【目黒区】池尻大橋「TOLO PAN TOKYO(トロパントーキョー)」で発売中、レンコンパウダーを使用したタコス「カサノヴァタコス」が気になる。
池尻大橋で人気のベーカリーといえば「TOLO PAN TOKYO(トロパン トーキョー)」。田中真司シェフが創り出す独創的なパンに魅了されている方も多いことでしょう。
今回、「TOLO PAN TOKYO」から発売されたのが、レンコンパウダーHASKOを添加率50%使用して作られたタコス「カサノヴァタコス」。ラム(サルサ)とチャナマサラ(ひよこ豆カレー)の2種類を発売中です。
規格外レンコンから生まれた合同会社ハスラボの「レンコンパウダーHASKO」
茨城県はレンコンの一大産地、中でも土浦市は生産量が最も多いことで知られています。しかし、その一方で規格外を理由に廃棄されるレンコンの量も多く、こちらでも日本一という問題点が。
この廃棄問題を解決するため、合同会社ハスラボでは2022年9月からレンコンパウダーの開発に取り組み、開発したのが「HASKO(ハスコ)」です。
「HASKO(ハスコ)」は、食物繊維を豊富に含むレンコンを特殊な低温乾燥で粉末化したもの。小麦粉の代替品として普段のお料理やお菓子作りなどに活用できます。
ビタミンCや食物繊維、タンニンなど栄養素が豊富な土浦のレンコンを贅沢に使用しており、美容やダイエット効果なども期待できる次世代のスーパーフードです。
持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度「ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)」で、2024のソーシャルプロダクツ賞を受賞しています。
レンコンパウダー50%の配合率で、納得のおいしさのトルティーヤ開発に成功
「TOLO PAN TOKYO」の総括シェフ(パン研究員)の田中真司さんは、2022年9月〜2023年2月まで南米〜中米を旅行。そこで出会った食材や食べ物、文化など様々なことに触れ、その旅での経験を元に形にしたものの一つが、今回発売したタコスなのだそうです。
タコスの商品化に向け、レンコンパウダーでのトルティーヤ(生地)開発を始めた際、他社レンコンパウダーでは添加率が10%を超えるとうまく作れずにいました。
しかし、「HASKO」で試作したところ、扱いやすさ、香り、味と段違いに良く、粒度の細かさにより添加率を50%使用してもダマにならず、納得のいくトルティーヤを作ることに成功。
商品化に向けて妥協を許さず諦めなかった田中シェフの努力と、プロフェッショナリズムで完成させたのが「カサノヴァタコス」というわけです。
カサノヴァタコス(ラム)
ラスパイスの効いたラム肉にマイルドな味わいのアボカド、カッテージチーズ、ライムの酸味に、パクチーも加わり、絶妙な味のバランスに仕上げた一品。
カサノヴァタコス(チャナマサラ)
自家製の香味油やスパイスに漬け込んだタラとエビに、5種類のスパイスで作った自家製ひよこ豆カレーのタコス。ラムタコスよりもはピリ辛ですが、夏にピッタリです。
どちらのタコスもHASKOとマサ粉を配合して作ったトルティーヤと相性抜群。11時~13時をランチタイムとして、店頭で注文してから作り、提供されます。
出来立て熱々をその場でほおばるのがおススメだそうですよ。
2024年の8月は夏季休暇はなく、定休日の火曜・水曜以外は営業されるとのこと。スパイシーなタコスで、暑い夏を乗り切りたいですね。
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