【目黒区】区内出身・在住の美術家・版画家である永井雅人さんが、台湾・國立台湾美術館主催の国際公募版画コンクール・ビエンナーレROCで国際賞を受賞しました
台湾国立台湾美術館が主催する「中華民国第20回国際版画ビエンナーレ展」で、目黒区出身・在住の美術家・版画家である永井雅人さんが国際賞を受賞。出品した大型銅板版画作品が受賞作品として、同美術館の所蔵作品となっています。
台湾に旅行される機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「中華民国第20回国際版画ビエンナーレ展」のカタログ図録にも作品が掲載
「中華民国国際版画ビエンナーレ展」は、版画アートの創作を提唱し、国際文化交流を促進するため、世界各地の優れたアーティストたちの作品を公募。入選及び受賞作品は全て国立台湾美術館で展示し、多くの方にその魅力を知ってもらうというイベントです(引用元:中華民国第20回国債版画ビエンナーレ展・応募要項より)。
主催している国立台湾美術館は、台湾で唯一の国立美術館。日本統治期以来の台湾人画家の作品が数多く収蔵、展示され、実際の作品を見ながら台湾美術史の理解を深められるところが魅力の一つとなっています。
建物の総床面積は約4万9604㎡、周囲を緑地で囲まれ、屋内外にさまざま彫刻を展示。明・清朝から現代の台湾美術、アジア諸国や世界の近現代美術など、1万6000点以上のコレクションを収蔵、展示しています。
今回入賞した作品は銅版画「風の誕生」で、六本木にある国立新美術館3階図書館・アートライブラリーにもこの展示会カタログが所蔵となりました。館内での検索サービスで閲覧することができるそうなので、興味がある方はぜひ!
また、永井さんの作品を拝見できる場所は目黒区内なら「目黒病院」「東京共済病院」の他、雪梁舎(せつりょうしゃ)美術館(新潟)、相生森林美術館(徳島)などがあります。
直近では2024年7月12日(金)からオランダ・アムステルダムの「マルキツエンホフ博物館」にて「IPMAP2024〜私たちの地球の未来」という国際アート展に参加されるとのこと。
世界の気候変動問題をテーマに版画家が皆と考える機会を持つ芸術祭です。電子版、印刷版カタログも発行されますので、そちらもぜひ注目してくださいね。
永井雅人さん、情報ありがとうございました!
【永井雅人さんプロフィール】
東京都目黒区出身、在住の美術家・版画家。
東京造形大学絵画専攻科卒業、多摩美術大学大学院版画科修了。
東京造形大学在学中に交換留学生に選出され、以来ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカなど海外で多くの作品を制作、発表。国内外の様々な国際的な展覧会、プロジェクトに関わる
学芸員資格取得(所属:社団法人日本版画協会)
永井版画造形教室 主宰 MASA Art Space 所属
2022年 第20回中華民国国際版画ビエンナーレ展 佳作賞 作品収蔵
2012年-2013年 第1回、第2回 FEI PRINT AWARD オーディエンス賞
2010年 第78回日本版画協会展 準会員賞候補
2009年 第77回日本版画協会展 賞候補
2007年 第16回青木繁記念大賞 わだつみ賞受賞/第4回ふくみつ棟方記念版画大賞展 賞候補
2006年 ビエンナーレKUMAMOTOⅢ 特別賞受賞
2005年 雪梁舎第7回フィレンツェ賞展 佳作賞受賞
【主な作品収蔵先】
東京造形大学、多摩美術大学大学美術館、国立台湾師範大学芸術学院、國立台湾美術館、雪梁舎美術館(新潟)、福井大学教育学部、上野学園大学、大阪芸術大学、国保旭中央病院、阿部建設(株)、自由が丘桜桃園、東京共済病院、目黒病院、相生森林美術館(徳島)、福祉法人みどりの風(山梨)
アックイ市(イタリア)、マゼレールセンター(ベルギー)、ワードロウ(オーストラリア)、リオクアルト市博物館(アルゼンチン)、ハーレムスタジオフェローシップHSF(アメリカ)等。