【目黒区】地元で話題の「田中惣菜店」に行ってきた!お惣菜が主役のパンは斬新なアイデアが光る逸品
碑文谷にある「田中惣菜店」はオープン前から地元で話題になっていたお店。夏の暑さにやられて、なかなかおじゃますることができませんでした。
最寄り駅は東急目黒線西小山駅(徒歩約12分)になりますが、武蔵小山の平和通り商店街に用事があったため、そのままお出かけ。おしゃれだけど温かみのある店構えが素敵なお店を取材させていただきました!
パン製造もお惣菜販売も、お店を開く前は全くの未経験でスタート
オーナーである田中若菜さんがお店を開くきっかけとなったのは、「お酒のおつまみとして楽しめるお惣菜パンがあったらいいのに」ということから。
もともとパンは好きだったそうですが、お気に入りのパン屋さんが少なかったため、自分で食べたいと思うパンを作ってみたいという想いからスタートしたそうです。
お酒好きのスタッフ3名で切り盛りする「田中惣菜店」ですが、パンを焼いた経験はなく、お店をオープンさせる前に半年間勉強したとのこと。田中さんご自身、元看護師ということで飲食店の経験もなかったそうです。
そのまま食事として楽しめるお惣菜パンであり、おつまみとしてお酒にも合うもの。栄養バランスのよいお惣菜があくまでも主役、ということで店名もベーカリーやパン屋ではなく「田中惣菜店」にこだわっています。
子ども連れでの来店、子どもだけの来店も歓迎してくれる「田中惣菜店」
店内はセンス良くまとまっているスマートなインテリア。白を基調にナチュラルな木を組み合わせた、清潔感のあるディスプレイも素敵です。
そんな店内の片隅にお子様用の落書きコーナーがさりげなく置いてあります。
オーナーである田中さんも含め、スタッフも主婦であり、お母さんであるとのこと。
碑文谷界隈は子育て中のファミリーも多く、お子さん連れで来店された際に、お買い物する間、退屈しないようにという素敵な配慮ですね。
パンに使われているお惣菜はもちろん手作り、ソースまでこだわった独創的なパン
自宅でお酒を飲む場合、通常なら何かお惣菜やチーズなどを用意して、バケットを買ってという感じですが、こちらの場合、それが全部一つにまとまっている感じ。
「たくあんパン」「たこわさ」など、酒飲みのハートをわしづかみです。
もちろんお食事系の惣菜パンも充実。主婦目線でいえば、これだけのお惣菜をすべて手作りしているとは凄すぎます。
スイーツ系のパンもあるので、甘いもの好きにも嬉しいラインナップ。
ご家庭ではマネできないバリエーションというところも「田中惣菜店」の魅力ですね。
パンに使うバジルは自家農園で育てた無農薬のものをさりげなく使用。
カレーもスパイスから調合して作っているそうです。
食べておいしい、健康に良く安心なお惣菜を一つひとつ手作りとは!まったくの未経験、ゼロからのスタートというのが信じられません。
「田中惣菜店」のパンをいただきました!
いろいろ悩んだ末、にんにくたっぷりの「マヌルパン」、ほぼたこ焼きの「たこぱん」、「生のりとしらすペペロンチーノのブルスケッタ」、大分県産のみどりバターをはさんだ「マラサダ」を購入。
家に帰るまでに形が崩れてしまったので写真はなしです。
どれもこれまで食べたことのないおいしさ。特に「生のりとしらすペペロンチーノのブルスケッタ」は、ワイン好きにはたまらない組み合わせでした。
「マラサダ」も甘さ控えめで軽い食感。みどりバターはコクがあるのにしつこくなく、自然なミルク感が感じられるやわらかな味わいにびっくりです。
来年から、パンの冷凍便もスタートさせる予定とのこと。遠くてなかなか足を運べないという方は助かりますね。
お店の前に置いてあるベンチで、テイクアウトしたパンを食べるのもOK。今度は焼きたてパンを買って、ここで食べたいと思います。
■取材協力
↓「田中惣菜店」がある場所はこちらになります。