【目黒区】「目黒区立第十一中学校」が2025年3月で閉校。「十一中さよならの会」開催のお知らせと「さよなら文集」の原稿大募集
目黒区内にある中学校の統廃合が進んでいます。2006年に区内で初めてとなる第二・第五・第六と3校の統廃合が実施され、目黒区立目黒中央中学校(祐天寺駅から徒歩約7分)が開校しました。
2015年に第三中学校と第四中学校を統合し、目黒区立大鳥中学校が下目黒(目黒大鳥神社近く)に開校。
そして、2025年4月には第七・第九中学校が統廃合で目黒区立目黒南中学校に、第八・第十一中学校が目黒区立目黒西中学校となることが決まっています。いろいろな思い出が残る、母校がなくなってしまうのはとても寂しいことですね。
今回、第十一中学校の卒業生の方々が「十一中さよならの会」を企画。また、閉校記念の「さよなら文集」を出版することになりました。
目黒区立第十一中学校さよならイベント実行委員会の委員長・木村常在さんおよび副委員長・小林節子さんに、お話を伺ってきました。
都会の真ん中にありながら、静かで学校生活に集中できる環境が整っている目黒区立第十一中学校
第十一中学校は東急大井町線・緑が丘駅から徒歩約5分の場所にあります。大岡山や自由が丘など、にぎやかなエリアに囲まれていますが、校舎は東京工業大学に隣接しているため、とても静かで落ち着いた環境です。
第八・第十一中学校の統廃合は、いったん第八中学校の校舎をそのまま利用し、目黒西中学校として開校。その後、第十一中学校の校舎を壊して、跡地に新しい校舎を建設する予定となっています。
目黒区立第十一中学校の校風は優しく穏やか、努力家の生徒が多かった
目黒区立第十一中学校さよならイベント実行委員会の委員長・木村常在さんおよび副委員長・小林節子さんに今回のイベントを企画した経緯や、学校生活の思い出などを伺いました。
第十一中学校は1947年(昭和22年)5月に開校。2024年で77周年を迎えます。
同窓会会長を長らく務めてきた木村常在さんは、緑が丘西地区自治会の会長も務めており、十一中学校の生徒の印象を「優しく穏やかで努力家が多い」とおっしゃいます。
新型コロナウイルス感染症が流行する前までは、学校でグループ面接の面接官を担当されたことも。「しっかりとした受け答えで、大人っぽいと感じた」とおっしゃいます。
小林節子さんも同様で、運動会でのチームワークや合唱への取り組みなどを見ていると、3年間の学校生活を通じて成長していく姿をいつも頼もしく感じていたそうです。
親子とも十一中学校出身はもちろん、親子3世代でという方も多く、歴史を感じさせます。地元やPTAとの連携も良好で、こういった良い部分が目黒西中学校へ統合されても、引き継がれていってくれたらうれしいとおっしゃっていました。
目黒区立第十一中学校の校章は第1期生である木下洋子さんがデザイン
第十一中学校の校章は生徒がデザインしたもの。月桂樹の葉に目黒のM、数字の11をかたどった図形で、第1期生である木下洋子さんがデザインしたものだそうです。
月桂樹は、ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つ。古代ギリシャでは葉のついた若枝を結んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして、勝者や優秀な者たち、そして大詩人の頭にかぶせたそうです。
目黒区立第十一中学校らしい校章デザインと好評だったとか。
ちなみに校歌は大木敦夫さん作詞、石井歓さんの作曲によるものです。
「十一中さよならの会」は記憶に留めておきたい校内ツアーと懇親会との2部構成
2024年11月9日(土)に予定されている「十一中さよならの会」イベント。2025年3月に78年の歴史を閉じることになった目黒区立第十一中学校の同窓生、元・現親師会員(教職員および生徒保護者)、地域の有志、学校、目黒区、目黒区教育委員会協力の元で企画されたものです。
地元を離れてしまったという方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ最後の思い出に「十一中さよならの会」に参加されてはいかがでしょうか。
「十一中さよならの会」第1部:校内ツアー
11月9日(土)13時~15時30分までは目黒区立第十一中学校の校内ツアーを予定。図書室や特別教室、廊下に飾られた賞状・トロフィーなどの見学、寄せ書きコーナー、スライドショー、元吹奏楽部の演奏(体育館で15時~15時25分)も予定されています。
「できるだけ多くの方、幅広い世代同士が集まり、交流できたらと考えていますので、ぜひご参加ください」と木村さん。見学や歓談は時間内であれば自由で、人数制限はないそうなので、奮ってご参加ください。
「十一中さよならの会」第2部:懇親と感謝の会
そして第2部は都立大学駅近くの「めぐろパーシモンホール・小ホール」で懇親と感謝の会(立食・椅子あり)を行います。スライドショー、写真展示、寄せ書きなどで78年の歴史や思い出を振り返ります。
第1部の参加費は無料ですが、第2部はお1人3,000円(20歳未満は2,000円)となります。なお、第2部は15歳以下の申し込みはできませんのでご注意ください。
【開催日時】2024年11月9日(土)第1部 13時~15時30分/第2部 17時~19時30分(16時30分より受付)
【開催場所】第1部 目黒区立第十一中学校/第2部 めぐろパーシモンホール・小ホール
【参加申し込み方法】先着順、申し込み後は確認メールを自動で送信
※第1部は人数制限なしで申し込み締め切りは8月25日(日)まで、第2部は100名程度を予定しており、申し込み受付期間は9月2日(月)~10月20日(日)です。
※問い合わせ・参加申し込みは目黒区立第十一中学校さよならイベント実行委員会まで(下記、QRコードを読み取り、お問合せください)
共催:目黒区
後援:目黒区教育委員会
公式Twitterはこちら≫
▼メールでの問合せ
▼参加申し込み用フォーム
卒業生はもちろん、元教師の方も閉校記念の「さよなら文集」にぜひご協力ください!
目黒区立第十一中学校さよならイベント実行委員会では学校の歴史や思い出を形として残したい、ということで閉校記念「さようなら文集」の制作を進めています。
原稿募集のお知らせです。#拡散希望#原稿募集#目黒区立第十一中学校 pic.twitter.com/52etCEeQZy
— 目黒区立第十一中学校「さよなら文集」出版委員会 (@meguro11bunshu) July 13, 2024
卒業生、元・現在校生、元・現職教員、元・現生徒保護者、地域関係者などなど。第十一中学校と関わりのあった方、ぜひエピソードをお寄せください。
専用の投稿フォームがありますのでお気軽にどうぞ(メールで添付や手書き原稿もご相談可能)。
▼専用の投稿フォーム
以下の項目を記入の上、ご投稿ください。
- 題名(できるだけ具体的なタイトルを付与)
- 本文(~1,000文字ぐらいまで)
- 氏名(ふりがな・旧姓)
- 卒業年(西暦表記)
- 連絡先情報(住所・電話番号・メールアドレス)
締め切りは2024年10月20日(日)まで。投稿やお問い合わせは目黒区立第十一中学校さよならイベント実行委員会へ。
▼メールでの問合せ
「十一中さよならの会」のイベントには参加できないけれど、という方もぜひぜひご協力ください。
■取材協力
↓「目黒区立第十一中学校」の場所はこちらになります。
↓「十一中さよならの会」の第2部(懇親と感謝の会)が行われる「めぐろパーシモンホール・小ホール」の場所はこちらになります。