【目黒区】「カフェ モーツアルト 自由が丘店」で王道のザッハトルテ。インド直輸入のおいしい紅茶で優雅なひととき
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」は、2022年4月にマリクレール通りにオープンしたお店。自由が丘周辺で紅茶にこだわり、手頃なお値段で楽しめるカフェは少ないので貴重です。
今回は本格的でおいしいと評判のザッハトルテと紅茶をいただいてきました。
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」は白と黒を基調としたエレガントなインテリア
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」はビルの2階になります。入口へと向かう階段は大理石調でゴールドをアクセントに使用したちょっと贅沢でクラシックな雰囲気。
店内も白をメインに黒、焦げ茶色と重厚感のあるインテリアでエレガントにまとめられ、ゆったりとくつろげそうです。
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」ではウイーン伝統のケーキが楽しめます
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」ではウイーン伝統のケーキをラインナップ。中でもザッハトルテは本格的という噂です。
ザッハトルテはオーストリア宰相・メッテルニヒの屋敷に仕えたフランツ・ザッハが1832年に考案したお菓子。濃厚なチョコレートケーキにアプリコットジャムを使うのが特徴なのだそう(参照元:株式会社明治のホームページより)。
ザッハトルテは他のチョコレートケーキとは作り方が異なり、バターを泡立て器ですり混ぜ、そこに砂糖や卵黄、チョコレート、小麦粉を加えてつくる、いわゆるバターケーキの製法でつくられるとのこと。
そしてザッハトルテはチョコレートを加えたフォンダンで表面を覆うのも特徴の一つ。シャリシャリとした独特の食感が楽しめるそうですよ。
この他、「アップルステュルーデル」などもウイーンを代表するスイーツですね。
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」でザッハトルテをいただきます
今回はザッハトルテをチョイス。生クリームが添えられて提供されました。
しっかり目の甘さですが、チョコレートの風味と甘酸っぱいあんずジャムのバランスがとてもよいおいしさです。
ところで、ザッハトルテを巡る争いというのがとても有名だそうで、ちょっと調べてみました。
フランツ・ザッハの息子であるエドワードが1876年にホテル・ザッハを開業。ホテルのカフェの看板商品として作られてきました。また、老舗洋菓子店「デメル」もライセンス契約により、ザッハトルテを作るようになったのですが、後にホテル・ザッハがその差し止めを求めて裁判を起こす事態に。
最終的にはどちらもザッハトルテを製造してもよいが、ホテル・ザッハが製造したものは「オリジナルのザッハトルテ」、デメルのものは「デメルのザッハトルテ」と呼ぶようにということで決着がついたそうです。
「カフェ モーツアルト 自由が丘店」のザッハトルテは、スポンジの間にアプリコットジャムを挟み、さらに表面にもアプリコットジャムを塗る「オリジナルのザッハトルテ」スタイル(デメルのものはスポンジの表面のみ)。
トッピングされているチョコレートのメタルは丸いものとなっていました(デメルのは三角形をしている)。
ポットでたっぷりと提供される紅茶が贅沢な気分に
ウイーンといえば独自の珈琲文化を育んできたことで知られています。エスプレッソと温かいミルクを同じ割合で、上にもミルクの泡が乗っている「メランジュ」と呼ばれる飲み方がスタンダードなのだそう。
日本でいう「ウインナーコーヒー」はコーヒーに甘いホイップクリームを浮かべたもの、というイメージですが、本場では「ウインナーコーヒー」というメニューは存在しないそうです。
しいていえば「アインシュペンナー」というのが近いそう。「カフェ モーツアルト 自由が丘店」には「マリアテレジア」というウイーンスタイルのコーヒーもありますが、こちらはコーヒーにオレンジリキュールを入れてホイップクリームをトッピングしたものです。
しかし、今回はインド直輸入のおいしい紅茶が飲みたい、ということでモーツアルトティーブレンドをチョイス。
紅茶はポットでたっぷりと提供されるのでゆったりとした時間を過ごせました。
伝票の代わりにお会計用の「鍵」を渡されるというのも素敵な演出。また、おいしいスイーツとお茶でくつろぎたいときはおじゃましたいと思います。
↓「カフェ モーツアルト 自由が丘店」の場所はこちらになります。