【目黒区】不動産事業などを手がけるバレッグスが「この街の食堂」を始めた理由とは?7月からは「子ども食堂」も定期開催

この街の食堂 学芸大学

2025年6月、学芸大学東口商店街の中にオープンした「この街の食堂」。同じ商店街の中にある株式会社バレッグスが手がけたコミュニティダイニングです。

バレッグスの社員向け福利厚生食堂として営業しつつ、地域の方々への感謝の気持ちを形にし、世代を超えた交流が生まれる憩いの場として提供したいという思いで始めた取り組み。

平日のランチタイムに街の食堂として開放する他、7月から毎週土曜日に「子ども食堂」の定期開催を始めました。

子ども食堂開催のお知らせ

今回は執行役員 新規事業開発室⻑として「この街の食堂」を企画した提坂直也(さげさかなおや)さん・料理長である鈴木健太さんにインタビュー。

料理長・店長

写真向かって右が提坂さん、左:料理長の鈴木さん

食堂オープンまでの経緯とこれから取り組みたいことなどについてお話いただきました。

目黒区学芸大学駅を中心に、ビジネスを広げてきた株式会社バレッグス

バレッグス学芸大学

学芸大学東口商店街の中にあるバレッグス本店

不動産の売買や賃貸の仲介などを行ってきたバレッグスが、なぜ食堂を始めたのでしょうか。きっかけは2024年9月に東京証券取引所「TOKYO PRO Market」への上場だったといいます。

1991年3月に代表取締役社長・大本朋之さんが株式会社バレッグスを創業。現在、本店は学芸大学東口商店街の中にあります。

地元に育ててもらった恩返しとして「この街の食堂」をスタート

2024年9月に上場したバレッグス

大本さんは目黒区の出身。上場をきっかけにバレッグスの本店がある学芸大学駅周辺で、地域に貢献できる何か新しいビジネスを始めたいと考えたそうです。

その思いを受け、新規事業開発を担当している提坂さんが企画したのが、手作りで温かくリーズナブルに食べられる食堂を作ろうというアイデアでした。

「住みやすいと評判の学芸大学駅周辺ですが、最近ではメディア等にもよく取り上げられて人気の街に。1人、2人ならなんとか住めるけど、子どもが生まれてファミリーになると家賃が高すぎて引越しせざるを得なくなるという声をよく聞いていました。

さらに円安・物価高の影響もあり、ランチの値段もうなぎ上り。せめてお昼ご飯ぐらいはおいしいものを手頃な値段で食べられたら…。

バレッグスがこの街に育ててもらってきた恩返しになるのではと考えました」と提坂さん。

誰もが気軽に訪れてホッと一息つける「この街の食堂」

この街の食堂は自社ですべて手掛けてオープン

バレッグスでは不動産だけではなく、建設・建築・土木・解体工事の企画、調査、設計、施工、請負、監理及びコンサルティング業も手掛けています。

同じ学芸大学東口商店街の中にあった建築部の打ち合わせスペースとして利用していた場所に目を付け、「この街の食堂」としてリニューアルすることにしたそうです。

この街の食堂のコンセプトは昭和レトロ

「外壁をリフォームして、内装は昭和レトロな食堂の雰囲気を再現させました。すべて自社で手掛けたので思い描いていた“街の食堂”というコンセプトにぴったりなお店にすることができました」とおっしゃっていました。

社員が活き活きと働きやすい環境を作り、街の賑わいにも貢献

この街の食堂のスタッフは直接雇用

(画像提供:株式会社バレッグス)

バレッグスでは食堂を運営するスタッフは直接雇用しており、質の高いおもてなしを目指しているそうです。

社員が活き活きと働ける職場であれば、お客様へより良いサービスの提供に繋げていけるはず。「この街の食堂」は栄養バランスに配慮した温かい食事を提供すると同時に、部署や役職を超えた自然なコミュニケーションが生まれる空間でもあります。

収益は求めず地域貢献に

さらに地域社会の一員として、この街で暮らし、働いている人々にもおいしくて健康な食生活をお裾分け。食堂の運営は収益を目的とした事業ではなく、地域コミュニティへの貢献、そして街の賑わいづくりへのささやかな寄与になればと提坂さんはおっしゃっていました。

滑り出しは絶好調!連日満席が続く「この街の食堂」

この街の食堂ランチメニュー

「この街の食堂」では栄養バランスに配慮した定食物の他、どんぶり物、ナポリタンやオムライスなどの洋食、チャーハン、蕎麦・うどんなどをラインナップ。まさに街の「ザ・食堂」といったメニューです。

しかもどのメニューも1,000円以下で小鉢の種類も豊富。メニューに合わせて小鉢をいろいろ組み合わせれば、自分好みにアレンジも可能となっています。

料理長である鈴木さんは以前、ホテルの洋食ダイニングを任されていたため、一番苦労したのは食材の仕入れやコストの管理だったそうです。

自分のキャリアップを含め、何か新しいことにチャレンジしたいという思いはあったという鈴木さん。「ホテルの厨房とは異なり、お客様との距離が近い“街の食堂”で腕を振るうのも面白いのでは」と感じ、「この街の食堂」料理長募集に応募したとのことです。

テイクアウトのお弁当も検討中

この先、「この街の食堂」では近隣の会社に勤めている人のためにテイクアウト用のお弁当や、ハッピーアワーのチョイ飲み営業も考えているということで、ますます忙しくなりそうですね。

未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、「子ども食堂」を7月から定期開催へ

子ども食堂の定期開催を7月からスタート

バレッグスでは「この街の食堂」を地域に開放する活動の一環として、6月21日(土)に「子ども食堂」を開催。7月から毎週土曜日に定期開催をし、継続的な地域交流の場を創出しています。

NPO法人等と連携する形ではなく、バレッグス社員のボランティアが主体となり、近隣企業や近隣住民の方にもボランティアとして参加していただきながら運営。一時的な社会貢献活動ではなく、地域コミュニティへ深く根差していきたいという考えからです。

子ども食堂で地域に貢献

(画像提供:株式会社バレッグス)

メニューは栄養バランスを考慮した温かい手作りのお料理を提供。なくなり次第終了となります。

お子様とその親御様および同伴者様なら利用可能。予約は必要なく、開催時間内に直接店舗へ足をお運びください。

こちらの活動に共感し、ボランティアとしてご協力いただける企業、個人の方を募集しているとのこと。皆様、ぜひお気軽に問合せてくださいね。

ちなみにバレッグスでは旅館等観光施設経営なども手掛けており、伊東温泉に1日1組限定の貸切別荘旅館「BLR(バレッグスラーニングリゾート)」を運営。

提坂さんはこちらの新規事業も担当されています。自家源泉天然100%の源泉かけ流し温泉や屋外BBQ施設などを完備。

同窓会旅行やサークル合宿、社員研修などにもぴったりな施設です。興味があるかたはぜひ!

■取材協力

株式会社バレッグス

↓「この街の食堂」の場所はこちらになります。

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