【目黒区】ガレット&シードル専門店「CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)」は、フランス・ブルターニュ地方を旅するように楽しめる本場の味が自慢
学芸大学駅の高架下の「旧・学大小路」が2024年7月に「GAKUDAI PARK STREET」へリニューアル。個性的なお店が入店して注目を集めています。
その一角に2024年12月24日(火)オープンしたのが「CREPE by SIDER(クレープ バイ サイダー)」です。こちらのお店、フランスのブルターニュ地方で親しまれている本格的なガレットやクレープ、「GALIPETTE(ギャリペット)」のシードルが楽しめるお店として、地元で人気のお店になっています。
フランス・ブルターニュ地方とはどんなところかちょこっとご紹介

画像はイメージです
フランス北西部にあるブルターニュ地方は、日本人に人気のモンサンミシェル(ノルマンディー地方)のすぐそば。パリからも意外に近い場所(TGVで1時間25分程度)にあります
パリ在住の知人によると「1532年にフランスへ併合されるまではケルト民族由来の独自の文化と言語を持つブルターニュ公国という独立国だった」とのこと。
ブルターニュの人々は、今でも自分のことをフランス人とは言わず、ブルトン人(ブルターニュ地方に住むケルト系民族)だと言う人も多いそうですよ。
ブルターニュ地方でそばの生産が盛んになった理由は、アンヌ・ド・ブルターニュのおかげ!?

そばの花(画像はイメージです)
ブルターニュで最も有名なローカルフードは「ガレット」。そば粉・水・塩だけで作られるシンプルな生地を鉄板で薄く焼いた料理です。
ブルターニュ公国最後の“ブルターニュ公”であるアンヌ・ド・ブルターニュが、ガレットを作るそばをブルターニュで作るよう無税で推奨。土地が痩せていて強い風が吹き、雨が多いブルターニュ地方でも育てやすいそばを作らせ、農民たちを救う保存食として発展しました。
中国雲南地方が原産のそばは中世の頃、十字軍によってもたらされたもので、小麦よりもずっとたくましく、収穫が早いのが特徴。ブルターニュ地方では何世紀にもわたり主食となったそうです。

(画像提供:CREPE by SIDER)
「ガレット」はチーズやハム、卵、野菜などを包んだり、折ったり、巻いたりと多様な形で親しまれ、現在ではフランス中に広がるカフェやビストロの定番メニューとなっています。
ブルターニュ地方のもう1つの名産はりんごの発酵酒である「シードル」

GALIPETTE(ギャリペット)のシードル
「シードル」はブルターニュ地方の食文化を彩るもう1つの主役。りんごを絞って自然発酵させた発泡性の果実酒で、アルコール度数は2〜6%ほどです。
ワインより軽やかで、ビールより繊細な味わいが特徴。フランスでは「食中酒」として位置づけられ、昼の食事にも自然に溶け込みます。
日本で「シードル」と聞くと甘いイメージが先行しがちですが、本場フランスの主流は「BRUT(辛口)」タイプ。これは、りんごの自然な酸味や苦味を生かし、料理との相性を重視した味づくりの結果です。
中でも、ブルターニュやノルマンディー地方で作られるシードルは「水も砂糖も加えない」「100%りんご果汁」の伝統を守るものが多く、職人の手によってゆっくりと時間をかけて発酵・熟成されます。

GALIPETTEのシードル“DOUX(スイート)”
「CREPE by SIDER」が提供している「Galipette(ギャリペット)」は、そのブルターニュ伝統の手法を継承しつつ、現代的な洗練を備えたシードルブランド。ヨーロッパ17カ国で展開され、パリの人気ベーカリーや自然派カフェでも多く採用されています。
ガレットとシードルの組み合わせはおいしいお料理のペアリング、ということでは終わりません。ブルターニュ地方の文化や自然、そして人々の暮らしの知恵が詰まった“生きた伝統”ともいえるものです。
その魅力を、2024年にグローバルメディア「タイムアウト」で、「世界で最もクールな街」に日本で唯一選ばれた学芸大学という街で再現しようとしているのが「CREPE by SIDER」というわけですね。
「CREPE by SIDER」で楽しめるメニューやドリンク
「CREPE by SIDER」で楽しめるメニューは、本場の味を楽しめるチーズ・ハム・卵の「ガレット コンプレット」や生地にこだわった「アップルシュガーバター」、シャキシャキのサラダとジューシーなハムを香ばしいガレット生地でくるりと巻いた「ブーケガレット」も素敵です。
メニュー開発はお店のオーナー・田代尭(ぎょう)さんのお母様、料理研究家・田代由紀子さんがメインで担当。老若男女、どんな方でも食べて満足できるものをと考えているそうです。
ガレットに使うそば粉は福井県でガレット用に研究開発されたものを100%使用。フランスでガレットを食べた時、全粒粉のパンみたいにしっかりと穀物感があるのがすごくおいしかったので、それを再現したとのこと。
そばの実の甘皮部分をあえて入れ、香りが強く色も茶色くてワイルドな味がするのが特徴なのだそうです。
「ブーケガレット」などに使用されているハムは沖縄の大人気ハム・ソーセージ専門店「TESIO」のもの。デザート系クレープは学芸大学で大行列ができる店として有名なチーズケーキ専門店「A WORKS(エーワークス)」がメニュー監修しているそうです。
そしてシードルは「GALIPETTE」を独占輸入販売。ミディアムドライな味わいの「ブリュット」(青)、ドライでビターな「エクストラブリュット」(緑)、軽やかな甘味の「ドゥ」(黄色)の3種類を楽しめます。
この他、紫波郡紫波町に醸造所を構えるサイダリー「Green Neighbors Hard Cider(グリーンネイバースハードサイダー)」のハードサイダー他、各国の多彩なシードル、サイダー、ハードサイダーを常時3タップで用意しているので飲み比べも楽しめますよ。
ちなみにシードル、フランス語では“Cidre”、英語では“Cider”と綴ります。お店の名前に”Sider”と“S”を使用したのは”no side(敵味方の区別なく、お互いの健闘を称え合い、友情を深める精神)”の意味を込めているとか。
また、お店のロゴはトランスフォームするりんごをイメージしたデザインだそうですよ。
「CREPE by SIDER」では定期的にイベントを開催。4月21日(月)に開催されたOn your side Vol.2「TESIO NIGHTS」にお招きいただいたので取材してきました。
この時の様子も別記事でレポートしますね。
■情報提供
↓「CREPE by SIDER」の場所はこちらになります。