【目黒区】中目黒の裏路地で毎週水曜日、5月4日(水)から営業を始めた喫茶「時々、雨」。心に雨が降る日も温かく寄り添うおもてなしがコンセプトです
吉野家HDが運営している、間借りのマッチングサイト「シェアレストラン」。その仕組みを利用してまた新しいお店が2022年5月4日(水)に中目黒にオープンしました。
喫茶「時々、雨」は、週に1回、水曜日だけオープンする隠れ家的な「珈琲とクリームソーダとお酒のお店」です。
中目黒の路地裏にひっそりたたずむ喫茶「時々、雨」
喫茶「時々、雨」がある場所は表通りから全く見えない奥まったところ。目黒銀座商店街にある自転車買取販売専門店「バイチャリ中目黒店」と沖縄料理店「れきお」の建物の隙間を潜り込むように入った更に奥にあります。
週1回、水曜日だけの間借り営業。店主である市川さんはダンサーとしてさまざまなイベントや舞台で活躍されている方だそうです。
その一方で日本各地の名喫茶店でトータル約8年、キャリアを積んだコーヒーのエキスパート。今回のお店「時々、雨」では、賑やかカフェに疲れた方や、いろんな思いを抱えた方に優しくそっと寄り添うような一杯を提供したいと考えてオープンさせたお店です。
市川さんの喫茶「時々、雨」は、中目黒の他に高円寺でも毎週金曜日に営業をスタートさせています。
ネルドリップ抽出方式で丁寧に入れるコーヒー
「ネルドリップ」はコーヒー抽出方法のひとつで、布の片面(両面の場合もある)が起毛しているネルフィルターを使用します。ペーパーフィルターに比べ、コーヒー液の中に含まれる粒子がネルの起毛面に留まることで雑味を抑え、「舌触りがなめらかでコクのあるコーヒー」を淹れることができるのが特徴だそうです。
ペーパードリップ方式のように支えとなるドリッパーがあるわけではなく、ネルフィルターの布のたわみをうまく調整しながら、淹れなければならないため、上手にコントロールする職人技が問われるとか。
市川さんはコーヒーの知識はもちろん、このネルドリップを扱う技術に長けていることから、今回お店で出すコーヒーは「ネルドリップ抽出方式」を採用しているそうです。
ネルドリップ抽出方式は、豆本来の特徴や個性をしっかりと味わう事ができる、コーヒーの苦味やコクというものをより深く味わう事ができるところが魅力。
しかしその反面、気温や湯の温度などでも味が大きく左右され、淹れる人によっても味が変化するという大変繊細な一面もあります。
市川さんがあえて気難しいネルドリップ抽出方法を採用しているのは、お店を訪れた方に寄り添うような特別な一杯を提供したい、という思いが込められているのかもしれません。
昭和レトロな懐かしい“喫茶メニュー”がいっぱい!夜はお酒も提供
最近、若い世代にも人気がある“昭和レトロ”。古めかしいデザインのコップで飲むクリームソーダはむしろ新鮮でおしゃれに感じられるようです。
昭和世代の思い出といえば、デパートの食堂で飲んだメロンソーダ。缶詰(もしくは瓶詰)の真っ赤なさくらんぼと、鮮やかなグリーン色に着色したソーダは、家族との楽しいお出かけを思い出させます。
喫茶「時々、雨」では、メロンクリームソーダの他にいちごクリームソーダやブドウクリームソーダをラインナップしているそうです。
フードメニューは市川さんがお手伝いしている施設から仕入れを行っており、どのメニューもワンコイン以下と中目黒界隈では大変リーズナブルなお値段です。
ビールやハイボール、サワー、カクテルなども楽しめるので、1日の疲れを癒しにふらりと訪れてもいいですね。
今風のおしゃれ空間やワーキングスペースとなっている賑やかなカフェとも違う。心に雨が降るような日でもそっと寄り添うように、落ち着いた時間が過ごせるように心配りが行き届いた喫茶「時々、雨」は、街のオアシスになりそうです。
水曜日は、中目黒の喫茶「時々、雨」でゆるやかで温かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
↓喫茶「時々、雨」のある場所はこちらになります。