【目黒区】学芸大学駅高架下リニューアルプロジェクト情報第2弾。「GAKUDAI PARK STREET」に集う魅力的な店舗たち
学芸大学駅の高架下が大幅にリニューアルされ、変貌を遂げています。前回は2024年11月末に開業した「GAKUDAI COLLECTIV」をご紹介しました。
【目黒区】学芸大学駅高架下リニューアルプロジェクト「GAKUDAI COLLECTIV」。2024年11月から各店舗が順次開業しているのでのぞいてきました
今回は2024年7月にリニューアル済の「GAKUDAI PARK STREET」についてもダイジェストでご紹介してみたいと思います。
「GAKUDAI PARK STREET」は「旧・学大小路」だったスペースをリニューアル
“お手頃な雑貨から便利なサービスまで、毎日を楽しくする歩いて便利な小路”として2012年にオープンした「学大小路」。以前はここに100円ショップ「ダイソー 学大小路店」もありました。
そんな「学大小路」は夜だけではなく、朝も昼も滞在できる公園のような施設へとリニューアル。名称も「GAKUDAI PARK STREET」と改められました。
これは「学大は夜の店は多いがモーニングやランチの店が少ない」「ひと休みできる場所が欲しい」「フリーマーケットやマルシェがしたい」といった声をもとに開業が進められてきたものです。
学大らしい「食」と「カルチャー」を身近に、個性豊かなショップが集結「GAKUDAI PARK STREET」
このところ、老朽化や防災という視点で駅周辺の再開発が進められています。自由が丘もそんな街の一つ。
都内でも古き良き街並みの風情がなくなり、大型商業施設やタワーマンションが立ち並び、チェーン店やどこにもあるようなお店が入っていて“その街らしさ”が感じられないという意見も。
学芸大学駅周辺をそんな街にしたくないと、たくさんの方が立ち上がり、関わり、一緒に汗をかきながら進めてきた学大高架下リニューアルプロジェクト。東急株式会社がローカルプロダクションと共同設計・施工した外構空間は、お店の個性が感じられるとともに、通りを行き交うお客様との緩やかにつながることができるイメージに。
自然とにぎわいが生まれる縁側としてデザインされています。以下、外構のポイントをダイジェストでご紹介しましょう。
- カテゴリーサイン:ひと目で何のお店かわかるように、通り沿いにお店のジャンルをイラストで紹介
- 共用ベンチ・カウンター:お店の裏側にある小さな空間に、施設利用者向けの共用ベンチ・カウンターが点在。ポケットパークとしてのにぎわいが生まれるように
- お店前のテラススペース:お店の前にテラス席やお店の滲みだし空間として開放
- オープンスペース:フリーマーケットやマルシェなど、みんなで集まれる墓所として運用検討中
- みんなの掲示板:高架下や街のイベント告知が集約された掲示板を設置予定
- 駐輪場:不正駐輪の解消など
「GAKUDAI PARK STREET」に集まる個性豊かなショップ
それではさっそく「GAKUDAI PARK STREET」に参加している各店舗をダイジェストでご紹介していきましょう。
CREPE by SIDER
「CREPE by SIDER」はりんごの果実酒シードルとブルターニュ地方の本格ガレット、クレープが楽しめるお店。当初の予定よりオープンがずれ込み、12月24日(火)に開業となりました。
フランスから初上陸のナチュールシードルや、ブルターニュ名物のガレットソシス、クレープなどなど。学芸大学店ならではの特製スイーツも続々登場しています。
洋食ムチュ
昼はクラシックな洋食屋、夜はカジュアルなビストロとして人気の「洋食ムチュ」。オーナーの有川さんは、学芸大学駅から約5分のところにある「酒場 浮雲」を2019年にオープンさせ、「洋食ムチュ」はその2店舗となります。
M&Trees Flower and Plants
2024年2月にオープンした「M&Trees Flower and Plants」。センス溢れるブーケやアレンジメントが評判のまちのお花屋さんです。
以前は駒沢通り沿いに店舗を構えていたとのこと。学大エリアのお客様の好みを踏まえ、時にははっとするような個性的な花を仕入れているそうです(参照:みんなでつくる学大高架下のnoteより)。
気に入れば1輪から購入もOK。お店ではお花の他、アロマオイルやアフリカ布の雑貨を扱う「Lien」と、佐賀県でプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーの教室を営む「FELICE FLOWERS」(林愉香)の3つのお店が集まった複合ショップになっています。
COUNTER BOOKS
「COUNTER BOOKS」は8月にオープン。学芸大学駅近くにあるカルチャースペース「路地裏文化会館C/NE」(運営合同会社ウェルカムトゥドゥ)が、1928年(昭和3年)駅前に創業した書店「恭文堂」と連携した新刊書店です。
カフェバーも併設し、イベントも開催。
「路地裏文化会館C/NE」は株式会社カタルの井澤梓さんが仕掛け人となっている地域密着型のイベント「学大路地裏偏愛祭」の舞台にもなっています。
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PARLOR OKUMURA
7月開業の「PARLOR OKUMURA」。クラフトビール店を中心に都内各地でアメリカ・テックスメックス料理を提供してきたキッチンカー「オクムラパーラー」の実店舗です。
学芸大学駅周辺を拠点としてきたので、地元の方には嬉しいニュースでした。
TUTU(トゥトゥ)
フォカッチャとナチュラルワインのお店「TUTU」は11月にグランドオープン。地元で人気のイタリアン「リ・カーリカ」、恵比寿にある「ta.bacco」など、数々の人気店を生み出してきた株式会社タバッキが手がけています。
フォカッチャは毎日お店で焼き上げており、お料理とワインを気軽に楽しめるイタリアの街角にあるような雰囲気のバールです。
古本遊戯 流浪堂
地元から愛され、惜しまれつつ休業してきた「古本流儀 流浪堂」。「GAKUDAI PARK STREET」の駅貼りポスターに書かれていた「あの古本屋が戻って来た」というキャッチコピーを見て、心を躍らせた人も多かったはずです。
【目黒区】本好きには吸い込まれてしまうような魅力がある「古本遊戯 流浪堂」、学芸大学駅高架下・GAKUDAI PARK STREETに復活
外装も内蔵もガラリと変えて、明るく開放的になった空間には、オーナーの二見さんならではの“見せ方”と“カテゴライズ”で本を魅力的にディスプレイしています。
この他、2012年4月から開業している靴やバッグの修理を請け負う「愛着工房」、輸入食品とワインを扱う「Carnival」、2023年5月にオープンしたカジュアルビストロ「学芸大Wine Table」も。
そして2025年には旧・学大小路にあった100円ショップ「ダイソー」が移転・拡大オープン予定となっています。
碑文谷公園よりには「GAKUDAI COLLECTIV」もオープンし、ますます活気づく学大高架下。またゆっくりと訪問したいと思います。
↓「GAKUDAI PARK STREET」の場所は旧・学大小路になります。