【目黒区】林試の森にキッチンカー(移動販売)?都立公園内で臨時売店営業許可が2021年9月30日(木)まで緩和されています
都立公園「林試の森(りんしのもり)」は目黒区下目黒と品川区小山台にまたがる、東西に長い公園です。1900年(明治33年)6月に「目黒試験苗圃」としてスタートし、その後「林業試験場」に名称を変更。林業・森林の研究を行ってきました。
1978年(昭和53年)につくば市に筑波研究学園都市が建設され、林業試験場が移転。跡地は東京都に払い下げられ、暫定的に「目黒公園」として親しまれててきましたが、1989年(平成元年)に「都立林試の森公園」として開園しました。
園内には「林業試験場」時代からの珍しい樹木や巨木が残され、絶滅危惧種のハナガガシなど、他の公園ではなかなか見ることができないユニークな植生になっています。
東京都では2020年7月に都立公園内で臨時的な飲食店の営業を許可
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている飲食店を支援するための緊急措置として、都立公園内における臨時的な営業を期間限定で認めるという報道発表がありました。
適用期間は2020年11月30日(月)までとしていましたが、その後も長引くコロナ禍によるダメージを受けて適用期間を2021年9月30日(木)までに延長。1回の申請で2週間の範囲内で営業できる(再度申請することで延長可能)というものです。
公園内に売店や飲食店を設置していない一般開放公園ということで、目黒区内では「林試の森」が対象公園になっています。
出店費用は爆安!コロナ禍で困っている飲食業を応援
「都立公園における臨時的な営業に関する要領」を見てみると、専有面積に応じた専用料単価は特別区で34円、市で6円、町で1円とあります。
キッチンカーの小型サイズなら幅3.5m、奥行き1.5m、高さ2.5m程度。軽トラや軽自動車などを改造したものがこのぐらいのサイズでしょうか。
だいたい3m×5m(15㎡)あれば出店できそうなサイズです。特別区で計算すると1日あたりの出店料金は510円程度。東京23区内でこの賃料は爆安です。
キッチンカーで営業してみたいという事業者の皆さん。今年の9月までがチャンスですよ!
林試の森では2020年11月にタコスとワッフルのケータリングカーが出店
林試の森公園では、
現在ケータリングカーの出店をしています。ワッフルの販売カー
タコスの販売カーの、2店舗出店中です。
是非ご利用ください。(※明日また営業致します。) pic.twitter.com/IP8B6uUM7Y
— 都立林試の森公園 (@ParksRinsi) November 28, 2020
都立公園内での臨時営業申請を行ったワッフル販売カーとタコス販売カーが出店。お散歩に訪れた区民たちから注目を集めていました。
タコスを販売しているのは「キッチンカーrokuchou.」で、その後12月~3月まで土日祝日に出店していました。3月末からは都立公園でのお花見の自主規制が始まってしまったため、早めに営業終了してしまったようです。
こちらのタコスは生地から手作りをしており、おいしいと評判になっていました。遊具などが並ぶ子ども向けの広場で出店しているようです。2021年5月9日(日)に訪れてみましたが、この日は営業していなかった様子。
緊急事態宣言が延長されてしまった関係でしょうか。
2021年5月8日(土)からお菓子の家「Camy&Berry」がプレオープン!?
東急目黒線・武蔵小山駅から最も近い入り口「水車の門」前に、5月の土曜日に「Camy&Berry」というお菓子と雑貨のお店が出展するという情報がFacebookに掲載されました。
営業可能な時間帯は9時~17時までなので、この間にオープンしている様子。正確な営業時間などはFacebookに書かれていなかったので実際にその時間帯に行ってみて、出店していたらラッキー!?
Facebookで告知されていたのは、こちらの水車門周辺。武蔵小山駅に最も近い入り口となっています。
小牧かなねさん、情報ありがとうございます。
キッチンカーに出会えなくてもお散歩が楽しい林試の森
林試の森は都会にいるのを忘れてしまいそうなぐらい、緑豊かで涼しい風が吹いています。都心ではあまり見かけないオオルリ、キビタキ、カワセミ、サンコウチョウといった鳥も多く生息しており、運が良ければその姿を写真にとらえることもできるようです。
真夏のような日差しの下でもここは別世界!高原のような爽やかでひんやりとした空気を感じます。
かつて湿地だったという林試の森ですが、現在では上池と下池、それぞれを結ぶ小水路が当時の面影を残しています。絵画のように美しい風景は、コロナ疲れの心をやさしく癒してくれました。
5月1日~10月31日まではデイキャンプ広場もオープン。1日1団体100名まで利用が可能です。また、ジャブジャブ池は7月~8月に利用可能。現在は水が抜かれていました。
夏休みには子どもたちの歓声が響き渡ることでしょう。それまでに新型コロナウイルス感染症が落ち着いていることを祈ります。
林試の森公園までのアクセスは武蔵小山駅からなら約6~7分、不動前駅からならかむろ坂通り経由で約9~10分、目黒駅からなら約18~20分です。
東急東横線の学芸大学駅までも約20~21分で歩けます。林試の森公園は目黒区民・品川区民からこよなく愛されるウォーキングコースとして大人気。コロナ禍で運動不足を感じているという方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。