【目黒区】上目黒氷川神社御鎮座450年を記念して行われる上目黒郷土まつり「一心行列」、10月15日(日)は“ひとつ心に力を合わせて”楽しみましょう

一心行列が10月15日(日)に実施されます

地元からは疫病退散の神様として敬愛されてきた上目黒氷川神社。現在の山梨県上野原市から奉遷し、上目黒の地に御鎮座してから2023年に450年を迎えます。

上目黒氷川神社がこの地に御鎮座されて450周年という節目の年

450年という節目を迎えるにあたり、10月15日(日)に上目黒郷土祭りとして「一心行列」を企画。中目黒駅から上目黒氷川神社、そして最終的には目黒天空庭園・オーパス夢広場までのパレードを行います。

今回の「一心行列」開催にあたり、上目黒氷川神社の宮司である田中芳明さんに取材。前編では神社の歴史やご由緒などをご紹介しました。

【目黒区】御鎮座450年を迎える上目黒氷川神社の宮司さんにインタビュー、地元の拠り所として愛され続ける理由とは?

そして後編では「一心行列」について詳しくご紹介していきたいと思います。

コロナ禍で痛感した人との繋がりの大切さ、続けていくことの大切さ

上目黒氷川神社宮司・田中芳明さん

上目黒氷川神社宮司・田中芳明さん

今回企画された「一心行列」は、地域の文化や歴史に触れ、地域の一体感を共に楽しむ行事として行われる予定とのこと。プロジェクトの立ち上げから企画までの経緯を宮司である田中さんにお話を伺ってきました。

「上目黒氷川神社では地域の方が気軽に集い、境内テラスや移動マルシェ、境内でお月見、サークルの発表会など、さまざまなイベントを日頃から開催。多世代が集い、交流し、常に活気あふれる地元の方々の拠り所となってきました。

しかし、コロナ禍で様相が一変。大勢で集まること、外食を楽しむことが難しい状況が続き、地元の商店街も含めて活気を失ってしまいました」と田中さん。

そんな状況の中でも感染症対策に留意しながら、地元の方々のために、境内や神楽殿などを開放し、交流の灯を消さないよう努力を重ねてきたそうです。

上目黒氷川神社の神楽殿

「“一心行列”のプロジェクトがスタートしたのは2~3年前で、各町会の老若の担い手が何度も集まり、地域の多くの方々にご協力いただきながら企画を練り上げ、調整を繰り返してきました。

ここ1年ほどでようやく具体的な内容が固まり、10月15日(日)開催目前へとこぎつけてきたところです。

このプロジェクトを通して、地域の方々とともに心と力を一つに合わせて、地域のコミュニティを力強く再生し、街に活気を呼び戻し、より一層元気に出来たらよいなと考えています」とおっしゃっていました。

上目黒氷川神社御鎮座450周年、上目黒郷土祭り「一心行列」の概要

一心行列の概要

(画像提供:上目黒氷川神社)

上目黒氷川神社協力の元、上目黒郷土祭り 一心行列実行委員会主催で行われる「一心行列」。

駒澤大学吹奏楽部ダッキーズマーチングバンドを先頭に、各少年団、目黒石川県人会による金沢甲冑武者、目黒区長を乗せたオープンカー、猿田彦・神職、馬に乗った上目黒氷川神社宮司・田中さん、町内会の神輿・目黒囃子などが勇壮に華やかに山手通り、玉川通り(国道246号線)を行列する予定です。

山手通りには幟も設置

山手通り沿いには幟が設置されています

その数約800人!行列は中目黒駅前を10時頃出発し、山手通りを池尻大橋方面へと直進。13時前後に山手通り・玉川通りが交差する上目黒氷川神社下に到着し、宮司さんが下馬して参拝。

各神輿が上へと高く上げる“神輿さし”を行い、今度は玉川通りを連合渡御し、最後は目黒天空庭園のオーパス夢広場に15時頃到着してゴールとなります。

中目黒駅からスタートすることを選んだのは、かつては駅までが上目黒氷川神社の氏子だったことから。中目黒駅近くに鎮座する北野神社(上目黒氷川神社に合祀)の氏子とも、同じ旧上目黒村の一員として心を一つに行う初めての行事となるそうです。

▼上目黒郷土祭り 一心行列概要

【開催日時】2023年10月15日(日)10時~15時
※雨天決行
後援:目黒区
協力:警視庁 目黒警察署/目黒消防署/目黒消防団/駒澤大学吹奏楽部ダッキーズマーチングバンド/目黒交通少年団/目黒区海洋少年団/目黒消防少年団/目黒石川県人会/目黒囃子上目黒保存会/トヨタモビリティ東京株式会社/あおば医院/中目黒駅前商店街振興組合/池尻大橋駅前商店会/駒場東大前商店会/特定非営利活動法人大橋エリアマネジメント協議会/駒場町会/氷川台町会/上八北自治会/上八町会/東山三丁目自治会/東山自治会/北野神社/青葉台日向町会/新上六町会/上一東町会/上三町会
特別協力:上目黒氷川神社
主催:上目黒郷土まつり 一心行列実行委員会
公式サイトはこちら≫

★悪天候の中スタートした「一心行列」ですが青空でフィナーレ★

【目黒区】約800人が心を一つに。悪天候から始まった上目黒郷土まつり「一心行列」ですが青空の下で無事ゴール!

“一心行列”とは祝詞の中にあることばでもある

ひとつ心に力を合わせて

「一心行列」というイベントのタイトルは、神事の際に読み上げる祝詞の中にある「ひとつ心に力を合わせて」という一文に由来するものなのだそうです。

江戸時代に作成された「目黒筋御場絵図」には“目黒六ケ村”として「上目黒村」の記載があるそう。現在は10町会に姿を変え、上目黒氷川神社の氏子として支えています。

上目黒氷川神社がある池尻大橋周辺は、山手通り・玉川通り・首都高速道路の大橋ジャンクションが交わる、大都会へと変貌してきました。

明治期以降に10町会に分かれて以来、1つの村として行事を行うことが途絶えてきましたが、今回、上目黒氷川神社御鎮座450年を迎えるに当たり、まさに「ひとつ心に力を合わせて」連合行列を行うことになったというわけです。

御鎮座450年を記念して作られた手ぬぐい

御鎮座450年を記念して作られた手ぬぐい

宮司の田中さんは「上目黒は古くからお住まいの方、新しくこの街へ移住してきた方、お勤め先として通ってきている方などが行き交い、めぐるましく変化しつつも、人同士の温かい繋がりが残る地域でもあります。

“一心行列”が過去・現在、そして未来へと思いを繋げられる行事となり、地域への愛着や誇りを高め、次の50年後へと繋いで行ける1日となれば幸いです」とおっしゃっていました。

交通量が多く、大勢の人が行きかう場所でのパレード実施。これまで並々ならぬ調整やご苦労があったかと思います。

それでも一つひとつ難題をクリアしながら、たくさんの方々の協力で開催決定までこぎつけてきたプロジェクト。まさに「ひとつ心に力を合わせて」ということばがふさわしい行事となりそうです。

皆さんも是非10月15日(日)は、活気あふれるパレードを一緒に祝い、楽しんでくださいね。

■取材協力

上目黒氷川神社

↓「上目黒氷川神社」の場所はこちらになります

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