【目黒区】中目黒の「新高堂(にいたかどう)書店」が12月30日(土)で長い歴史に幕。「ナカメの中心で閉店を叫ぶ」イベント開催中

新高堂書店が閉店

とても残念なお知らせです。中目黒駅から徒歩約2分のところにあるアトラスタワーアネックス1階にある「新高堂書店」が2023年12月30日(土)をもって閉店となります。

現在、お店では「ナカメの中心で閉店を叫ぶ」イベントを開催中です。

「新高堂書店」は12月30日(土)まで閉店おまけ祭り

現在「新高堂書店」では閉店に伴い、おまけ祭りを開催中。期間中、1,898円以上お買い上げで「ナッペちゃん」ラインスタンプもしくは、景品付き「名言おみくじガチャ」1回が楽しめます。

景品は大人も大好きX’masお菓子セットなどが用意されているそうですよ。

「ナッペちゃん」は「新高堂書店」オリジナルのキャラクターで、ナカメのナッペちゃんとしてお店の看板やグッズなどに登場していた女の子。4歳ぐらいの昭和のオコチャマなのだそうです。

この他、「閉店スペシャル栞 プレゼント」「おりがみ、お菓子、子ども用パズル 50%引きセール」、そして12月23日(土)アトラスタワーの大きなクリスマスツリーの下で絵本の読み聞かせ会(13時30分~/14時30分~、各回30分)が開催されます。

絵本の読み聞かせ会は、目黒区図書館 本読みボランティアが協力。絵本と紙芝居のお話会となっています。

1898年に台湾で創業し、125年の歴史を誇る老舗「新高堂書店」

台湾時代から125年の歴史を誇る老舗書店

「新高堂書店」は台湾日本統治時代に、店主である梅田美香さんの高祖父の父、村崎長昶さんが台湾へ渡り、創業したのが始まりなのだそうです。「新高堂書店」は台湾に住む日本人向けに設立され、本以外にも文房具やスポーツ用具、西洋楽器などを発売していたとのこと。

「新高堂書店」は大きく発展を遂げ、第二次世界大戦後に台湾で最初の地元設立出版社「東洋出版社」になりました。その後、日本へ引き上げ、中目黒の地で書店をオープンさせたそうです(参照元:新高堂書店公式Facebookより)。

台湾時代から数えると、今年で創業125年を迎えるのですね。店名である「新高堂(にいたかどう)」は台湾の名山「新高山」にちなんでつけたそうです。

「中目黒の子どもたちを、本好きの子どもに育てたい」、児童書コーナーが充実している「新高堂書店」

「新高堂書店」はあらゆる世代のニーズに応えるべく、コンパクトながらも充実した品ぞろえの本屋さん。中でも、お子さん向けの児童書などがたくさん置かれていました。

小さな頃から活字に触れて、本を読む楽しみを知ってもらいたいという思いがヒシヒシと伝わってきます。

SNSの地元グループでも、閉店を惜しむ声がたくさん寄せられていました。

「新高堂書店」では「街の文化の発信拠点」として、地元とコラボした取り組みも

「新高堂書店」では桜の季節限定で「目黒川さくら飴」を販売。中目黒・宮川製菓株式会社とコラボしてつくられたものです。

売上の一部を目黒区のサクラ基金に寄付。年月を重ね、生育環境の変化に耐えられず枝折れや倒木が懸念されている区内の桜を保護・植え替えしていくため、その事業を支えるための基金となっています。

毎年たくさんのお花見客が訪れる中目黒。大勢の方の心をつかんで離さないこの美しい景観を守るため、始めた取り組みです。

「目黒川さくら飴」は一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会が行っている「めぐろ土産」に認定されています。

本のデジタル化や通信販売など、街の本屋さんを取り巻く厳しい現状

デジタル化・通販が増えている本業界

最近ではデジタル化が進み、学校でもタブレット端末を使った授業などが行われています。小説も漫画も新聞もタブレットで読むという方も多いことでしょう。

デジタル書籍は持ち運びが便利で、旅先や移動中に読むのにとても助かると思う一方で、自宅の本棚にずらりと並ぶ本を眺める喜びは捨てがたい。そして、紙のページをめくりながら読むあのワクワク感は、本好きにはたまらない時間です。

何よりも書店へ足を運び、たくさんの本の中から新しい魅力的な作品を発掘して買う喜び。これは通販ではなかなか味わえない醍醐味です。

どこの町からも地域密着型の昔ながらの本屋さんが少しずつ姿を消して、とても残念に思う今日この頃です。

「新高堂書店」では閉店後もFacebookやLINEなどで情報発信をするとのことですので、ぜひ皆さんフォローをしてくださいね。

↓「新高堂書店」の場所はこちらになります。

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