【目黒区】お花見気分も味わえた「第30回和酒フェスin中目黒」を取材。皆さんは好みのお酒を見つけられましたか?

東京都

「第30回和酒フェスin中目黒」が2026年3月28日(土)・29日(日)に開催

2026年3月28日(土)・29日(日)の2日間に渡り、中目黒GTタワー前広場で開催された「第30回和酒フェスin中目黒」。28日(土)に取材でおじゃましましたので、当日の様子をご紹介していきましょう。

第30回和酒フェスin中目黒が開催されます
中目黒GTタワー前広場にて年に3回(春・夏・秋)開催されている人気のイベント「第30回和酒フェスin中目黒」が …

「和酒フェスin中目黒」は「季節を感じながら旬の和酒と食、日本文化を楽しむ利き酒祭り」。2025年の春は雨でかなり寒かったのですが、2026年はお天気に恵まれ、また桜も咲き始めていたので中目黒駅周辺は大賑わいでした。

目黒川の桜は3~4部咲きといったところ

目黒川の桜は3~4分咲きといったところ

「飲み比べパス」でいろんなお酒を気軽に試飲!自分好みのお酒を発見する楽しみがあるイベント

全国の蔵元が中目黒に大集結

「第30回和酒フェスin中目黒」では全部で50蔵250種類以上の新酒・生酒・スパークリング・プレミアム酒の飲み比べが可能。今回は当日のチケット販売は行わず、前売り(事前予約制)だけであっという間に完売してしまったそうです。

「和酒フェス」は参加されている酒蔵の数が多く、少しずつ試飲できるので自分好みのお酒を探しやすいのが魅力。気に入ったお酒が見つかったら購入して帰れる(販売されていないものもあり)というところも嬉しいポイントです。

30回開催記念のおちょこ

今回は30回目を記念し、オリジナルのおちょこがもらえました!

和酒フェスの第30回記念でいただいたおちょこを片手にブースを回ります

早速、気になる酒蔵をまわります。実は「第28回和酒フェスin中目黒」を取材させていただいた際、富山県「若鶴酒造」のお酒がとてもおいしかったのでまっしぐら。

富山県「若鶴酒造」

富山県「若鶴酒造」

前回は「苗加屋(のうかや)」の夏限定の吟醸酒を試飲させていただいたのですが、今回は「苗加屋 生酛 純米吟醸」を試飲させていただきました。
パンフレットには最もクラシカルな製法で造った、最もモダンな苗加屋とあります。

苗加屋のラインナップ

苗加屋で初めての生酛づくり(蔵に住み着く天然の乳酸菌を取り込み、約1ヶ月かけてじっくりと酒母(酵母)を育てる江戸時代からの伝統的な日本酒醸造法)で数量限定販売。

30回記念のおちょこ

「リッチなインパクトながらやわらかい酸」とありますが、生酛づくりらしい複雑でコクのある味わいながら、後味のキレが爽快です。富山オリジナル酒米の南砺産雄山錦、水は庄川伏流水、酵母は金沢酵母。

富山オリジナル酒米の南砺産雄山錦、水は庄川伏流水、酵母は金沢酵母

前回は購入して帰らずに後悔したので、今回はしっかり手に入れて帰りました。

栃木県「宇都宮酒造」

栃木県 宇都宮酒造

続いて訪れたのは「四季桜」で有名な栃木県の宇都宮酒造。1871年(明治4年)創業で鬼怒川の伏流水や地元産のお米を使うなこだわりの酒造りを続けています。

「四季桜」の大吟醸酒は日本航空の国際線ファーストクラスにも採用されたほど。

国際線ファーストクラスにも採用された四季桜 大吟醸

辛口希望ということで「四季桜 純米大吟醸 今井昌平 無濾過生原酒」を試飲させていただきました。パンフレットには「ほのかな吟醸香と優しい味わいが特徴」とあります。

杜氏であり、CTO(最高技術責任者)の今井昌平さんの名前を冠したお酒。全量柳田五百万石米を使用し、酵母の栃木のものです。

フルーティでリッチな味わいと辛口らしいすっきりとした後味。少し濃いめの味付けのお料理にも合わせやすいお酒でした。

山形県「米鶴酒造」

山形県 米鶴酒造

山形県高畠町にある「米鶴(よねつる)酒造」。697年(元禄10年)創業で米沢上杉藩御用酒造としての歴史を刻んできました。

代表銘柄は「米鶴」で、地元農家と協力しながら良質な酒米の栽培にも力を入れており、「和醸良酒」をモットーに醸した酒造りを行っています。

米鶴 特別純米 亀粋 

こちらでは「米鶴 特別純米 亀粋(きっすい)」を試飲させていただきました。おめでたい鶴と亀をあしらった限定ラベルです。

米鶴酒造オリジナル酒米「亀粋」を扁平精米し、低精白でも従来の純米酒品質を超える味わいに挑戦した1本。お米の旨味やフルーティさがしっかりと感じられ、キレのある後味です。

群馬県「土田酒造」×株式会社結島で開発「結島 緒結(ゆいしま おむすび)」

結島 緒結

群馬県の川場村にある酒造「土田酒造」。江戸時代の製法「生酛仕込み」を採用し、武尊山の伏流水と群馬県産米をほぼ削り落とさず、蔵に住み着いている乳酸菌を頼りに無添加で仕込んでいる酒蔵です。

「土田酒造」は2025年にバスツアーで酒蔵見学をさせていただいたことがあります。

群馬県・土田酒造の酒蔵を見学

群馬県・土田酒造の酒蔵を見学

株式会社結島は群馬大学発のベンチャー企業。吉岡町から出る天然由来廃棄物を利用した群馬大学開発の土壌改良材を使用、地産地消の循環型農業として、美味しいお米を生産しています。

そのお米を使用して、美味しい水と伝統的な生酛造りで原料づくりからボトリング・保管までこだわり尽くした至高の1本を作り上げたのが土田酒造株式会社。

「結島 緒結(ゆいしま おむすび)」は飲みやすいのに飲みごたえ抜群の味わいに。「第28回和酒フェスin中目黒」で夏酒部門・最高金賞も受賞しています。

新潟県「たからやま醸造」

新潟県 たからやま醸造

新潟県新潟市にある「たからやま醸造(旧・宝山酒造株式会社)」は、2024年10月に139年の歴史を持つ宝山酒造の事業を引き継ぎ設立された会社。丹精込めて育てた酒米と良質な井戸水を用いて伝統ある酒造りを行なっています。

越後杜氏が醸し出す淡麗にして清らか、すいすいと杯が進む「宝山」が代表銘柄です。
こちらのブースでは2種類のお酒を試飲してみました。

「白音 スパークリング」

「白音 スパークリング」

1つ目は「白音 スパークリング」でやや甘口ながら、ライトな味わいの1本。爽快な香りを残しつつも、すっきりとした飲み心地です。

普段あまり甘口のお酒は飲まないのですが、こちらは後味も軽やかで程よいしゅわしゅわ感。瓶内二次発酵なのできめ細やかな泡が心地よい1杯でした。

「たからやま 春の陽に」

「たからやま 春の陽に」

そしてもう1種類、今だけの限定品「たからやま 純米生貯蔵酒 春の陽に」を試飲。やさしく清らかな飲み口、春の訪れを、静かに祝うような爽やかな味わいと紹介されています。

新潟県産コシヒカリを原料に、アルコール度数はやや低めに、日本酒が苦手という方でも存分に楽しめる軽やかな味わいでした。

鳥取県「大谷酒造」

大谷酒造 鳥取県

続いて訪れたのは鳥取県の中央に位置する琴浦町にある大谷酒造。1872年(明治5年)創業で、大山の伏流水や山田錦を基本に玉栄(タマサカエ)、鳥取県だけの酒造好適米、強力(ゴウリキ)等を使用し、自家精米から酒造りまで創り手の顔が見えてくる辛口にこだわった酒造りを行っています。

こちらでも2種類、試飲させていただきました。

「鷹勇 純米吟醸 強力」

「鷹勇 純米吟醸 強力」

まずは「鷹勇 純米吟醸 強力」から。かつて鳥取県内で作られていた最高級の酒米「強力」を復活させ、篤農家と契約栽培し、丹念に醸した深い味わいの純米吟醸酒です。

銘柄「鷹勇」は愛鳥家だった初代当主が、大空を舞う鷹の勇姿に魅せられて名付けたものだそうです。「鷹勇 純米吟醸 強力」はGI鳥取認定商品(本物の鳥取ブランドであることを国が証明する制度)にも選ばれたお酒。

どっしりとした味わいながら軽やかな酸味、辛口好きにはたまらないクリアな後味で、こちらも「買い」です!

鷹勇 純米吟醸 強力を購入

もう1種類試飲したのは「純米吟醸 真緋(あけ)にごり」です。美しいピンクのにごり酒で、赤色酵母を使ったオリジナル麹を使用。

純米吟醸 真緋(あけ)にごり

旨味・酸味・コクの感じる1杯で思ったほど甘さが舌に残らず、こちらも魅力的なおいしさでした。

鳥取県「稲田本店」

鳥取県 稲田本店

続いて訪れたのも鳥取県の酒造「稲田本店」。米子市にある1673年(延宝元年)創業の老舗酒蔵です。

銘柄「稲田姫」はヤマタノオロチ退治の神話で、スサノオノミコトに助けられた出雲美人稲田姫が由来です。

稲田姫 超活性純米にごり酒

稲田姫 超活性純米にごり酒

こちらでは試験醸造された「稲田姫 超活性純米にごり酒」を試飲。リンゴ酸酵母を使用し、発酵し続けているシュワシュワとした喉ごしの純米生原酒です。

甘味はありつつもキレが良く、心地よい酸味があと引くおいしさ。

稲田姫 Junmai sherry BARREL

稲田姫 Junmai sherry BARREL

もう1杯は「稲田姫 Junmai sherry BARREL」で、2020年醸造の特別純米原酒をシェリー樽に入れて長期間熟成させたものです。

日本酒の旨味を残しながら、樽熟成ならではの甘い香りやカラメルのような風味も。新しい日本酒の魅力を感じることができました。

熊本県「千代の園酒造」

熊本県 千代の園酒造

最後は熊本県山鹿市にある「千代の園酒造」です。1896年(明治29年)創業の老舗で、もともと米問屋だったこともあり、熊本県産の酒米「華錦」の栽培から取り組んでいる酒蔵。

純米酒亀の尾泰斗無濾過生原酒(通称ピンク泰斗)

純米酒亀の尾泰斗無濾過生原酒(通称ピンク泰斗)

試飲したのは「純米酒 亀の尾 泰斗(たいと) 無濾過生原酒(通称ピンク泰斗)」です。酸味が特徴の酒米「亀の尾」を100%使用しています。

やや発泡しており、うすにごり色のお酒でフレッシュ感のある喉ごしのお酒でした。

まだまだおでんもおいしい時期、お酒に合うフードブースもたくさん出店

静岡おでん

静岡おでんのブース

おいしい春酒にぴったりなフードブースもしっかりチェックしてきました。温かくなってきたとはいえ、まだまだ肌寒い春。

駿河屋賀兵衛「静岡おでん」のブースへ。

7種類の具材セット

大根や牛すじ、玉子など7種類が入ったセットを購入しました。濃い口しょうゆで煮込んだ「真っ黒なスープ」と、仕上げに魚のだし粉・青のりをかけてくれています。

日本酒の出汁割りが楽しめるよう、おでん出汁のみも販売されているのは酒飲みに嬉しい配慮。出汁をたっぷり吸い上げた「栃尾あげ」が絶品でした。

九州料理 ひむかの鶏の炭火焼き

「九州料理 ひむか」は「鶏の炭火焼」「牛すじ煮込み」などを提供。お隣の「餃子酒場たっちゃん」は九州醬油をつかった鶏のから揚げや餃子の皮チップスなどを販売していました。

きりたんぽといぶりがっこなど

そしてそのお隣「三吉農園」では牛もつ煮込みやいぶりがっこチーズ串、みそたんぽなど秋田の特産品を提供するブースが。

いぶりがっこチーズ串

いぶりがっこチーズ串

クリームチーズに刻んだいぶりがっこを混ぜて良くおつまみにしますが、串で焼くというのは斬新なアイデア。おいしくいただきました。

「第30回和酒フェスin中目黒」では2日間で延べ2,000人以上のお客様が春のお酒に酔いしれたとのこと。次回は2026年7月25日(土)・26日(日)に開催予定ですので、今回行きそびれてしまった、という方はぜひ!

■取材協力

和酒フェス実行委員会

中目黒GTタワー前広場(第30回和酒フェスin中目黒 会場)
住所
東京都目黒区上目黒2-1-1
最寄り駅
東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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