【目黒区】都立大学駅近くのインテリアショップ「BasShu(バッシュ)」で、眼鏡の聖地・鯖江市の職人がメンテナンスしたヴィンテージ眼鏡「GI GLASSES」の試着イベントを開催
「GI GLASSES」とは、アメリカ軍が官給品として支給した眼鏡の通称。「GI=Government Issue」の略語で、目の悪い兵士たちに向けて国が指定して量産したモデルのことです。
60年代のアメリカを代表する一流眼鏡メーカーが生産を担当していたそうです。
今回、ロサンゼルス郊外の倉庫で眠っていた「GI GLASSES」のパーツを、株式会社ウーリーが運営する文化資産保護プロジェクト【CULTURE BANK】が発掘。足りない部分は、福井県鯖江市の眼鏡職人が制作して組み上げて復活させました。
この希少な歴史的価値も高い眼鏡「GI GLASSES」を、都立大学駅近くにある「BasShu(バッシュ)」直営店で試着することができるイベントを2022年12月3日(土)・4日(日)の2日間限定で開催します。
【CULTURE BANK】とはどのような活動?
【CULTURE BANK】とは“Save our culture!!” をコンセプトに、放っておけば失われてしまう文化資産を、未来に伝える活動をするプロジェクト。文化的資産の価値を“見える化”し、情報と共に人へ引き継いでいく活動をしています。
今回の「GI GLASSES」は、デッドストック状態で発見されたとのこと。見つかったのはフロントのリムのみで、テンプル(耳にかけるバー部分)はなかったそうです。
このままでは朽ち果てていくのみ。60年代当時の貴重な資料として後世へ引き継いでいくために、眼鏡の聖地として知られている福井県鯖江市の職人に協力を依頼しました。
50年前のリムに合わせて、テンプルを制作。実用性のある眼鏡として、コレクションとして楽しめる一品として、蘇らせたというわけです。
鯖江の眼鏡職人の中でも高い技術を持つ、トップクラスの職人が再生
眼鏡フレーム製造について一流の腕を持つ鯖江の職人であっても、50年前のフレームを再現するのは容易なことではなかったそうです。
残されていたのは50年前に製造されたリムと、当時の一次資料のみ。テンプルの型を新たに起こし、サイドのカシメも本物に忠実に再現しています。
現代の眼鏡フレームは、接着の飾りのタイプが多いのですが、こちらはしっかりとテンプルを留めつけ、当時と同じ頑丈な作り。 こちらの取り付けができるのは、鯖江の眼鏡職人とはいえども、技術力の高い方だけだったそうです。
ヴィンテージ物の眼鏡はその価値を見極めるのが難しい
今回の「GI GLASSES」は60年代第二次世界大戦後生産されたもので、 それ以前のワイヤータイプのフレームから、 セルロースアセテートに変更となった歴史的に貴重な資料です。
このクリアグレーのモデルは68年に生産が終了となっており、 コレクターズアイテムとしても高い人気を誇ります。
しかし、ヴィンテージの眼鏡が欲しくても品質の良しあしを見極めるには専門的な知識が必要で、二の足を踏んでしまうことも多いかと思います。
今回のプロジェクトでは専門スタッフが徹底的に検品を行い、 更に鯖江の眼鏡職人が歪みなどをチェックした上で最終調整を行ってくれるので、 安心して購入できることも大きな魅力なのではないでしょうか。
八雲にある「BasShu(バッシュ)」ストアで2日間の試着イベントを開催
「BasShu(バッシュ)」は、播州織のシャンブレーシャツとの出会いからスタートした会社。2007年にブランドを立ち上げ、播州織りのエプロンがシンボル的な商品となっています。
タオルは今治、ブランケットは泉大津、デニムは児島、い草は築後でつくるなど、品質の高さや職人の技術などに惚れ込んだ産地と取引。色合い・手触り・丈夫さ・デザインに妥協せず、長く愛用できる商品を作り続けています。
今回の「GI GLASSES」は、「BasShu(バッシュ)」直営店で試着イベントを開催。実際に手に取って、その付け心地やイメージをチェックできる貴重な機会となっています。
試着イベント開催の日時は2022年12月3日(土)11時~19時、4日(日)11時~17時の2日間です。ヴィンテージ物の魅力と、鯖江の一流眼鏡職人の高い技術力をぜひ、確かめてみてはいかがでしょうか。
【開催期間】2022年12月3日(土)11時~19時/12月4日(日)11時~17時
【開催場所】「BasShu(バッシュ)」直営店
【問合せ先】CULTURE BANK
※当日は試着のみで、購入はオンラインでの購入となります。
↓「BasShu(バッシュ)」直営店の場所はこちらになります。