【目黒区】コーヒー豆の焙煎機を併設、学芸大学駅が最寄りの「Factory & Labo 神乃(かんの)珈琲」は居心地抜群、日本人の心に響くカフェ
東急東横線・学芸大学駅や祐天寺駅にお住まいの方におすすめのカフェは?とたずねると、高確率で名前が挙がる「Factory & Labo 神乃(かんの)珈琲」。目黒通り沿い、東急バス 目黒営業所のはす向かいにあります。
「神乃珈琲」はドトール・日レスホールディングスが手がけるハイクラスブランド。中でも目黒郵便局に近い「Factory & Labo 神乃珈琲」はロースタリー(焙煎機)を併設しており、コーヒー豆の栽培・仕入れ・焙煎・挽き・抽出・提供までのすべてのプロセスを究極まで突き詰めた特別な店舗です。
学芸大学駅からは徒歩約10分と少し歩くのですが、屋根までの大きな開口部はすべてガラス張りで開放感たっぷり。交通の激しい目黒通りと建物の間に植えられた木々が、別世界のような癒し空間を演出しています。
今回ようやくおじゃますることができたので、ご紹介したいと思います。
まずは席の確保が最優先!2階にお1人様用の席をキープ
セルフサービスの人気カフェならどこもそうだと思いますが、まずは席を確保しておくのが最優先です。日曜日の11時頃に来店したので店内はほぼ満席と賑わっていました。
2階に上がり、ゆったり座れるお1人様席を確保。注文をしに1階へ降ります。
研究所の職員さんのような白衣のユニフォームが“Labo”らしい「Factory & Labo 神乃珈琲」
入口正面にあるカウンターで注文します。コーヒーはお店ごとに微妙に変えているというオリジナルブレンド(月煎・神煎・陽煎)、そしてシングルオリジン(エチオピア イルガチェフェ、キューバ、マンデリンなど)の2タイプ。
この他、アイスコーヒーや水出し珈琲もラインナップしていました。ものすごい炎天下の中をJR目黒駅から約30分かけて歩いてきたのでアイスコーヒーの誘惑に勝てずアイスのカフェラテを注文。
また、朝ごはんを食べていなかったのでクロックムッシュもいただきます。
オリジナルブレンドやシングルオリジンのコーヒー、とても気になるので次回必ずリベンジします。
1階から2階まで、貫くように置かれている巨大な焙煎機
店内は1階から2階までの吹き抜け空間に巨大な焙煎機を設置。その周りをL字型に囲むようにカウンターや席が設えられています。
焙煎の様子はガラス越しにどの席に座っても見えるようになっていました。
「Factory & Labo 神乃珈琲」は店名が物語るように、工場見学に訪れたような、無骨で日本人の職人気質を思わせるような演出がされています。
コーヒーの焙煎シーンをどのように見せてお客様を楽しませるか、というコンセプトが感じられてとても興味深かったです。
混み合っていてもゆったりした気分でコーヒーが楽しめる「Factory & Labo 神乃珈琲」
アイスカフェオレとクロックムッシュ、いただきます。
「神乃珈琲」では日本人による日本人のためのコーヒーを追求。ブレンドは「和える」、抽出は「点てる」という表現からも、そのコーヒーに向き合う姿勢が感じられますね。
たっぷりと加えられたミルクに負けることなく、豊かで香り高いアイスカフェオレ。ボリューム満点のハム、チーズ、カリカリに焼かれたパンのハーモニーが絶妙なクロックムッシュもおいしいです!
2階席はほぼ満席でしたが、席と席の間の空間が絶妙で窮屈さを感じることはなく、程よく賑わいつつも落ち着いた時間を過ごせました。
ゆったりと読書を楽しまれている方も多く、学芸大学駅や祐天寺駅付近にお住まいの方に「好きなカフェは?」と質問すると「Factory & Labo 神乃珈琲」と答える方が多いのもうなずけます。
「Factory & Labo 神乃珈琲」の1階ではコーヒー豆やスイーツなどのお土産も購入可能
1階、入口の右手ではコーヒー豆の販売コーナーがありました。こちらでは購入前に試飲もさせていただけるようです。
オリジナルブレンドである「月煎(つきいり)」はコクのあるタイプ。グアテマラ産の豆を深めにローストし、ピーカンナッツのような力強い芳ばしさと、コクのある甘さを感じることのできるコーヒーです。
「神煎(かみいり)」は中浅煎で、神乃珈琲のメインブレンド。甘味、酸味、苦味のバランスがよく、キューバの持つローストナッツのような風味が楽しめるそうです。
「陽煎(ひいり)」はイルガチェフェの特徴を生かすために浅煎り。ジャスミンの花に似たフローラルな香りと、爽やかでフレッシュな風味が味わえるブレンドです。
この他、季節ごとの限定ブレンドもあるようなので、足繁く通ってしまいますね。
コーヒーのお伴に合いそうなクッキーもあるので、手土産としてよさそうです。
「Factory & Labo 神乃珈琲」はとてもモダンでおしゃれな建物なのですが、どこかレトロな香りや“和”を感じさせるインテリアや演出が素敵です。
小金井市にある「江戸東京たてもの園」で展示されていた、昭和のモダニズム×木造建築のパイオニア・前川國男邸を思い出しました。
日本人が飲んでおいしいと感じるコーヒーを追求する「Factory & Labo 神乃珈琲」。建物やその空間の雰囲気も含めて、日本人の魂に響く素敵なたたずまいのカフェでした。
ぜひまた時間を作って訪れたいと思います。
↓「Factory & Labo 神乃珈琲」の場所はこちらになります。