【目黒区】学芸大学駅高架下リニューアルプロジェクト「GAKUDAI COLLECTIV」。2024年11月から各店舗が順次開業しているのでのぞいてきました
2012年に東急東横線・学芸大学駅の高架橋耐震補強工事とともに高架下に誕生した「GAKUDAI KOKASHITA」。老朽化や街の変化、暮らしの移り変わりを受けて、東急株式会社がリニューアルを進めてきました。
目黒区が進めている学芸大学駅周辺地区整備の一環として行われている補助第26号線の整備や碑文谷公園の活用検討などを契機に、学大高架下リニューアルプロジェクトが始動したのが2021年。7月には「学大市場」ががらりと生まれ変わっています。
そして、2024年7月から順次リニューアルして開業しているエリアが旧・学大小路だった「GAKUDAI PARK STREET」。11月末から開業したのがさらに碑文谷公園に近い「GAKUDAI COLLECTIV」です。
「学大高架下リニューアルプロジェクト」とはどんなものか簡単に
学芸大学駅高架下のスペースをどのように活用していくのか。東急株式会社が学芸大学に暮らす住民や事業者、クリエイターの方々と積極的にコミュニケーションをとりながら、街づくりに取り組んできたプロジェクトです。
「idea CARAVAN(練り歩きヒアリング)」や町内会と重ねた「学芸大学未来作戦会議」では、200を超える意見やアイデアを集めました。
学芸大学在住のプロフェッショナルとともに建築やデザインを検討。学大の魅力を掘り下げ、まちの未来を共に考えていくローカルメディア「学大コモン(フリーペーパー)」を発行しています。
この他、オープンスペースでのイベントなどを重ねながら、2024年に「GAKUDAI PARK STREET」「GAKUDAI COLLECTIV」とリニューアルオープンを迎えた、というわけです。
2024年11月から順次店舗が開業「GAKUDAI COLLECTIV」
「GAKUDAI COLLECTIV」の開業に先立ち、2024年11月30日(土)・12月1日(日)の2日間で施設開業イベント「GAKUDAI COLLECTIV OPENING FESTIVAL 〜みんなでつくる学芸会〜」が開催される予定でしたが中止となってしまいました。
施設の運営を担当されている一般社団法人 学芸会の広報ご担当の高橋さんから、自由に内覧・撮影くださいとお知らせをいただいたので11月30日(土)に見学してきました。まだ開業前の店舗も多かったので今後あらためてまた取材に行ってきたいと思います。
学芸大学駅に近い店舗から順番にご紹介していきましょう。
親子カフェ/知育玩具体験「OYAKO CAFE PUPPU(ぷっぷ)」
11月30日(土)にオープンした「OYAKO CAFE PUPPU(ぷっぷ)」。親子で楽しめる知育玩具を取り揃えています。
店内では学芸大学駅周辺の飲食店のお弁当も販売。店内への飲食物の持ち込みも可能です。
当日、お店の方ともお話ししましたが、学芸大学駅周辺は小さなお子様連れのファミリー層が多いのですが、親子でくつろげるカフェがないという声が多かったとか。保育士常駐なので子育て中の親御さんも安心して、息抜きできる憩いの場にできればとおっしゃっていました。
カフェ・コーヒースタンド「モヒロヒーコーヒー」
11月23日(土)にオープンした「モヒロヒーコーヒー」。朝から夜まで気軽に立ち寄れるカフェです。
ドリンクやフードのテイクアウトもOKなので、碑文谷公園までぶらり散歩の前に立ち寄るものいいですね。テラス席はペット連れでも利用できます。
カレー・スパイス料理「Curry Kiosk CARMA」
「Curry Kiosk CARMA」は座席数6席の小さなカレー屋さん。昼はスパイスカレー、夜はスパイスおつまみとお酒を楽しめるお店となっています。
もちろんテイクアウトもできるので、公園でカレーランチも楽しめますね。
小料理/純米酒「有縁(うえん)」
「無縁」ではなく、縁がある「有縁」。季節の小料理をメインに、こだわりの純米酒を愉しめる小さなお店です。
11月30日(土)にオープンしました。大人がゆったりと落ち着いて過ごせる雰囲気で、カウンター9席あります。
土日祝日はお昼の14時から営業しているそうです。
ギャラリーショップ/カフェ「waccawacca(わっかわっか)」
木工職人とバリスタによる、ちいさなギャラリーショップ&カフェ「waccawacca(わっかわっか)」は11月30日(土)オープン。
ギャラリーでは企画展を中心とした作家作品の展示販売とドイツのおもちゃ、カフェではコーヒーや軽食、お酒を作家の器で提供しています。
ティースタンド/ギャラリー「日常」
日々によりそうティースタンドとさまざまなモノが集まるギャラリー「日常」。ふと立ち寄ると出会いがあり、発見があり、すこし元気になって、またそれぞれの暮らしに戻っていけるようなお店です。
メニュー表を拝見すると、6種類の茶葉とアレンジしたお茶が楽しめるようです。お酒に漬け込んだ茶酒を使ったカクテルも。
日本茶に合うよう開発されたスイーツはバターを使わず、マスカルポーネチーズをベースにした生地を全粒粉のクッキーでサンドしたビスケット。とてもおいしそうです。
「GAKUDAI COLLECTIV」は小店街の他、アトリエ、コワーキング、広場と4つからなる参加型複合施設。学大高架下を1つの大きな縁側に見立てて、街で暮らす人・働く人・遊びに来た人などが程よく混ざり合い、新しい居場所を生み出すようなそんな可能性を秘めたスポットとしてスタートを切りました。
これからどんなふうに街と化学反応を起こしていくのかとても楽しみですね。
次回は「GAKUDAI PARK STREET」についてもご紹介していきたいと思います。
↓「GAKUDAI COLLECTIV」の場所はこちらになります。