【目黒区】毎週土曜日に「こども食堂」を開催する「この街の食堂」。人やモノ・コトを有機的に繋ぐ学芸大学駅周辺のハブステーションに成長中

東京都

この街の食堂 学芸大学

株式会社バレッグスが手がけたコミュニティダイニング「この街の食堂」。2025年6月に学芸大学東口商店街の中にオープンしました。

この街の食堂 学芸大学
2025年6月、学芸大学東口商店街の中にオープンした「この街の食堂」。同じ商店街の中にある株式会社バレッグスが …

バレッグスの社員向け福利厚生食堂であり、街の食堂として開放する他、7月から毎週土曜日に「こども食堂」の定期開催を続けています。定期開催から半年以上が過ぎ、今ではすっかり地域の顔として定着しているという「こども食堂」。

この街の食堂が仕掛ける子ども食堂

地元企業・店舗との繋がりもできて一緒にイベントを仕掛けたり、お客様同士の交流なども生まれるなど、学芸大学駅周辺や目黒区を巻き込みながらの広がりを見せています。

使命実現と地域との「つながり」が生み出すさまざまなイベントやコラボ企画にチャレンジ

バレッグスでは「つながりを大切に、この街の暮らしを豊かに。」という使命のもと、2025年6月より「こども食堂」を継続運営。
企業のCSR活動というだけではなく、使命を体現する継続的な取り組みであり、従業員が地域と深く関わり、社会貢献への意識を高める大切な機会となっているそうです。

人気インフルエンサー・怪物のグルメとのコラボ企画

怪物のグルメとのコラボ

(画像提供:株式会社バレッグス)

2025年9月6日(土)に人気グルメインフルエンサー「怪物のグルメ」と特別コラボレーションを開催。地域の子どもたちに「食の喜び」と「笑顔」を届ける楽しい一日となりました。

怪物のグルメでは、2025年から“食の恩返し”として、児童養護施設や子ども食堂に通う子どもたちへご飯と笑顔を届ける活動をスタート。その第一弾として開催したのが「この街の食堂」での「こども食堂」でした。

東大うどん部×この街の食堂特別コラボ

東大うどん部とのコラボ企画を開催

東大うどん部の皆さん(画像提供:株式会社バレッグス)

2025年11月15日(土)には東京大学学友会加盟のインカレサークル「東大うどん部」とのコラボ企画で、本格的な手打ちうどんを地域の子どもたちとそのご家族に無料で提供する「こども食堂」を開催。

以前「こども食堂」に参加されていた目黒の子育て情報関連の代表者の方が、地域活動の場で東大うどん部と出会いました。その方からのご紹介により、東大うどん部と繋がり、このコラボレーション企画が実現したそうです。

東急東横線高架下に誕生した「GAKUDAI PARK STREET」で行われたイベントに参加

2024年7月に「学大小路」からリニューアルして誕生した「GAKUDAI PARK STREET」。朝も昼も滞在できる公園のような施設へというコンセプトで、街に新しい賑わいを創出しています。

そんな「GAKUDAI PARK STREET」で2025年11月30日(日)に開催されたイベントにもキッチンカーで出店。

地元の方に「この街の食堂」の存在を知ってもらう大きなきっかけにもなったそうです。

ボランティアや企業、地元店舗から支えられ、無料開催を続けている「こども食堂」

今回、2026年1月31日(土)に開催された「こども食堂」におじゃましてきましたので、当日の様子などをご紹介したいと思います。

こども食堂は無料で利用可能

「こども食堂」とは、子どもが1人でも安心して利用できる無料、もしくは低額で食事ができる場所。食事提供だけでなく、孤食の解消、子どもの居場所づくり、地域交流、子育て支援、食育などを目的とした、地域住民による手作りの社会活動です。

2012年頃に始まり、全国へ広がったといわれています。

このところの物価高や円安でどこの飲食店も料金を値上げせざるを得ない状況が続いています。「この街の食堂」ではどのような工夫をされているのでしょうか。

この街の食堂を企画・運営する提坂さんとシェフ・鈴木さん

提坂さん(写真向かって左)とシェフ・鈴木さん(画像提供:株式会社バレッグス)

株式会社バレッグス 新規事業開発室 室長である提坂直也(さげさかなおや)さん、シェフの鈴木健太さんにもお話を伺うことができました。

毎週50人以上の利用がある「こども食堂」

毎週大盛況のこども食堂

私がおじゃましたのは12時頃でしたが店内はすでに満席。次々とお客様が来店し、待ち時間が出るなど大盛況の様子でした。

7月から定期開催を始めて、毎週コンスタントに50~60人の来店があるという提坂さん。クリスマスには世界の料理に出会うというテーマで立食の「こども食堂」を企画されたそうです。

この時は100人が来店したとのこと。普段はあまり目にすることのないお料理をお子さまから大人まで楽しめる楽しい1日になったそうです。

同じ商店街の中にある「しいの実社」ともつながりが

しいの実社

学芸大学東口商店街の中にある「しいの実社」(2024年撮影)

「しいの実社」は目黒区内で知的障害者の地域での活動・就労・生活などの総合的な支援を行う社会福祉法人。天然酵母や国産小麦、発酵バターなど安心安全な素材で丁寧に作られた自家製パンを販売しています。

しいの実社のパン

しいの実社のパン(“めぐろふれあいフェスティバル2024”にて撮影)

「しいの実社」は以前からバレッグスに余ったパンを差し入れしてくれるなどの交流があったそうです。「こども食堂」がスタートしてからもパンを提供してくれ、活動を支援してくださっています。

クリスマスのイベント時には、世界の料理に合わせたオリジナルのパンも焼いてくれたそうですよ。

いろいろな企業からの寄付にも支えられている

手巻き寿司

1月31日(土)は「てまき寿司」と豚汁の提供

食材の値段が上がり、調達が厳しい状況の中、「この街の食堂」自体も他店に比べてかなりリーズナブルな値段で食事を提供しているので、やりくりは大変なのでは?

「しいの実社」以外の法人やお店の方からの寄付で、「こども食堂」の定期開催を続けていく体制が整っていると提坂さん。

「この街の食堂」や「こども食堂」を訪れたことで、地元の人同士の交流や思いがけない繋がりが生まれていく様子を見ていると、元気をもらえるとおっしゃっていました。

ボランティアさんやこども店長が大活躍

こども店長が大活躍

「この街の食堂」の「こども食堂」に何度も通っているうちに、「こども店長」に就任。取材で訪れた日もお客様の呼び込みやホワイトボードへのメニュー書き、料理を運ぶなど大活躍していました。

ホールではボランティアのなつさんがお客様への声掛けやお料理を提供するなど、親しみやすく温かい接客でなごみます。

「第二の食卓」として「こども食堂」を育てていきたい

「この街の食堂」の料理長へ就任し、「こども食堂」の運営にも関わっている鈴木さん。以下のようなコメントをいただきました。

こども食堂で一番大切にしているのは、『お腹だけでなく、心も満たすこと』です。
温かいご飯をみんなで囲み、『美味しいね』と言い合える時間・空間。それは、ただ栄養を摂る以上の意味があると思っています。
ここに来れば誰かがいる、安心して笑える場所がある。週に1度ですが『第二の食卓』のような居場所を、地域のみんなで育てていきたいと思っています。

また、キッチンから客席の賑わいを感じたり、空っぽになったお皿が返ってきた時。
お子さんから『美味しかった!』『おかわり!』『ごちそうさま!』という言葉と笑顔をもらえるのが何よりも嬉しいそうです。

お祝いの時の特別な一皿。皆さんの人生のワンシーンに、自分の料理が寄り添えていると感じられる瞬間が、何よりもやりがいを感じているとおっしゃっていました。

街のその後へつながる存在でありたい「この街の食堂」

学芸大学東口商店街

学芸大学東口商店街

学芸大学東口商店街の中には株式会社バレッグス 学芸大学本店があります。上場をきっかけに地元で何か地域貢献できるビジネスを、ということでスタートした「この街の食堂」。

バレッグス 学芸大学本店

バレッグス 学芸大学本店

提坂さんが提案したのが「手作りで温かくリーズナブルに食べられる食堂を作ろう」という企画。社員の福利厚生の一環であり、一般の方もちょっとお安くランチが楽しめる場所としてスタートしましたが、反響はどうなのでしょうか。

社員からも好評で、会社の魅力アップにも貢献している印象

バレッグスの新規事業としてスタート

「この街の食堂」を利用する社員の方は全体の2~3割というところ。バレッグスの支店はあちこちにあるため、平日のランチタイムにわざわざ食べに来るのが難しいという側面があります。

それでも、お客様のご案内で近くまできたついでに…という社員の方もいらっしゃるそうです。

新しく入社した方から「社員食堂がある」というのはとても好意的に受け止められていて、会社の魅力アップにもつながっているそうです。

物件を紹介したお客様が訪れてくれることも

不動産業といえば、部屋を借りたいお客様と大家さんを繋ぐ仲介業がメイン。契約が終了してしまえば、お客様との繋がりもなくなってしまいます。

しかし、「この街の食堂」を始めたことで、物件を紹介したお客様が訪ねてくれることもよくあるのだとか。思いがけない形で交流が生まれる、続いていくのはとても嬉しいと提坂さんはおっしゃっていました。

今後はいろんな企業と提携して、社員食堂として使ってもらう計画もあるそうです。また、お弁当を提供してほしいという要望も高いのでトライしたいとのことでした。

以前はランチ営業だけでしたが、いまは16時までの通し営業もされている「この街の食堂」。ランチタイムを逃してしまうとしっかりとした食事がとれなくなり、「ランチ難民」に陥りがちです。

この街の食堂なら16時までちゃんとした食事が可能

でも「この街の食堂」にくれば、夕方までちゃんとした定食物などが食べられてしかも安い!これは嬉しいポイントです。

街の小さな1つの灯りとして始まった「この街の食堂」。いまではいろんな人・モノ・コトを巻き込みながら、新しい居場所やコミュニティとして有機的な広がりを見せています。

学芸大学駅周辺の街を巻き込みながらどんな面白い化学反応が起きるのか。これからもその活動の広がりを楽しみにしたいと思います。

■取材協力

株式会社バレッグス

この街の食堂
住所
東京都目黒区鷹番2-5-2
営業時間
平日 11時~16時
※毎週土曜日の11時~14時(最終入店は13時30分)は「こども食堂」を開催(先着50食)
定休日
土曜・日曜
最寄り駅
東急東横線 学芸大学駅
電話番号
03-3794-1156
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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