【目黒区】自由が丘デパート3階にあるハンガリー家庭料理専門店「キッチンカントリー」へ。噂のロールキャベツは絶品でした
地元の知人からおススメされていた「キッチンカントリー」。なかなかタイミングが合わずおじゃますることができていませんでした。
日本でもちょっと珍しいハンガリー家庭料理専門のレストラン。自由が丘駅目の前、東急東横線に沿って立っている老舗の商業施設「自由が丘デパート」の3階にあります。
今回ようやくランチでおじゃますることができました。
自由が丘で55年以上の歴史を誇る老舗のレストラン「キッチンカントリー」
「キッチンカントリー」は1959年(昭和34年)に創業した洋食レストランで、初代シェフが戦後間もないころにアメリカ系ハンガリー人に家庭料理を教わり、ハンガリー料理専門店となったそうです。
ハンガリー大使館御用達のレストランともいわれており、ハンガリーからの留学生などが遠くからも足を運ぶ本格的な味として知られています。
パプリカをたくさん使うのが特徴のハンガリー料理
ハンガリー料理といえばパプリカをよく使うのが特徴。内陸部に位置するため、メインディッシュは肉料理が多く、野菜もふんだんに使った料理がポピュラーです。
「グヤーシュ」は伝統的なお料理で、牛肉やじゃがいも、玉ネギ、トマトなどの野菜をたっぷりのパプリカで煮込んだスープ。中世時代、牧夫たちが野外で作っていたそうです。
暑い夏はサワーチェリーのスープを飲む習慣があり、「キッチンカントリー」でも夏限定で冷製さくらんぼスープを提供していました。
絶品と評判のロールキャベツと、サクサクのカニクリームコロッケをいただきました
知人からロールキャベツが絶品と聞いていたので、家人はハンガリー風ロールキャベツ「トルトット カーポスター」を、私は洋食の王道「カニクリームコロッケ」をいただきます。
ランチタイムでしたのでトマトクリームスープとライスorパン付き。

トマトクリームスープ
トマトのうまみがたっぷりと溶け込んだクリームスープはやさしい味わいです。
ハンガリー風のロールキャベツ「トルトット カーポスター」は、玉ねぎ、挽肉の詰め物にお米を加えて、湯がいたキャベツで巻き、粉末パプリカを入れて、たっぷりのブイヨンでゆっくり優しく煮込んであるそうです。
ハンガリーのロールキャベツはお米を入れるのが特徴で、もっちりとした食感が楽しめます。ナイフを入れるとスーッと切れるのにびっくり。
パプリカを使ったソースにサワークリームの酸味が旨味たっぷりで絶品です。お米が入ることでボリュームも満点。
こちらのメニューはパンを選んで正解。ロールキャベツのソースを残らずパンに浸して平らげました。
そして外はサクサク、中はとろーりクリーミーに揚がっているカニクリームコロッケ。
ずわいガニのほぐし身を使い、なめらかな舌触りに仕上げています。
カニの存在感たっぷりで贅沢な味わいを楽しめました。
夜はアラカルト料理やコース料理も楽しめ、ワインもハンガリーのトカイやエゲル、ビラーニ地方のものを揃えているとか。次回はぜひディナーでおじゃましたいと思います。
↓「キッチンカントリー」の場所は自由が丘デパート3階になります。