【目黒区】明治神宮外苑会場をメインに「3.11 防災花火」が3月11日(火)に開催。目黒区長も登壇し、東京都立駒場高等学校でも花火打ち上げがあります

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
LINEヤフー株式会社主催で2025年3月11日(火)に「3.11 防災花火」が開催されます。東日本大震災から14年目を迎える年として、被災者追悼とともに、震災を風化させずに未来に向けた防災に繋げていきたいという想いを込めての実施です。
目黒区内では東京都立駒場高等学校から19時頃より、計75発(約3分程度)の花火が打ち上げられる予定です。今回の花火打ち上げは近くの避難場所を知っていただく意味も込められています。
ぜひ、ご家族で花火を楽しみながら、いざという時に自分たちがどのように行動すべきかを考える時間にしてはいかがでしょうか。
自分たちの避難所を正確に把握している人はわずか「約3割」
LINEヤフーが行ったインターネット調査によると、災害発生を気にかけている人は約87%と、日頃から災害に対して意識している人は多いことがわかっています。
災害発生に注意を払っている人は約87%

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
その一方で、自宅や会社・学校などの近くの避難場所を正確に把握している人は、約30%しかいないことが明らかになりました。多くの人が災害リスクを認識しつつも、具体的な避難先に関する知識が不足している実態がわかります。
「避難場所」を正確に把握している人は約31%

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
また「避難所」は一定期間避難生活をする場所、「避難場所」は災害時に身を守るために一時的に避難する場所、と明確な役割の違いがありますが、約67%の人が「避難所」と「避難場所」の違いを知らないと回答しました。
「避難所」「避難場所」の違いを知らない人は約67%

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
災害の種類(地震・津波・洪水・土砂災害・火災など)によって避難する「避難場所」が変わることを知っている人は約56%という結果が明らかになりました。
災害の種類で避難場所が変わることを知らない人は約56%

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そして約70%の人が、自宅や会社・学校などの近くの避難場所を実際に現地に行って確認したことがないという結果に。

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
日常的に災害は気にかけているものの、避難に関する具体的な行動を起こすところまでは至っていないという実態が浮き彫りになりました。
【調査概要】
- 調査タイトル:避難場所の理解に関する調査
- 対象:全国の20~60代の男女
- 調査期間:2025年2月7日(金)~10日(月)
- サンプル数:4,700ss(各都道府県100人ずつ)
- 調査方法:インターネット調査
目黒区では2023年から、防災訓練の開催を楽しみながら学べる体験型・参加型のイベント方式へ内容を一新。多くの区民の方が参加して好評を博しています。
↓風水害を想定した「水防フェスタ」の様子
↓地震災害などを想定した「めぐろ防災フェスタ」の様子
こちらのイベントでも毎回気づきがあり、防災についての意識がアップデートできる有意義な体験に。頭ではわかっていてもいざ行動に移す難しさを、痛感するイベントです。
「3.11防災花火」では自分たちの“避難場所”を知るための試みでもある
「明治神宮外苑」「東京都立駒場高等学校」「川崎市河川敷」と首都圏3箇所のから追悼花火を同時に打ち上げ、”避難場所”を訴求します。

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「避難場所の設置距離」と「打ち上げ場所から花火が綺麗に見える距離」の目安が同じ約2km以内であることから、自宅周辺から防災花火が綺麗に見えた人は、花火の打ち上げ場所が自分の避難場所の1つであることがわかる、という取り組みです。
国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター長 臼田裕一郎さんによると、避難場所は広域防災拠点整備の観点で、約2kmの距離を目安に設定されていることが多いそうです。

写真向かって左が臼田さん、右が渕田さん(画像提供:LINEヤフー株式会社)
災害が発生した際、徒歩で避難できる距離は1.5~2kmが限界であると言われているからです。
また花火師の渕田さんによると、花火はその大きさや観覧場所の環境にもよりますが、 約2km以内の距離において楽しむことができるということです。「花火がきれいに見える=避難場所を把握する」というのはとてもよいアイデアということですね。

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LINEヤフーでは避難場所の理解を深めていただくための特設サイトを公開。自宅周辺の避難場所の検索や、避難場所と避難所、在宅避難の違いなど災害状況に応じた適切な避難方法を学ぶことができます。
ぜひ一度、チェックしてみてくださいね。
「3.11防災花火」で打ち上げられる花火は、「避難場所マーク」をモチーフにしたオリジナル花火

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
3月11日(火)に打ち上げられる花火は、「避難場所マーク」をモチーフにデザインしたオリジナル花火を開発。明治神宮外苑で打ち上げます。

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
上写真はオリジナル花火の断面で、ちゃんと「避難場所マーク」になっていまね。明治神宮外苑では、約8分間でLINEヤフーオリジナル2.5号玉花火20発を含む合計220発の花火の打ち上げを予定しています。
明治神宮外苑会場では、ゲストにタレントのゆうちゃみさんを始め、国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター長 臼田裕一郎さん、東京都立駒場高等学校の学校長と生徒、目黒区長の青木英二さん、東京都防災課の担当者の方が登壇予定。

ゆうちゃみさん(画像提供:LINEヤフー株式会社)
防災についてのトークセッションや打ち上げカウントダウン、花火打ち上げ後のアフタートークなどを予定しているそうです。
明治神宮外苑会場の様子は全国へ向けてライブ配信も予定されていますので、合わせてお楽しみください。
目黒区内では東京都立駒場高等学校で打ち上げが行われます。3月11日(火)はぜひ、おうちの窓を開けて花火を探してみてくださいね。

(画像提供:LINEヤフー株式会社)
【開催日時】2025年3月11日(火)19時打ち上げ開始
【打ち上げ時間】19時~19時08分(約8分間)※明治神宮外苑会場
【ライブ配信】18時30分~19時15分
※特設サイトから見ることが出来ます。
【打ち上げ場所】明治神宮外苑、東京都立駒場高等学校、川崎市河川敷
【花火内容】
・明治神宮外苑:LINEヤフーオリジナル2.5号玉20発含む約220発
・東京都立駒場高等学校:約75発
・川崎市河川敷:約200発
【主催】LINEヤフー株式会社
【後援】目黒区、川崎市
※ 雨天決行、荒天時中止。当日の天候によって、開始時間が変更になる可能性もあり。
※本会場には一般観覧席を設置していません。会場周辺で花火を見る場合は、近隣の方への配慮を心掛けてください。
■情報提供
↓花火打ち上げ会場の1つ駒場高等学校の場所はこちらになります。