯の量、時間などなど。これまでのアイスコーヒーの抽出方法とは微妙にやり方を変えることで、完全再現できる濃厚リキッドに辿り着くことができたそうです。
もちろん、牛乳やアーモンドミルク、豆乳などお好みのもので割って楽しむことができますし、冬ならお湯で割ってホットコーヒーにもできるすぐれもの。バニラアイスにかけてアフォガート風にしてもいいですね。
私も「Bold Liquid:マンデリンG-1(深煎り)」を購入。自宅でいただきましたが、香りとコクが素晴らしく、カフェで飲んだ時の印象と同じおいしさでした。これはリピート買い必至です。
「濃厚リキッド」はこの他にも「Fruity Liquid:イルガチェフナチュラル(やや浅煎り)」とお子さまでも安心なカフェインレスタイプの「De:cafe Liquid:De:cafeグアテマラ(中深煎り)」もあります。
お好みの味、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
7月からはボトリングコーヒーの完全自社製造を実現する研究所「Daikanyama Lab Vivace」がスタート
「おうちカフェの素」として大人気を博してきた「濃厚リキッド」。完全オーダー焙煎で手作りのコーヒー焙煎と、コーヒー豆の販売にこだわってきた「コーヒーローストビバーチェ」、店内で作り続けることに限界を迎えていたそうです。
OEM(外部に製造委託)での製造も検討したそうですが、1回の注文で製造しなければならないロット数が多すぎること。また「再現性」に懸念があるという問題が。
それならば自分たちで製造研究所を構えて、「手作りの高品質」を追求したボトリングコーヒーを製造する体制を整えようという結論に達したという崇之さん。渋谷区で初の承認となる、特定目的型狭小製造研究所「Daikanyama Lab Vivace」を代官山に開業しました。
「Daikanyama Lab Vivace」は製造技術の改善による「超効率的少量生産」を実現。豆の特徴を引き出しつつ、求める味わいのボトリングコーヒーを少量から製造可能です。
「Daikanyama Lab Vivace」では抽出とボトリングのみの少量委託製造(OEM/ODM)もOK。最小ロット数で焙煎豆2㎏で400㏄×12本のボトリングコーヒーを製造してくれます。
お店で新しく販売する商品として、あるいは喫茶メニューとして提供するなど、新規ビジネス展開にもおすすめです。こだわりの味を追求したボトルコーヒーのOEMを検討したい方はぜひ、気軽に相談してみては?
■取材協力
↓珈琲オーダー焙煎店「Coffee Roast Vivace(コーヒーローストビバーチェ)」の場所はこちらになります。