【目黒区】「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」で行われた「珈琲教室」に潜入!やっぱり自己流じゃだめだった、おいしいコーヒーの淹れ方に目からウロコ

ロイヤルクリスタルコーヒー自由が丘

鳥羽珈琲株式会社が手がける「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」は、2021年7月に自由が丘の学園通り沿いにオープンしたコーヒーの複合施設。

【目黒区】自由が丘「ロイヤル クリスタル コーヒー」が満を持して7月1日(木)にオープン!

至福の1杯を目指して世界中からコーヒーの生豆を厳選してお取り寄せ。地下1階には熟成庫を備え、オリジナル開発のロースターで自家焙煎して提供しています。

今回はコーヒーをより身近に、おいしく楽しむための「珈琲教室」を2024年10月3日(木)に開催するという情報をキャッチ。さっそく取材に行ってきました。

コーヒーの基礎知識からおいしい抽出方法までを学ぶ「ロイヤルクリスタルコーヒー」のセミナー

ロイヤルクリスタルコーヒーの珈琲教室

「珈琲教室」は「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」2階にある「ロイヤルクリスタルカフェ」の個室を使用して行われました。私を含めて10名が参加。

珈琲教室のテキスト

講師は鳥羽珈琲株式会社の顧問であり、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)相談役・カップオブエクセレンス国際審査員も務める菅野眞博さんが担当されました。1979年にドトールコーヒーへ入社以来、コーヒー一筋でキャリアを重ねてきた方です。

最初は座学で珈琲についての講義。その後、菅野さんによるハンドドリップのデモ、最後は自分自身で2回ドリップにチャレンジし、おいしいケーキとともにいただくという流れです。

まずはコーヒーに関する基礎知識を学ぶ。歴史や産地、コーヒーができるまで

菅野眞博さん

講師・菅野眞博さん

まずは菅野眞博さんによるコーヒーの基礎知識についての講義を受けます。コーヒー豆は赤道を挟んで北緯・南緯それぞれ25度の地帯(コーヒーベルト)でしか栽培されていないこと。

おいしいコーヒーが生産されるための条件、世界の生産国についてのお話がありました。特に中米・カリブ海の生産国であるキューバ―、ジャマイカ、メキシコなどは世界有数のコーヒー生産国。
その理由や歴史的背景なども知ることができてとても勉強になりました。

普段私たちが目にしているコーヒー豆はどのように栽培されているのか。収穫したコーヒーの実(コーヒーチェリー)が精製され、生豆として輸入されていくプロセスなども写真や菅野さんの豊富な知識による解説ですごくわかりやすいです。

コーヒーチェリーから種子(コーヒー豆)を取り出すプロセスで、「水洗式/ウォッシュド」「非水洗式/ナチュラル」があり、その違いがわかりませんでしたが、今回の講義で理解できました。

コーヒーをおいしく淹れるための流れやコツを伝授

コーヒーをおいしく淹れるコツ

コーヒー豆の選び方・焙煎方法・挽き方など、コーヒーをおいしく飲むためのプロセスはいろいろあります。基本的なポイントは以下の5つです。

  1. 出来るだけ新鮮なコーヒー豆(粉)を使う
  2. 軟水がおすすめ(浄水器を使用した水道水)
  3. 湯温は93℃で抽出する
  4. 抽出器具により粉の粗さ、量を調整(一般的なハンドドリップなら中挽き、1杯8~10g
  5. 最初に蒸らしを20秒

焙煎したてのコーヒーは炭酸ガスが出ているので、焙煎して3日後~2週間頃がベスト。また、ペーパーフィルターを使うときは、最初に湯通しをして紙の匂いを洗うことをおススメします。

お待ちかねのおいしいコーヒーの淹れ方講義がスタート

さあ、いよいよコーヒーの淹れ方実践編です。まず最初に菅野さんがデモンストレーションしてくださいます。

動画を含め、プロの淹れ方をご紹介していきましょう。

1.コーヒーのペーパーフィルターをセットする

ペーパーフィルターをセット

一般的なご家庭でコーヒーを淹れる場合、使用されているのがこの扇型のペーパーフィルター(円錐形のフィルターを使用しているご家庭もあるかと思いますが)。

フィルター紙の圧着部分を底と脇、別方向に折ります。

底をフィルターに合わせて立体的に折る

さらにフィルターの形にできるだけ沿わせるよう、ペーパーフィルターの底を立体的に折って準備完了です。

フィルターを上からみたところ

上から見ると上写真のような感じ。お店ではあらかじめこのように成形したペーパーフィルターをいくつも準備しておき、お客様からの注文が入ったら、すぐにコーヒーを抽出できるようにセットしておくそうですよ。

2.ドリッパーにペーパーフィルターをセットしてお湯を通す

ドリッパーにペーパーフィルターをセット。ポットの上に乗せたらお湯で洗います。

コツは最初、ペーパーフィルターの真ん中にお湯をかけると下にひっぱられ、ドリッパーの形にぴったりと密着してずれません。その後フィルターのフチからお湯をかけて全体をよく洗いましょう。

3.1杯分のコーヒー粉を入れて表面を平にならす

粉を量り入れて表面を平にならす

ペーパーフィルターを洗い終えたらポットのお湯を捨て、量りの上に戻し、重さを0gにします。コーヒーの粉を1杯分なら8gペーパーフィルターに入れましょう。

コーヒーの粉は凸凹しないように、横に揺らして表面をできるだけ平にならします。

4.お湯を少し注ぎ、20秒蒸らしましょう

続いてお湯を粉の中心からゆっくり円を描くように注ぎ、粉全体を湿らせるようにします。8gのコーヒーならだいたい20gぐらいです。

ここで約20秒ほど蒸らすのがポイント。コーヒーのコクや香り、甘味を引き出してくれるプロセスです。

ちなみに抽出にベストなお湯の温度は93℃ですが、沸かして約1分ほど経ったぐらいがちょうどそのぐらいの温度なのだとか。教室では蓋に温度計がセットされた湯沸かしポットを使用していました。

湯沸かしポットの蓋に温度形内蔵

これはめちゃくちゃ便利ですね。

5.お湯を再び中心から円を描くように入れ、1杯分(160㏄)をゆっくりと注ぎます

蒸らしが終わったら、再び量りを0gにセット。ペーパーフィルターの中心からお湯をゆっくりと注ぎます。

1杯分なら1杯分(160㏄)、2杯分なら2杯分の分量のお湯を一度に入れて抽出。私は普段、何回もに分けてお湯を注いでしまっていました・・・。

フィルターに残ったコーヒー粉の厚みが均一

コーヒーを抽出し終わった後、ドリッパー内のコーヒー粉が同じ厚みで真ん中がすり鉢状になっていれば成功です。上の写真は菅野さんが抽出したペーパーフィルターの様子。

コーヒーの粉の厚みが本当に均一で美しいですね。

菅野さんが淹れたコーヒーを試飲

菅野さんが淹れてくれたコーヒーを皆さんで試飲。紙カップでしたがびっくりするほど香りが良く、コクもあります。

コーヒー粉はロイヤルクリスタルコーヒーのオリジナルブレンド。キューバ、ブラジル、ケニアなどの豆を独自に組み合わせ、上品な甘味とコクが感じられる味わいとなっています。

酸味・苦味のバランスもよく、後味もすっきり。この後、自分たちで抽出しましたが、この味わいには近づけませんでした。

2回コーヒーの抽出にチャレンジし、最後はケーキとともに至福の1杯を

自分たちでコーヒーを淹れてみました

菅野さんのデモの後、同じテーブルの方とコーヒーの抽出にチャレンジ。1回目は皆さんが淹れたコーヒーを試飲させていただき、お湯の注ぎ方やそのスピードなどちょっとした違いでまったく違った味になることを体験することができました。

コーヒーメーカーで淹れるならある程度均一に淹れることができるのでしょうが、ハンドドリップはお湯の温度、注ぎ方、抽出時間で全然味が変わってしまいます。これはハマってしまいそうですね。

ケーキと一緒にコーヒーを

2回目は美しいコーヒーカップに入れて、ケーキとともに味わいました。「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」の地下にはケーキ工房があり、選任のパティシエが毎日ていねいにケーキーを作っています。

地下にあるコンフェクショナリー

地下にあるケーキ工房

ケーキ(生菓子)は店内でも食べられますし、テイクアウトもOK。

ケーキはテイクアウトもできます

「ロイヤルクリスタルカフェ」ではアフタヌーンティーやハイティーセットがとってもリーズナブルに楽しめることでも人気です。

めぐろ観光まちづくり協会×怪奇ユニット“都市ボーイズ”の番組「都市ボーイズの都市伝説ツアーズinめぐろ7」では「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」を訪問し、アフタヌーンティーを楽しむ様子も紹介されていました。

こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。

「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」の魅力をダイジェストでご紹介!

ロイヤルクリスタルコーヒーのエントランス

「ロイヤルクリスタルコーヒー」はドトールコーヒーの創業者・鳥羽博道(とりばひろみち)さんががオーナー。日本で一番おいしいコーヒーを提供したいという想いから生まれたのが「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」です。

エントランスからすでにゴージャスな演出でワクワク感を誘います。

1階:コーヒー販売コーナー・イートインコーナー

1階にはテイクアウトカウンター

1階入口の右手にはコーヒー販売コーナー。コーヒーの販売やコーヒー関連商品、ギフト商品などを扱っています。

ちなみに菅野さんのイチオシは「ロイヤルクリスタルアイスコーヒー」。

ロイヤルクリスタルアイスコーヒー

ロイヤルクリスタルアイスコーヒー

ハワイのコナコーヒーを使用したコクがありつつもすっきりとした味わいのアイスコーヒーに仕上がっているそうです。ギフトにも喜ばれそうですね。

イートインコーナー

イートインコーナーではコーヒーやソフトクリーム、軽食などを手頃なお値段で食べることができます。通常ならかなりのお値段になる「パナマ・ゲイシャコーヒー」もワンコイン以下とかなりお得。

1階:ギャラリー

ギャラリー

そして1階の奥にはギャラリーがあり、301点のデミタスカップ&ソーサーを展示。世界の名窯で生み出されたアンティークカップの世界を間近で鑑賞できます。

コーヒーを淹れる道具も展示

また、古くは1800年代にトルコでつくられたミルを始め、主に1900年代初期にヨーロッパやアメリカで使用された家庭用アンティーク・コーヒーミルを約80個展示。こちらもなかなか見ごたえがありますよ。

1階:コーヒーファクトリー

1階にあるコーヒーファクトリー

入口左手にあるのがコーヒーファクトリー。地下1階のエイジングルームで長期熟成したコーヒー生豆を、世界初の機能を装備したオリジナル開発ロースター(直火式)で、専任焙煎師が煎りあげています。

こちらの焙煎器では、18,000キロカロリーのハイカロリーバーナーで豆の特性を最大限に引き出し、豆の芯まで味わい深く焼き上げることができるそうです。また、ドリップカフェも1階に設置されたパッキングマシンで自社生産しているとのこと。

コーヒー焙煎の見学も可能

(画像提供:鳥羽珈琲)

週末はコーヒーを焙煎するとこを無料で見学できるそうです。焙煎見学された方に限り、焙煎仕立てのコーヒー豆販売も。

興味がある方はぜひ、公式Instagramをチェックしてくださいね。

地下1階:ケーキ工房・全自動コーヒー豆熟成庫

地下1階はケーキ工房と熟成庫

地下1階も自由に見学OK。階段を降りて右手にはコーヒー豆の熟成庫、左手にはケーキ工房があります。

コーヒー豆熟成庫

海外から選りすぐりの生豆を取り寄せ、6~18カ月かけてじっくりと熟成させているエイジングルーム(熟成庫)。最良の温度と湿度で長期間熟成させることにより、コーヒー豆の風味とおいしさを引き出しています。

自社でこれほどの規模のエイジングルームを持っているところはなかなかありません。

2階:ロイヤルクリスタルカフェ

2階がカフェ

入口正面にある階段を昇ると、そこは「ロイヤルクリスタルカフェ」。古き良き時代のヨーロッパホテルをイメージした空間で、ゆったりとお茶やコーヒーを楽しめます。

古き良き時代のヨーロッパホテルをイメージ

今回の珈琲教室を開催した個室もあり。1部屋6名まで利用でき、パーテーションを移動することで、最大12名が利用できる個室にすることもできます。

最大6名で利用できる個室

最大6名まで利用できる個室

ママ友会やサークルの仲間とお茶会や会食を楽しみたいときに、ぜひ利用されてはいかがでしょうか。

今回の珈琲教室は入門編ということで、基本的な知識やご家庭で簡単においしいコーヒーを淹れるためのスタンダードな知識を学ぶことができました。コーヒーの量、蒸らし時間、お湯の注ぎ方などで味わいを自由に変化させることができるとのこと。

より極めていきたい人はさらなる勉強と研鑽が必要ですね。

まずは、ハンドドリップでいつものコーヒーをよりおいしく飲みたい、という方、ぜひこの珈琲教室に参加されてはいかがでしょうか。「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」では、今回のようなセミナーを定期的に開催しています。

公式Instagramをフォローしておくと、予定が告知されますのでぜひ!私も自己流でドリップしていましたが、今回教えていただいた通りの抽出方法にチャレンジしています。

雑に淹れるよりも格段に香りやコクが上ったように思います。菅野さん、ありがとうございました。

■取材協力

鳥羽珈琲株式会社

ロイヤルクリスタルコーヒー自由が丘店の場所

↓「ロイヤルクリスタルコーヒー 自由が丘店」の場所はこちらになります。

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