【目黒区】祐天寺の「来々軒」は元祖東京ラーメンの味を継承する老舗、シンプルだけどおいしいラーメンです
祐天寺にある「来々軒」は1933年(昭和8年)創業の老舗中国料理店。“元祖東京ラーメン”が味わえるお店として地元からこよなく愛されています。
今回は来々軒を訪問し、噂の東京ラーメンを頂いてきました。緊急事態宣言下の休日はテイクアウトを待つ人の行列もできていた、来々軒人気の味をお伝えできればと思います。
祐天寺「来々軒」は2021年1月に改修、新装オープンしたばかり
真っ赤な外装に金色の文字で「祐天寺 来々軒」と掲げられ、まだ真新しい印象の祐天寺 来々軒。いかにも町の中華料理屋さんというたたずまいです。
お店の入り口には“元祖東京ラーメン 全国来々軒のルーツ”と書かれたパネルが飾ってあります。
来々軒は1910年(明治43年)に浅草で創業された店が発祥(諸説あり)とされ、ラーメン、ワンタン、シュウマイなどを初めて提供したお店といわれています。浅草の来々軒は1944年(昭和19年)に閉店。
戦後、1945年(昭和20年)にに新たに来々軒を東京駅八重洲口オープン。そこで働いていた傅興雷さんが独立して大森に来々軒を開業しました。その後現在の祐天寺に移転し、3代目となる現在の店主が切り盛りしているのが「祐天寺 来々軒」ということのようです。
ちなみに2020年に新横浜ラーメン博物館で、創業者の子孫と支那そばや協力のもと「浅草来々軒」の味を再現して話題になりました。
祐天寺 来々軒は2020年11月末から2021年1月まで改装中でした。 真っ赤な外装とともに、店内もリニューアルされたばかりでとてもきれいでした。
「祐天寺 来々軒」の元祖東京ラーメンともやしそばをいただきました!
ここはやはり元祖東京ラーメンを食べなくては!ということで、私は元祖東京ラーメン、同伴者はもやしそばを注文しました。
元祖東京ラーメンはなんと650円(2021年11月現在)!緊急事態宣言中のテイクアウトは特別価格として520円で提供していた時期も。
店内食以外に、テイクアウトの行列ができるのもうなづけます。
注文してからわずか数分で元祖東京ラーメンが出てきました。早い。
具材はシンプルにチャーシューとメンマ、ネギ。澄んだ醤油味のスープにストレートの細麺です。
スープはあっさりしていますが、しっかりとコクがあり、食べ飽きない味。スープは国産鶏ガラ7、国産豚ゲンコツ3割でとっているそうです。
そしてもう一つのもやしそばも到着。もやしをメインにした野菜炒めがのっているラーメンで、あんかけ風にとろみがついています。
こちらもあっさりとした醤油スープで、あんかけもやしと麺とよくからんでおいしかったです。
祐天寺 来々軒では気仙沼産フカヒレラーメンもリーズナブルな値段で提供しており、こちらも気になりました。普通の中華料理店としても魅力的なメニューが揃っているので、何度もリピートしたくなるのもわかります。
ちなみに来々軒の向かい側は老舗の和菓子店「越路」です。
皆さんも祐天寺を訪れたらぜひ、訪ねてみてはいかがでしょうか。
↓「祐天寺 来々軒」がある場所はこちらです