【目黒区】地域密着のユニークなイベント「王田土人 街灯観察記録 ゆるやかな迷子」開催!自由が丘「gallery yururi」で7月23日(金)から3日間
自由が丘の銭湯「みどり湯」に併設されているアートギャラリー「gallery yururi」で地域密着のユニークなイベント「王田土人 街灯観察記録 ゆるやかな迷子」が2021年7月23日(金)~25日(日)の3日間、開催されます。
王田土人(おうたつちひと)さんは、普段は会社員として勤務されている傍ら、作家やライターとして活動。散歩のウェブメディア「サンポー」で、世田谷区の街灯を見て回る散歩「世田谷区街灯図鑑」などを連載しています。
自転車通勤でなんとなく吸い寄せられた街灯の魅力を描いた作品を紹介
今回「gallery yururi」で開かれる王田土人さんの個展。商店街などでよく見かける“街灯”をテーマに描いた作品になっています。
「ちょうど個展が終わった直後で、少し息切れしていた時期だったこともあり、肩の力を抜いて描けるものを探していました」と王田さん。なんとなく街中を観察していると、街灯に惹かれることが多かったので、意識して観察し、今回の作品作りにつながったそうです。
王田土人さんにとって街灯の魅力とは?
王田土人さんにとって街灯の魅力とはどんな点なのでしょうか。
「似たような形状に見えてもよく観察すると、街灯には色々な形や表情があります。
例えば夜の街で、街灯の光が奥に向かって規則的に並んでいる光景は、何となく別の世界への入り口のような感じがし、空間としての魅力も感じます」。
昼間見る街灯は色や形、個としての魅力をしっかり観察できるおもしろさがあるという王田さん。
街灯のデザインや色の他に、生活空間と街灯との関わりを観察するのもおもしろい。ゴミ置き場にされていたり、家の敷地に入っていたり、リニューアルの途中だったり・・・。
個展では、王田さんの目線でとらえた街灯のある街の風景、地元の魅力を再発見することができそうです。
個展のタイトル“ゆるやかな迷子”とはどんな意味?
王田さんが今回の個展につけたタイトル「ゆるやかな迷子」とはどんな意味なのでしょうか。
良く知っている場所でも、行ったことのない道を一本入ってみると、知らない場所に入り込んだような迷子の気分を味わったたことはありませんか?
「小さな路地裏に思いがけない街の顔が現れたりします。街灯は街の“知らない顔”の一つ。個展ではその魅力を再発見するきっかけになっていただければ嬉しいです」。
見慣れているはずの街が知らない街のように感じる。でもすぐに帰ってこれるので本物の迷子にはならない。その絶妙な感覚を表現したのが「ゆるやかな迷子」というタイトルだったというわけですね。
良く知っているはずなのに、知らない一面をのぞかせる街としての象徴としての“街灯”
地元の商店街で普段買い物をしたり、通勤・通学で毎日通り抜けていても、街灯に注目して歩くことはほとんどないのではないでしょうか。
商店街入り口にあるアーチや、お店のファザード、看板、公園などなど。普段見慣れた景色になってしまうと特に注目することはありません。
しかし、視点を変えてみると街には意外におもしろいものが転がっていると気づくのでは?私も「なんとなく」訪れていた目黒不動尊で見かけた変な(?)狛犬に気づき、深堀することになってしまいました。
王田土人さんは、町中にある「街灯」に引き寄せられたというわけですね。
王田土人さんの個展は「gallery yururi」で2021年7月23日(金)から3日間開催
「gallery yururi」で開催される個展では、大井町線沿線を中心に世田谷区や目黒区などの街灯を紹介されるそうです。王田土人さんの視点で描かれた街灯の絵がずらり。自分たちが暮らす街の見え方が変わるかも。
ぜひ、足を運んで「ゆるやかな迷子」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
イベント開催日に王田土人さんと一緒に街灯を見るお散歩ツアーも企画されています。興味がある方はぜひ!SNSで告知される予定です。
「王田土人 街灯観察記録 ゆるやかな迷子」個展概要
場所:自由が丘 みどり湯「ギャラリーyururi×茶室」
会期:2021年7月23日(金)・24日(土)・25日(日)12時~20時
問合せ先:Twitter・Instagram
セツ・モードセミナー卒業。
会社員として勤務する傍ら、作家やライターとして活動。
散歩のウェブメディア「サンポー」にて、世田谷区の街灯を見て回る散歩「世田谷区街灯図鑑」などを連載。
・2019 個展「瑞兆」準備中(学芸大学)
・2020 個展「裏庭日記」COYAMA(武蔵小杉・向河原)