【目黒区】9月8日(日)に目黒区立目黒中央中学校で開催されたリアル参加型「めぐろ防災フェスタ」をのぞいてきた

めぐろ防災フェスタin目黒中央中学校

9月1日の「防災の日」に合わせて毎年行われている目黒区の防災訓練。2023年からフェスタ形式での開催に生まれ変わり、大きな関心が寄せられています。

2024年は9月1日(日)に自宅で気軽に参加できる「オンライン防災訓練」、9月8日(日)に区立目黒中央中学校でリアル参加型の「めぐろ防災フェスタ」が開催されました。

【目黒区】自宅で気軽に防災力アップ「目黒区オンライン防災訓練」は9月1日(日)開催、リアル参加型で学ぶ「めぐろ防災フェスタ」は9月8日(日)に開催されます

今年は残念ながらオンライン防災訓練に参加できなかったのですが、区立目黒中央中学校に足を運んできましたので、当日の様子をダイジェストでご紹介しましょう。

晴天に恵まれ、夏のような陽射しが降り注ぐ「めぐろ防災フェスタ」会場

真夏日のようなフェスタ当日

2024年の「めぐろ防災フェスタ」会場は、東急東横線・祐天寺駅から徒歩約5分のところにある目黒区立目黒中央中学校です。目黒中央中学校は2006年(平成18年)に第二・第五・第六中学校を統合して誕生。

目黒中央中学校の校舎

現在の場所は、旧第五中学校の跡地に建てられた新しい校舎で、モダンですっきりとしたデザインとなっています。まずは校庭で行われた展示やイベントをご紹介していきましょう。

昨年も大人気だった陸上自衛隊特製カレー

陸上自衛隊の炊事車を使った炊き出し

私が会場を訪れたのは11時過ぎ。昨年最も長い行列が出来ていたのがこの陸上自衛隊によるカレーの炊き出しでした。

今年は100名分を増やし、10時30分から先着500名の方に整理券は配布したそうなのですが・・・。もうすでに配布終了。

陸上自衛隊による炊き出しカレー

カレーに使われた具材は目黒区と災害協定を締結している「東急ストア」が提供し、お米は区で備蓄しているアルファ化米を使用していました。

暑い日だったので、スパイシーな香りのカレーはおいしかったのではないでしょうか。

今回初開催だった非常食のリメイクお料理教室

リメイクお料理教室

長期保存が可能な非常食はどうしても余らせがち。同じような味なので途中で飽きてしまいますね。

今回は「めぐろ区報」でもおなじみ、食品ロス問題に取り組む料理研究家・行長万里さんによる非常食のビスケットを使ったリメイク料理教室が開催されました。

私も以前は長期保存が可能な非常食をメインにストックしてきたのですが、最後まで食べきることができず、最近では普段よくお料理に使うものを中心にローリングストックするようになりました。

リメイク技をいろいろ知っておくと、日常の食生活に普段から役立ちそうですね。

被災した建物の応急危険度判定訓練

応急危険度判定訓練

「めぐろ防災フェスタ」会場では応急危険度判定訓練を実施。「応急危険度判定」とは、地震により建築物が被災した場合、余震等による建築物の倒壊、部材の落下等から生じる二次被害を防止し、住民の安全確保を図るたみに行われるものです。

応急危険度判定訓練をフェスタでも実施

判定は「危険(立ち入ることは危険)」「要注意(立ち入りには十分な注意を要する)」「調査済(建築物は使用可能)」の3種類に分類。出入口など見やすい場所にステッカーを貼り、被災状況を知らせます。

目黒区では応急危険度判定等の講習会を実施。2024年も7月2日(火)・3日(水)、目黒区総合庁舎2階大会議室にて実施。

今回の「めぐろ防災フェスタ」では実践的な学びの場として活用されていました。

はしご車乗車体験は今年も大人気

はしご車体験が大好評

普段は乗ることがない(乗らない方がよい!?)はしご車に実際に乗せてもらえるこちらの体験。

空高く伸びあがるはしご

昨年に引き続き、今年も抽選で親子30組60名が震え上がるような高所からの景色を楽しみました。

災害に役立つ展示・体験コーナー

地震体験車

地震体験車

この他、校庭では災害時に想定されるトラブルへの対処方法や地震、水害などを実体験できるコーナーなど、防災力を高める展示がたくさん。

東京電力の展示

東京電力パワーグリッド株式会社 品川支社では、大きな地震の揺れを感知すると自動でブレーカーを切ってくれる装置「感震ブレーカー」のシミュレーション体験を。

東京水道局 応急給水

東京都水道局では応急給水(冷水)を実施するなど、災害時に最も心配なライフラインをどのように確保するのかについても学べる内容となっていました。

普段は目にすることの少ないレアな車両に興味深々

自衛隊の車両展示

この他、自衛隊や警察車両など珍しい車両の展示がありました。実際に車の中を見る、運転席に乗って記念撮影など、レアな体験がいっぱい。

お子さま向けの制服なども用意されていて、人気のコーナーとなっていました。

体育館ではステージイベントの他、めぐろ防災サバイバルラリーを開催

体育館でもイベントが目白押し

体育館では11時から開催される「防災ビンゴ大会」で使用するカードを配布中。また、VR消火体験やAR浸水体験、応急救護体験なども実施されていました。

めぐろ防災サバイバルラリー

また「めぐろ防災サバイバルラリー」を開催するなど、遊び感覚で防災への知識や意識を自然に高めることができる取り組みも。スタッフの方に熱心に質問するご家族連れなど、皆さんの本気度が感じられました。

今年は特にお正月に起きた能登半島地震、宮崎県日向灘を震源とする大きな地震と続き、南海トラフ巨大地震への心配が高まった年。台風や線状降水帯の発生で短時間にたくさんの雨が降るというのをたびたび体験しています。

地震はもちろんのこと、水害への備えも必要だと痛感している方も多いのではないでしょうか。日頃から備えていても、いざというときに使いこなせなければ意味がありません。

「めぐろ防災フェスタ」のような実践型の防災訓練は防災意識を高めるだけではなく、その時どう行動するかを肌で感じることのできる貴重なチャンス。

今年は参加できなかったという方、来年はぜひ!

■取材協力

目黒区防災課

↓会場となった「目黒区立目黒中央中学校」の場所はこちらになります。

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