【目黒区】桜はまだでしたが、八雲にある老舗和菓子店「つ久し」で名物の黒豆大福を購入。甘酸っぱい「青梅」も絶品でした
都立大学駅から徒歩約8分、「めぐろパーシモンホール」の隣にある老舗の和菓子店「つ久し」に行ってきました。創業は1949年で2024年で75年目を迎えます。
こちらの名物はなんといっても丹波産黒豆を使った「黒豆大福」。一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会が設置する選定部会による「めぐろ土産」にも認定されています。
桜が咲いてたら、と思ったのですが2024年3月23日(土)の時点ではつぼみは膨らんでいるものの、まだ咲いておらず残念。冷たい雨が降り、風も強かったので「黒豆大福」は自宅でいただくことにしました。
「つ久し」の「黒豆大福」は賞味期限当日のみ
店内は昔ながらの和菓子店という風情の「つ久し」。桜餅やさくらしんじょう、花見だんご、草餅、かのこ、どらやきなど和菓子がずらりと並びます。
名物の「黒豆大福」はその日の朝に仕込み、当日販売分だけを製造。賞味期限もその日のみというできたてにこだわっています。
「黒豆大福」の他、甘い梅を包んだ「青梅」、ほろほろした食感と卵の風味がきいた「きみしぐれ」を購入して帰りました。
「つ久し」は和菓子だけではなく、お茶請けによさそうなおせんべいやあられなども充実していました。
豆の味がしっかり感じられ、ほどよい甘さのあんこ、コシのあるお餅が絶妙な「黒豆大福」
通常の豆大福は、赤えんどう豆を使うそうですが、「つ久し」では丹波産黒豆を使用。しかもサイズも大きいものにこだわって使っているそうです。
「黒豆大福」そのもののサイズは比較的小ぶりでちょっと甘いものが食べたい時にぴったりな大きさ。
黒豆の味わい、コクがしっかりと感じられて豆好きにはたまりません。餡の甘さ、豆の塩気も主張しすぎずに、自然なバランスでまとまっています。
コシのあるお餅でほどよくやわらかく、歯切れも良い。これは何個でも食べられます。
黒豆の味も楽しみつつ、小豆のおいしさも楽しめる。素晴らしい味わいの「黒豆大福」でした。
「きみしぐれ」「青梅」も名品の「つ久し」
「きみしぐれ」はこしあんを黄味あんでつつみ、蒸しあげてつくる和菓子。蒸しあげると表面にヒビが入るのが特徴なのだそう。
黄味あんには卵黄がたっぷりと使用されており、すこしホロホロとした食感。
「黒豆大福」はつぶあんですが、「きみしぐれ」はこしあんでした。なめらかな舌触りで上品な甘さが楽しめる一品。
見ためも青梅そっくりな「青梅」。甘く煮た梅が一粒丸ごと中に入っており、一口食べると甘酸っぱい梅の風味と香りが鼻に抜けます。
どの和菓子も上品な甘さで、サイズも手頃。まさにお花見のお供にぴったりでした。
このところの寒さで都内では3月30日(土)~4月1日(月)辺りが満開となる予想。都立大学駅周辺では4月5日(金)までライトアップが楽しめます。
都立大学駅から駒沢大学駅方面と大岡山、緑が丘駅方面へと桜並木が呑川沿いなどに続きますので、ぜひお花見を楽しみながら春の宵を満喫してみてはいかがでしょうか。
↓「つ久し」の場所はこちらになります。