【目黒区】大好評のホテル雅叙園東京「大正ロマン×百段階段」にお邪魔してきました!会期は6月12日(日)まで

ホテル雅叙園東京「百段階段」

ホテル雅叙園東京の東京都指定有形文化財「百段階段」で、2022年4月16日(土)から開催されている「大正ロマン×百段階段」が大好評!文化財「百段階段」では季節ごとに企画展が行われていますが、大正ロマンをテーマにしたイベントは今回初企画だそうです。

【目黒区】4月16日(土)から「大正ロマン×百段階段」がホテル雅叙園東京でスタート、東京都庭園美術館企画展と相互割引もあります!

プレス向けに開催されたツアーガイドに参加したので、心躍る華やかな世界観や見どころをレポートしたいと思います。また、期間中に同時開催されているお食事プランやフォトウェディングプランなども合わせてご紹介します。

「十畝(じっぽ)の間」は、旅のはじまりを思わせる「大正ロマンルーム」

「十畝の間」からスタート

「十畝の間」

文化財「百段階段」の一番下にあるお部屋は「十畝(じっぽ)の間」。荒木十畝さんが描いた四季淡彩花鳥の天井画や贅沢に施された螺鈿細工が印象的です。

こちらは旅の始まりを感じさせる展示ルームとなっていました。

姉妹の対比がドラマのよう

姉妹が旅支度を整えているシーンを切り取った場面では、準備万端の姉に対し、どの着物を持っていこうか迷う妹のあたふたした瞬間を表現するなど、まさに物語の1ページのようです。

「大正ロマン」らしい和洋折衷の生活空間

赤いじゅうたんやアンティークな家具で洋風な生活空間ですが、艶やかな柄の和装が大正期らしい世界観を演出。着物や洋装は松竹衣裳によるコーディネートで、おしゃれに敏感なモダン・ガールを再現しています。

フォトスポットもあり

お部屋の奥にはフォトスポットもしつらえてありますので、大正ロマンの世界を記念に残していきましょう。

「漁樵(ぎょしょう)の間」は、マツオヒロミさんが描く「百貨店ワルツ」の世界へ

漁礁の間は「百貨店ワルツ」

「漁樵の間」

豪華絢爛な極彩色の彫刻が施された「漁樵(ぎょしょう)の間」。こちらはイラストレーター・マツオヒロミさんの大ヒット作「百貨店ワルツ」とコラボレーションしたお部屋です。

「文具部」のディスプレイ

「文具部」のディスプレイ

大正から昭和初期にかけ、女性たちが憧れた百貨店の世界を再現。「呉服部」「美粧部」「文具部」などの売り場の様子を、マツオヒロミさんのイラストパネルと共にディスプレイし、当時の華やかな空気を感じさせてくれます。

百貨店ワルツの展示とともに日本橋三越の展示も

さらにこちらの展示ルームでは、日本橋三越本店の前身である三越呉服店が「デパートメントストア宣言」を発し、日本で最初の百貨店となった当時の貴重な写真も展示。

1935年当時の三越本店店内の様子を知ることができます。こういった資料を目にすることはなかなかできないので必見ですよ!

「草丘(そうきゅう)の間」には「大正浪漫喫茶室」が出現!

大正浪漫喫茶室が草丘の間に誕生

草丘の間

風景画を得意とした礒部草丘さんの描いた四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が欄間・天井に描かれている「草丘の間」。こちらには期間限定で和洋折衷の内装を施した喫茶室が登場しています。

お部屋の随所に美しいステンドグラスが飾られていますが、こちらは日本ステンドグラス作家協会に所属している方の作品だそうです。

日本ステンドグラス協会所属の作家による作品

ステンドグラスというと美しい色ガラスを使って描かれる教会の宗教画が思い出されます。明治期に入ると、それまで障子や襖が中心だった日本にも、ステンドグラスを使った建築物などが登場し始めました。

大正時代になると国産ステンドグラスが作られるようになりましたが、超高級品で流行の最先端を行く劇場やカフェなどでしか目にすることができないもの。

和洋折衷のステンドグラスは大正ロマンそのもの

和洋折衷のステンドグラスは大正ロマンそのもの

和の感覚でデザインされたステンドグラスは、まさに大正ロマンならではのレトロな雰囲気を感じさせるシンボルというわけですね。

大正喫茶室でケーキとコーヒー

「大正浪漫喫茶室」でバームクーヘンとアイスコーヒーをいただきました!

アイスコーヒーのグラスもレトロなデザインで雰囲気たっぷりです。

アイスコーヒーの氷もコーヒーで作られていた

アイスコーヒーを飲み終えてびっくり。氷もコーヒーで作られており、溶けても味が薄まらないように気配りされていました。

「静水(せいすい)の間」「星光(せいこう)の間」では竹久夢二の世界観をたっぷりと

竹久夢二の作品を展示「静水の間」「星光の間」

「静水の間」

「静水の間」は、格天井に描かれている扇絵が印象的なお部屋。「星光の間」は、四季の食材や草花図をモチーフとした絵が描かれているお部屋です。

こちらの2間を使って、大正ロマンを代表する竹久夢二作品を「港屋絵草紙店」「美人画」「童画」「セノオ楽譜」の4カテゴリーに分け、約50点紹介しています。

竹久夢二の美人画

竹久夢二というとどうしても美人画というイメージでしたが、夢二自身が3人の男の子の父親ということで童画も数多く残しているそう。

また、夢二がグラフィックデザイナーとしての才能を発揮したのが「セノオ楽譜」だったとか!

夢二がイラスト・デザインを手がけた楽譜

夢二がイラスト・デザインを手がけた楽譜

妹尾幸陽が国内外の名歌と名曲を紹介するために出版していた楽譜集のうち、270余点の表紙絵を手掛けたそうです。

実は夢二自身も作詞家になりたかったそうで、彼自身が書いた24曲が含まれています。なかでも大正7年発表「待宵草(宵待草)」は有名とのこと。

夢二の意外な顔を知ることができました。

「清方(きよかた)の間」では、明治・大正・昭和のレトロなガラス製品を展示

清方の間

「清方の間」

清方の間は近代美人画の巨匠である鏑木(かぶらき)清方さんが手掛けた四季草花、四季風俗美人画が飾られているお部屋です。

こちらでは明治・大正・昭和期のガラス製品が展示されています。

旭屋ガラス店「ランプシェード」

旭屋ガラス店「ランプシェード」

旭屋ガラス店は1927年(昭和2年)創業。昭和時代の国産型板ガラスを使い、お皿や小物、ランプシェードなども制作しています。

昭和のレトロ感をたっぷりな柄模様は今見るとむしろおしゃれで斬新なイメージ。

石塚硝子の「アデリア」グラスウェア

石塚硝子の「アデリア」グラスウェア

そして、花や動物などをモチーフにしたレトロかわいいガラス製品は、石塚硝子の「アデリア」です。創業200年を迎える老舗ガラスメーカーの食器ブランドで、昭和の家庭で使われていたアデリアのグラスウェアを現代に蘇らせた商品。

真っ赤なさくらんぼとクリームソーダーが似合いそうなグラスですね。

HARIOのガラス作品

HARIOのガラス作品

そしてビーカーや耐熱ガラス製品などを手掛けているHARIO。1921年(大正10年)創業のメーカーです。

創業当時は職人がひとつひとつ手作業で理化学器具や食器を作っていたそうです。屋号である“HARIO”はガラスの王様「玻璃王」に由来しています。

機械化が進んでいる現在ですが、再び原点に立ち返り、ガラス職人が丹念につくった作品をお届けしたい、また手仕事の技術を次世代に残したいという思いで耐熱ガラスに新たな命を吹き込んだ作品が生まれています。

この他、1899年(明治32年)に東京で創業した廣田硝子の器も展示。明治大正時代に盛んに使われた日本独自の成型方法で作った乳白色のガラス器「大正浪漫ガラス」や、昭和に成型した型を今でも大切に使って作る可愛らしい花のような器「雪の花」など、レトロな雰囲気をまとった硝子の世界を堪能できます。

「頂上の間」では“目黒雅叙園”の歴史にまつわる展示やフォトスポットも!

大正浪漫の演出が施された「頂上の間」

「頂上の間」

文化財「百段階段」の一番上に位置する「頂上の間」。今回の大正ロマンに合わせて、真っ赤なじゅうたんやステンドグラスで華やかにディスプレイされてました。

頂上の間に設置されたフォトスポット

レトロな柄の背景を用意したフォトスポットもあります。

レトロな建築が雰囲気たっぷり

昭和初期に建てられた文化財「百段階段」の趣ある意匠にモダンなカーテン。モダン・ガールを気取って写真撮影はいかがですか?

目黒雅叙園時代の貴重な資料

そして、旧・目黒雅叙園時代の貴重な資料も展示。長く目黒で暮らしてきた方は、いまもここは“目黒雅叙園”だと愛着を持っていらっしゃるようです。

旧・目黒雅叙園時代の資料

当時の様子がわかるパンフレットなどは、とても懐かしく感じられるのではないでしょうか。当時の建物で使われていた装飾金具なども展示されていますので必見ですよ。

大正ロマンをテーマにしたお土産も!文化財「百段階段」の中にある「ミュージアムショップ」

百段階段のミュージアムショップ

大正時代をタイムスリップした後は、文化財「百段階段」の中にあるミュージアムショップでお土産を探していきましょう。

マツオヒロミ「百貨店ワルツ」

マツオヒロミさんの「百貨店ワルツ」やガラス製品なども購入することができます。

大正ロマン好きの方にとっては見逃せない品揃えに。企画展は6月12日(日)までですのでぜひお見逃しなく!

▼「大正ロマン×百段階段」開催概要

【開催期間】2022年4月16日(土)~6月12日(日)、11時30分~18時(最終入館17時30分)
※5月25日(水)は休館
【開催会場】ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
入場チケット購入はこちら≫
入場券+ランチセットの予約はこちら≫

レトロな着物でお食事や文化財見学が可能なプランも!6月1日(水)からは「浴衣プラン」もスタート

レトロ着物プラン

レトロ着物プラン(画像提供:ホテル雅叙園東京)

大正ロマンの世界観にひたりたいという方なら、レトロな柄の着物でお出かけしたいですよね。そんな方のために、着物の着付けとレストランでのお食事、「大正ロマン×百段階段」入場券をセットにした「レトロ着物プラン」があります!

着物を着て文化財見学

(画像提供:ホテル雅叙園東京)

着物と帯は約50種類の中から選べ、プラン料金にはレンタル代、着付け、簡易ヘアセット、レストランでのランチやアフタヌーンティー、入場券がすべて含まれています。5月25日(水)を除く、6月12日(日)まで利用可能です。

また、2022年6月1日(水)からは「浴衣プラン」もスタート。

浴衣の着付とお食事がセットになった「浴衣プラン」

浴衣プラン(画像提供:ホテル雅叙園東京)

こちらは9月30日(金)までで、約200種類の浴衣を取りそろえ、帯や下駄も自由に選べます。スタッフが着付けてくれるので安心。

食事は館内のレストランでランチ、アフタヌーンティー、ディナーから選べます。

着用した浴衣、帯、下駄はすべて持ち帰るので、時間を気にせずにゆっくり過ごせるという嬉しいプラン。文化財「百段階段」で行われている企画展にも半額で入場できる優待もあります。

浴衣姿で美しい庭園を散策

(画像提供:ホテル雅叙園東京)

またオプションとして、ヘアメイクや写真撮影(1週間前までに要予約)なども申し込めるとのこと。デートやお友だちとの記念にぜひお願いしてみてはいかがでしょうか。

▼「レトロ着物プラン~レストランと文化財見学」開催概要

【開催期間】2022年6月12日(日)まで ※5月25日(水)は休館
【開催会場】中国料理「旬遊紀」、日本料理「渡風亭」、「RISTORANTE“CANOVIANO”」、「New American Grill“KANADE TERRACE”」でランチもしくはアフタヌーンティー
【受付】「渡風亭」で10時・10時30分・11時・11時30分
※「大正ロマン×百段階段」は自由見学で、着物は20時までに「渡風亭」へ返却
詳しくははこちら≫

▼「浴衣プラン」開催概要

【開催期間】2022年6月1日(水)~9月30日(金)まで
【開催会場】中国料理「旬遊紀」、日本料理「渡風亭」、「RISTORANTE“CANOVIANO”」、「New American Grill“KANADE TERRACE”」でランチ、アフタヌーンティー、ディナー
※7月11日(月)~8月31日(水)のアフタヌーンティーは、Cafe&Bar「結庵」で提供
【受付】「New American Grill “KANADE TERRACE”」で10時・10時30分・11時・11時30分
詳しくははこちら≫

日本で初めての総合結婚式場で「レトロ写真婚プラン」

レトロ写真婚プラン

(画像提供:ホテル雅叙園東京)

料亭からスタートし、日本で初めての総合結婚式場として90年以上の伝統を受け継いできたホテル雅叙園東京。その貴重な美術品や文化財の中でレトロなウェディング写真を撮影できる「レトロ写真婚プラン」も同時に発売中です。

こちらは6月30日(木)までの平日限定で、「南風階段」「披露宴会場(鷲、花苑、清風より1箇所)」「ロケーション(滝前、玉砂利、アトリウムガーデンより1箇所)」のフォトスポットから選べます。

南風階段

南風階段(画像提供:ホテル雅叙園東京)

さらに、5月13日(金)からは、6月・7月平日撮影限定「サマープラン」もスタート。結婚式や披露宴とは別に写真だけ撮影したい、というカップルにおすすめの内容となっています。

ホテル雅叙園東京の入口

「大正ロマン×百段階段」をはじめ、楽しい企画やプランが実施されるホテル雅叙園東京。初夏のお出かけにぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■情報提供
ホテル雅叙園東京

↓「ホテル雅叙園東京」がある場所はこちらになります

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