【目黒区】東京・目黒で広島のソウルフード“お好み焼き”が楽しめる「福ちゃん」、絶品でした。場所は「支那そば 勝丸 目黒本店」の跡地です
目黒通り沿いにオープンした気になるお店、広島 お好み焼き 鉄板焼き「福ちゃん」。お店の公式Instagramを拝見すると、2023年10月中旬にオープンされたようです。
場所は「旧・支那そば 勝丸 目黒本店」があったところ。JR目黒駅から目黒通りを山手通り方面へ向かい、目黒川を越えてさらに進んだところです。
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11月23日(木・祝)に大鳥神社酉の市へ伺った帰りに発見し、ずっと行きたかったお店。今回はランチで訪問しました。
「福ちゃん」は広島県出身の御主人が焼く、本場仕込みの「広島お好み焼き」
店内には大きな鉄板を囲むようにカウンター席が設えてありました。それ以外にテーブル席が少し。全部で15席あるようです。
土曜日のランチタイムでしたが、早めに来店したのですんなり入れました。
お店のインテリアはモノトーンで、メタリックな仕上がり。クールで洗練された印象です。
ランチメニューはシンプルに肉玉(プレーン)そばorうどんのお好み焼き。そこに好みでトッピングを足していくというシステムです。
「福ちゃん」おすすめの組み合わせは以下の3種類。
- しそ・観音ネギ(そばorうどん)
- もち・チーズ(そばorうどん)
- イカ天・観音ネギ(そばorうどん)
ここは素直におすすめを注文します。家人は「もち・チーズ・そば」、私は「イカ天・観音ネギ・そば」です。
“観音ネギ”は広島市西区観音(かんおん)地区で栽培されているもので、京都の九条ネギをルーツとするそう。香りがよくやわらかく、広島ではポピュラーなネギです。
「福ちゃん」では広島お好み焼き以外でも焼きそば、焼うどんもメニューにラインナップしています。
具材と生地を混ぜずに重ね焼きスタイルが特徴の「広島お好み焼き」
広島お好み焼きの特徴といえば、生地と具材を混ぜずに重ねながら焼き上げていくのが特徴です。キャベツは細切り、生地は薄いクレープのよう。
生地を鉄板に伸ばしたら、惜しみなくたっぷりと千切りキャベツを乗せます。
キャベツを焼くと本当に甘くて香ばしくおいしくなりますよね。この上に豚肉などを乗せてひっくり返して・・・。
そばを炒めてお好み焼きを重ねていきます。
手際の良さにすっかりと魅せられ、目が離せなくなってしまいます。このライブ感、鉄板の前は特等席ですね。
卵を鉄板に落とし、黄身を少し崩して焼き上げ重ねていきます。
たっぷりとソースを塗って、最後に青のり。私は観音ネギをトッピングしたので、これでもかというぐらい乗せてくれました。
焼きあがったお好み焼きは、鉄板の上を滑らせて、目の前まで寄せてくれます。最後まで冷めずに食べられるので、このスタイル、いいですよね。
「福ちゃん」のソースは広島お好み焼きに欠かせない「カープソース」
「カープソース」は1869年(明治2年)創業の老舗・毛利醸造株式会社がプロ用に製造しているお好み焼きソース。広島焼きにはやっぱりこれ、という方も多いのだとか。
広島にはもう一つ、関東でも有名なオタフクの「お好みソース」がありますね。
「福ちゃん」では「カープソース」の方を置いていました。
この他、マヨネーズや一味唐辛子、そしてもう一つ白っぽい調味料(上写真の一番右)はなんとガーリックパウダー!店主さんが最後の方で味変に使うとおいしいですよ、とアドバイスしてくださいました。
「福ちゃん」の本場・広島お好み焼きいただきます!
家人の注文した「肉玉・もち・チーズ・そば」の広島お好み焼きです。とろりと溶けたチーズとソースが何とも言えずおいしそう。
そばのソースが焦げている感じや、びよーんと伸びるお餅が最高です。
私が注文した「肉玉・イカ天・観音ネギ・そば」の広島お好み焼き。青々としたネギがこぼれ落ちそうです。
観音ネギはともかくやわらかく甘味もあり、後乗せしているからなのか、香りがしっかりと楽しめました。広島焼きの層の間に隠れているイカ天がまた、いい仕事をしています。
生地そのものは薄いのですが、たっぷりキャベツやそばでかなりのボリューム。お腹いっぱいになりました。
夜は鉄板焼きのお店として、広島お好み焼きや焼きそば以外に、牛たんやホルモン焼、おつまみなども楽しめます。
「福ちゃん」の定休日は月曜ですが、年末年始は休まず営業するとのこと。大鳥神社へ初詣の帰りにおじゃましてみてはいかがでしょうか。
↓「広島 お好み焼き 鉄板焼き 福ちゃん」の場所はこちらになります。