【目黒区】目黒本町にある清水池公園!都内では希少なヘラブナ釣りが楽しめ、しかも無料
目黒本町にある清水池公園は、ちょっと不便な場所にあります。東急東横線・学芸大学駅から徒歩約15分、東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩約17分です。
清水池を公園として東京都が開園したのは1935年(昭和10年)のこと。もともとは、碑文谷村共有の水田灌漑用ため池として活用されてきた場所でした。
目黒に区制が施行され、東京府荏原郡目黒町と碑衾町(ひぶすままち)が合併。東京市目黒区になったのを機に、公園となったものだそうです(目黒区ホームページより)。
1932年(昭和7年)に碑衾町(ひぶすままち)から目黒区になり、清水池公園が誕生
環七通り南側全域はかつて衾村と呼ばれていました。その後1889年(明治22年)に碑文谷村との合併で碑衾村へ。村から町へと“碑衾”の名は引き継がれましたが、目黒町との合併でなくなってしまったそうです(目黒区ホームページ・目黒の地名衾(ふすま)より)。
衾(ふすま)というのは目黒を代表する地名でしたが、いまその名を町名として引き継いでいる場所がなくなってしまっています。
清水池はもともと豊富な湧き水により、立会川の水源となっていた場所。公園となった後、隣接地などが寄贈され、現在の広さ(5,797.95㎡)になっています。
ヘラブナ釣りは無料!地元の釣り人から愛される清水池公園
清水池公園は目黒区内唯一の釣り堀として常に愛好家たちでにぎわっており、放流されているヘラブナの他、クチボソやコイなどの魚もいるとか。
釣りは無料で楽しめますが、エサや釣り道具などのレンタルはありません。釣った魚はリリースすること、四ツ網、吸い込み仕掛け、リール、かえし針は使用など、ルールを守って楽しみましょう。
釣りができる期間は4月~9月は6時~18時まで、10月~3月は7時~17時まで。毎週月曜は釣り禁止ですが、祝日や夏休み期間(7月21日~8月31日)はOKだそうです。
清水池のヘラブナたちは日頃から鍛えられている!?らしく、なかなか釣れないとの噂。釣り好きの方にとってはなかなか手ごたえのある釣り場、ということですね。
清水池公園の西側には「池之上開運弁財天」
清水池公園の西側には鳥居があり、池之上橋を渡った先には「池之上開運弁財天」が祀られています。かつては清水池の中にある浮島にあった祠をこちらに移したそうです。
弁財天は七福神でもおなじみで、元はインド・ヒンドゥー教の神様である“サスラヴァティ”。音楽や芸能などの神様といわれています。
サスラヴァティは川を神格化した神様で、田畑に豊穣をもたらす存在。湧き水が枯れないよう、田畑をうるおすよう、碑衾村人々が清水池の守護神として建立したものだそうです。
緑豊かで木陰がいっぱい!夏の暑い日でも涼しい憩いの場所
清水池公園はたくさんの樹が植えられており、あちこちに涼しげな木陰を作っています。公園の奥には子どもが遊べるアスレチックスペースもあり、たくさんの方がお子様連れで遊びにきていました。
公園にはオートバイや自転車を停めるスペースもあって便利。
駅からは離れていますが、住宅街の中にあるので、気軽に遊びに行ける憩いの場になっています。
清水池公園前にはぶどう棚のあるカフェ「Theパーラー」
清水池公園と道路を挟んだ向かい側には、エスニックなメニューが楽しめるカフェ「Theパーラー」があります。公園を訪れた際は、店先に涼しげな木陰をつくるぶどう棚があり、たくさん実をつけていました。
清水池公園で遊んだ後はここでちょっとひと休みもできます。訪れた時期が夏だったので冷たいかき氷も提供されていました。
さらに店先には電動スクーター「LUUP(ループ)」のスタンドも。駅からすこし離れている清水池公園ならではのサービスですね。
清水池公園入口の斜め向かい側のマンション1階には、武蔵小山の「パティスリィドゥ・ボン・クーフゥ」がプロデュースするベーカリーカフェ「FARINA(ファリーナ)」が10月にオープン予定。
清水池公園にお散歩がてら訪れる楽しみも増えますね。
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