【目黒区】祝・開業140周年。おなじみの「目黒マルシェ」がJR目黒駅周辺に出現して大賑わいです
いつもは目黒通りの大鳥神社交差点~清水交差点界隈で開催されている「目黒マルシェ」ですが、3月はJR目黒駅の開業140周年に合わせてなんと駅周辺をジャック!
土日を中心にこだわりの逸品や目黒の名店の品々を楽しめる「目黒駅マルシェ」として開催され、見逃せないイベントとなっています。2025年3月15日(土)に足を運んできましたのでご紹介していきましょう。
3月15日(土)・16日(日)・30日(日)の3日間は3会場で「目黒駅マルシェ」を展開
東急目黒線も乗り入れるターミナル駅として大勢の方が利用しているJR目黒駅。今回の「目黒マルシェ」はJR目黒駅コンコース内・西口出口横スペース・JR東急目黒ビル正面プラザ「アトレ2」前の3会場で開催(2日(日)・9日(日)・23日(日)はJR駅コンコース内・西口出口横スペースの2会場での開催)です。
出店者は日によって変わるので、毎週足を運んでも新しい発見があります。私がおじゃました3月15日(土)に出店されていたお店をダイジェストでご紹介しましょう。
JR目黒駅コンコース内は改札脇の通路や「みどりの窓口」お隣のスペースに出店

JR目黒駅コンコース内
JR目黒駅の中央改札口を出て、西口~東口にかけての通路、「アトレ1」の入口脇にマルシェブースが設けられていました。おなじみの「目黒マルシェ」の旗やパラソルが並び、ワクワクするような雰囲気です。
「ブリトー&タコス テンダーズ 目黒駅前店」
改札口のすぐ脇に出店していたのが「ブリトー&タコス テンダーズ 目黒駅前店」。2025年1月にオープンしたばかりの店で、彩り豊かな新鮮野菜を使用した本格的テクス・メクス料理を提供しています。
クミン、オレガノなど、厳選されたスパイスをふんだんに使用し、じっくり煮込んだプルドポークを使った「メキシカン プルドポーク ブリトー」がイチオシ。
「ブリトー」の具材とお米を組み合わせたボリューム満点のボウル(丼)やトルティーヤにチーズや具材をたっぷり挟んだケサディーヤなど、メキシコ料理好きにはたまりません。
「.Olive(ドットオリーブ)」
「.OLIVE」は地中海オリーブオイル鑑定士組合≪UMAO≫認定鑑定士が営むイタリア食品とオリーブキッチン雑貨のお店。イタリア各地のオリーブ農園に実際に足を運び、高品質なオリーブオイルを、品質が変化しないように空輸しています。
オリーブオイルだけではなく、バルサミコ酢や古代小麦のパスタ、トリュフ塩、ソースなど多彩な食品もラインナップしていました。
Fearse(フェアーズ)の「ブラウンピスタチオシロップ」
Fearse代表の菊地泰基さんがトルコで出会ったピスタチオコーヒーに魅せられて生まれたのが「ブラウンピスタチオシロップ」。険しい山岳地帯で育まれるトルコ産ワイルドピスタチオと、日本産黒糖を合わせたノンカフェインシロップです。
ドリンクとしてはもちろん、ラテやカクテル、デザートソース、製菓材料など、多彩な用途で活用できます。実際にラテにしたものを試飲させていただきましたが、ナッツのコクと優しい味わいに癒されました。
商品を購入することで、シリアからトルコへ避難した難民女性たちが現地の厳しい自然環境の中で収穫を行い、安定した収入の機会を得る、という活動を支えることができます。
六本木や恵比寿のマルシェで連日完売を記録し、国内外のメディアからも注目を集めている、いまノリに乗っている商品です。
「149 Vintage」
「149 Vintage」は身長が149㎝のバイヤーさんが、イギリスから買い付けしたヴィンテージファッションのセレクトショップです。最近は160㎝を超える高身長の女性も多いので、小柄な女性がおしゃれを楽しめるというのは、嬉しいポイント。
同行した家人も身長が149㎝だったので興味深々でした。
この他、横浜名物・非加熱の生ドレッシング「ハマドレ」「ハマのピクルス」を扱う「旅するコンブチャ屋(Flora Crown)」や、碑文谷の住宅街にある惣菜パンの専門店「田中惣菜店」、台湾の家庭の味をベースにこだわり抜いて作る「山田さんちの豆板醤」、カカオ70%チョコレート専門店「F CHOCOLAT(エフショコラ)」などが出店。
駅を利用された方も思わず足を止めてブースを巡っていました。
JR目黒駅西口出口横スペースには、クレープ屋さんのキッチンカーが出店
JR目黒駅西口を出た左手スペースにはキッチンカー「Cabin#036」が出店。千葉県を拠点に東京・千葉・茨城・神奈川などで出店されています。
提供しているのはクレープ、チュロス、ドリンク、かき氷など。取材した日はもちもち生地のクレープを提供されていました。
JR東急目黒ビル正面プラザ「アトレ2」前にはおなじみのお店がずらーり
JR東急目黒ビル正面プラザ「アトレ2」前にはグリーンと白のテントに囲まれたマルシェ会場が出現。また、長さ12mのダイニングテーブルも置かれており、お店で購入したグルメをここで味わうこともできました。
手作りハムのお店「レッカービッセン」
「目黒マルシェ」では毎回大行列ができる手作りハムのお店「レッカービッセン」。おなじみのベーコン串やポークフランク、カレーヴレストを焼き上げて提供してくれます。
家人は大好物のベーコン串とお土産用にジャンボフランクセットを購入。

ベーコン串
並ばずに買えて超ラッキーでした。
目黒の地ビール「マイスターブロイ」
目黒区初のビール醸造所である「マイスターブロイ」。「目黒マルシェ」の他、目黒区内で開催されるイベントによく出店されているので、地元ではおなじみのクラフトビールですね。
目黒の老舗中華まん店「目黒五十番」
目黒通り沿いにある本格的で大きなサイズの中華まんが人気の「目黒五十番」。朝挽した銘柄豚肉を、手練りの皮でふんわりと包んだ肉まんの他、五目肉まんやチーズ肉まん、貝柱肉まんなど種類も豊富です。
あんまんは北海道十勝産小豆を鉄窯で蒸し上げ、長時間かけてじっくりと炊き上げた自家製つぶあんが甘さ控えめでおいしいと評判に。
ぎょうざや焼売、ちまきなどもあり、プレゼントにも喜ばれています。
味噌や味噌を使った和・洋菓子を展開する「me-so-good(ミ‐ソ‐グッド)」
日本の味噌に惚れこみ、全国の味噌蔵を周り、調味料としての味噌はもちろん、味噌を使った和菓子・洋菓子なども展開する「ミ‐ソ‐グッド」。
「目黒駅マルシェ」では東京では入手困難な希少な味噌にスポットを当てて販売されていました。
和テイストのタコライスが食べられるキッチンカー「パパのお店 マイストリート」

パパのお店 マイストリート
マルシェ会場には2台のキッチンカーも出店。1つは特製ローストビーフ丼やタコライス、タコスを提供する「パパのお店 マイストリート」が。
「タコライス」はタコスの具材をご飯に乗せた沖縄発祥のソウルフード。チリやクミン、オレガノ、ガーリック、唐辛子などのスパイスを使ってスパイシーに味付けしたひき肉、玉ネギ、レタス、トマトなどの野菜とともにいただく手軽なワンプレート料理です。
こちらのお店ではお味噌を使った和テイストの味付け。名物の「みそタコス」を頂いてみました。

みそタコス
辛さ控えめでお子さまでもおいしく食べられる味付け。エスニックがちょっと苦手という家人でもこれはおいしいと食べていました。
辛さが欲しい人は手作りの特製ホットソースもあるので好きなだけ辛くできます。ガパオライスやドライカレーなどもあり、違うメニューとのハーフ&ハーフもOK。
トッピングやオプションが豊富なので、自分好みの1品が楽しめるお店でした。
もう1台のキッチンカーはトナオさんが作る絶品ハンバーガー「トナオ屋」。

トナオ屋
100%ビーフによるつなぎなしのハンドメイドパテを使用し、地元である台東区のパン屋さんに特注したバンズにフレッシュなトマト、レタスなどとともに極上の一品に仕上げて提供しています。
この他、食品以外にもアパレルや雑貨などのお店がひしめき、大勢の方がショッピングを楽しんでいらっしゃいました。これまでに12回開催、120店舗が出店し、2万人が集まる商店街の一大イベントとして成長を遂げてきた「目黒マルシェ」。
普段は通り過ぎるだけの駅で開催されることで大勢の方に足を止めてもらい、知らなかった目黒の魅力を知っていただけるきっかけになったのではないでしょうか。
開業140周年を迎えた目黒駅でも数々のイベントを開催

駅長の浪岡靖之さん
140周年を迎えたJR目黒駅では「目黒駅マルシェ」以外にもさまざまなイベントを開催。2月28日(金)~4月2日(水)までたくさんの催しが目白押しです。
目黒駅開業までの歴史を振り返るとともにイベント情報をダイジェストでご紹介していきましょう。
山手線5番目の駅として開業した目黒駅
目黒駅は山手線5番目の駅として1885年(明治18年)3月16日に開業しました。山手線は1885年3月1日に品川~赤羽間で開通したことに始まり、その後、田端~池袋間が1903年(明治36年)に開通。
東京の発展と共に路線が拡大し、現在は30駅をつなぐ重要な交通手段として大勢の方に利用されています。
実は目黒駅、名称は「目黒」ですが住所は品川区。当初の計画では、山手線を目黒川沿いに渋谷へと結ぶ予定で、目黒駅は区内に建設されるはずだったのだとか。これに対して地元の農民から、煙や振動が農作物に及ぼす影響を心配する声があがり、現在の権之助坂上を通すルートへ変更したのだそうです(参照元:目黒区ホームページより)。
ちなみに品川駅は品川区ではなく港区。こちらも品川宿の人々の反対に押されて現在の高輪へ建設されたといういきさつがあります。
2月28日(金)~3月9日(日)までは「駅からハイキング&ウォーキング」イベントを開催
目黒駅を起点に季節の魅力や、その土地ならではの歴史・文化に出会える日帰りコースを、実際に駅社員が歩き選定した「駅からハイキング&ウォーキングイベント」。
一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会協力による目黒区内のおすすめスポットを紹介した特別パンフレットを配布していました。コースの所要時間は約4時間、距離にして約13㎞。
受付時間(9時30分~11時)内にスタートし、同日のゴール時間(16時30分)までにゴールするという催しです。「東京都庭園美術館」「恵比寿ガーデンプレイス」「旧朝倉家住宅」など全部で10ヶ所を巡るコース。
パンフレットをいただいた当日は予定があり、参加できませんでしたがいつかこのコース、個人的にクリアしてみたいです。
目黒駅のお誕生日、3月16日(日)はビッグイベントが目白押し
3月16日(日)は目黒駅が生まれた日。ということでこの日に多くのイベントが組まれていました。
まずは「東京都庭園美術館×JR目黒駅ミニ山手線イベント」。駅から徒歩約7分のところにある東京都庭園美術館の本館前・庭園入口前でミニ山手線を運行し、乗車体験ができるという催しでした。
しかしながら天候不良でミニ山手線乗車体験は中止されてしまい残念でしたね。
新館で開催された子ども駅長制服体験、ワークショップ、模擬列車非常停止ボタン体験などは開催され、鉄道ファンにも魅力的な1日となりました。
東京都庭園美術館・E-Park・MEGURO MARC・JR目黒駅では「目黒駅開業140周年記念スタンプ」を4個集めると記念品がもらえるスタンプラリーイベントを開催。E-Parkでは一般社団法人めぐもりによるクイズやフォトコンテスト、ワークショップなどが開催されました。
目黒駅キャラクター目黒駅鳥「ごんのすけ」オリジナルグッズ販売!
JR目黒駅キャラクター「目黒駅鳥 ごんのすけ」は、目黒駅開業130周年(2015年3月16日)に誕生。「メグロ」という鳥をモチーフに、「目黒権之助坂」から“ごんのすけ”という名前をつけられています。
かわいい「ごんのすけ」のオリジナルグッズが3月8日(土)から発売スタート。「NewDays ミニ目黒2号店(目黒駅改札内)」「NewDays JR目黒MARCビル店」で発売されていますよ。
目黒駅だけしか購入できないのでぜひ!
この他、目黒駅中央改札口外みどりの窓口付近催事スペースで140周年を記念したオリジナル商品、「140」にちなんだ価格の商品などを取りそろえ、特別販売も。
3月24日(月)~4月2日(水)までは「JAPAN ART BRIDGE(アート作品展示・販売)」を予定しています。
目黒駅及び目黒の街の歴史写真の展示
目黒駅中央改札口外催事スペース横ショーウインドウでは、目黒駅や目黒の街、山手線の車両等の歴史を振り返る写真を展示中。地元の方にとっては懐かしく、思い出がたくさん詰まった風景が楽しめますね。
目黒駅開業140周年×アトレ目黒!コラボ企画
「アトレ目黒」では公式LINEでお友だちになると、先着1,400名に税込1,500円以上のお買い物で使える300円デジタルクーポンを配布。クーポンはアトレ目黒館内で利用できます。
期限は3月31日(月)までなのでお急ぎくださいね。
ヤマモトタケシさんというたった1人の方から始まり、毎回、本業そっちのけで奮闘し、目黒という街を盛り上げてきたイベント「目黒マルシェ」。その思いに賛同し、協力してくれる人たちが集まって開催されたのが今回の「目黒駅マルシェ」です。
残りあとわずかですが、ぜひ足を運んでJR目黒駅の誕生を祝い、美味しいものを食べ、素敵なお買い物をしつつ、これからもぜひ一緒に楽しんでいきましょう!
■取材協力
目黒マルシェ(有限会社マルニャ物産)/JR目黒駅(JR東日本旅客鉄道株式会社)
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