【目黒区】「誰ひとり取り残されない町」を目指して活動を続ける「チーム防災めぐろ」。オリジナルで”防災手ぬぐいポーチ”を企画・発売しています
「チーム防災めぐろ」は目黒区在住の有志で結成した防災コミュニティ団体。立ち上げたばかりの頃、発足メンバーの1人である前澤彩さんに取材させていただいたことがあります。
その後、住民目線の防災についてSNSで情報発信、自治会と連携して防災をテーマにしたイベントを開催するなど、地域との交流を深めています。
今回は「第49回目黒区民まつり」に出展するという情報をいただきましたので、おじゃましてきました。
オリジナルの「防災手ぬぐいポーチ」の販売とワークショップの開催
「チーム防災めぐろ」が出展していたのは「目黒区民センター 屋外プール」の辺り。
「防災手ぬぐい」は「チーム防災めぐろ」のメンバーが一緒に考えたオリジナル(実用新案登録第3252882号)のもので、手ぬぐいとしての用途はもちろん、ポーチ状に縫うことで普段は小物入れとして活用できます。
手ぬぐいには「もしもの時のお役立ちメモ」が印刷されているので、とても参考になります。
薄手で軽くて持ち歩きにも便利。いろんな用途で使いまわしもできるので1枚、カバンに入っていると安心ですよ。
子どもたちはスイスイ、大人たちは老眼との闘い!?
せっかくなのでワークショップに参加し、「防災手ぬぐい」を使ったポーチづくりに挑戦です。久しぶりのお裁縫にドキドキ、近視の老眼なのでメガネを外して作業開始。
まずは手ぬぐいを広げて折り畳み、縫う準備をします。針に糸を通すのが困難なので、スタッフの方があらかじめ通しておいてくれたものを提供してくれるのはありがたいです。
お向かいで作業されていた男性の方も近視のようで「メガネを外して」奮闘中。
イラストを工夫されているので、縫う場所がすぐにわかるようになっていました。折りたたんだ場所がずれないようクリップ止めして縫い始めます。
あまり細かくなくおおざっぱに縫うのがポイント。いざというときに糸を外して、すぐに手ぬぐいに戻し、防災に役立てることができるようにしておきます。
縫い終わった防災手ぬぐいポーチは、縫い目が内側にくるようにくるりとひっくり返して出来上がり。普段は防災メモなどが見えないようにできるので、気にせずに使えますよ。
ワークショップはお子さまたちに大人気だった様子。私が参加した回も小学生の方が1人いらっしゃって、スイスイ針を動かし、あっという間に完成させていました。
縫いあがった「防災手ぬぐいポーチ」は丸めたダウンジャケットも入る大きさ
この出来上がった「防災手ぬぐいポーチ」の中に、ダウンジャケットをくるくる丸めて入れてみました。都内ではまだダウンジャケットを着る寒さではないですが、山歩きの場合、かなり気温が下がるのでリュックの中に入れて持ち歩くのに便利なのではないかと考えたからです。
天候が悪くなった時、手ぬぐいに戻してマフラー代わりにしたり、濡れた上着などを拭けるし…と、応用がききます。しかも荷物をコンパクトにまとめられる上、軽いので邪魔にならない、といいことずくめなのではないでしょうか。
「チーム防災めぐろ」ではこちらの「防災手ぬぐい」を販売されているので、気になった方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
直近では2025年11月29日(土)に下目黒のこぶしえんで開催される「第5回 東部地区ふれあいフェスティバル」にも出展されるとのこと。

(画像提供:チーム防災めぐろ)
気になった方はぜひ、こちらにも足をお運びくださいね。
また「チーム防災めぐろ」では一緒に活動していただける仲間を随時募集。特別なことをするのではなく、普段の暮らしの中でそれぞれが備えられることを実践的に考える、目黒という地元で繋がることで”いざという時”に気軽に助け合えることを目的として活動されています。
今回のようなワークショップ、「防災クッキング」「防災謎解き」なども企画してくださるので、興味をもたれたPTA、自治会の皆様もぜひ、お問合せくださいね。
■取材協力