【目黒区】大鳥神社近くの「玉川屋 本店」で人気のバターどら焼きを買ってきた!豆大福やみたらし団子、シベリアも実食
山手通り沿いにある「玉川屋」は1923年(大正12年)創業の老舗和菓子店。地元から愛され、伝統的な和菓子はもちろん、洋風にアレンジした現代的なお菓子もラインナップされています。
交差点を挟んで、斜め向かいには大鳥神社があり、お参りしたついでに立ち寄るという方も多い様子です。
今回は地元の方おすすめの「バターどら焼き」を購入。また、おいしいと評判の豆大福やみたらし団子、そして、私が密かに愛しているシベリアを購入してきました。
「バターどら焼き」は玉川屋一番人気のお菓子
玉川屋の「バターどら焼き」は、あずき餡ではなく、えんどう豆を使ったうぐいす餡にそら豆を煮た富貴豆を合わせたオリジナルのもの。バターは北海道産の無塩タイプをホイップして一緒に挟んでいます。
皮ははちみつを使用してふっくらと焼き上げているそうです。
先々代が東北旅行でであったうぐいす餡のお菓子にヒントを得て、オリジナルで開発した餡とのこと。販売した頃は小倉餡のどら焼きが定番だったので、なかなか売れなかったそうです。
しかし、そのおいしさが少しずつ口コミで広がり、2001年頃からテレビで紹介されたのをきっかけにブレイク。玉川屋といえばこちらのバターどら焼きといわれるまでになったそうですよ。
うぐいす餡に富貴豆のゴロっとした食感が感じられ、素朴なおいしさ。バターのなめらかなコクと相性が良く、まさにオリジナルの味でした。甘さ控えめなのでぺろりと食べてしまいました。
ちなみに小倉餡を使った「黒糖どら焼き」もあります。
定期的に食べたくなる「豆大福」
大福の皮に赤えんどう豆をふんだんに入れた豆大福は大好物。普通の大福よりも断然豆大福が好きです。玉川屋の大福は岩手県産の蒸しもち米を杵で突き上げ、自家製粒あんを包んで仕上げています。
甘さのバランスがよく、豆の食感がしっかり感じられるおいしい一品でした。
甘じょっぱいタレが絶妙な「みたらし団子」
家族の大好物、みたらし団子です。お店によりタレや団子の食感などがいろいろあるので、食べ比べるのが楽しみ。
玉川屋のお団子は、新潟県産の上新粉(うるち米の粉)を蒸し上げ、杵で搗き上げたもの。香ばしい焼き色がついて見た目もおいしそうです。
もっちりとしたお団子に甘じょっぱいたれがよく絡まり、昔ながらの味わい。ぜひまた食べたいです。
昭和世代には懐かしさでいっぱい!「シベリア」
シベリアはようかんをカステラでサンドした和洋折衷のお菓子。ふわふわのカステラとちょっと固めの食感のようかんがマッチして大好きなお菓子です。
なぜ、このお菓子をシベリアと呼ぶのか。諸説あるようですが、最もポピュラーなのがシベリアの永久凍土に見たてたという説、ようかんがツンドラの雪原を走るシベリア鉄道のようだったからといわれています。
つくられた時期は明治時代後半から大正時代といわれ、昭和初期にはパン屋さんなどによく置かれていました。最近ではあまり見かけなくなっていますが、たまに見かけると必ず買ってしまいます。
スタンダードなシベリアはサンドイッチのような三角形をしていました。ジブリのアニメ映画「風立ちぬ」で登場したことから、再び注目を集めるようになったとか。
たまに山崎製パンの「三角シベリア」をスーパーなどで見かけることがあります。
玉川屋のシベリアはやや柔らかめに練り上げたようかんで懐かしい味でした。
玉川屋「目黒仁王餅」や季節の和菓子も愛されています
玉川屋の看板商品は「目黒仁王餅」。最上級のわらび餅を煉り上げ、自家製のつぶ餡を包、きな粉をまぶしたお菓子です。目黒不動尊に奉ってある仁王様(玉川屋三代目が寄進)にちなみつくられたそう。
夏になると店頭に並ぶ、コーヒーわらび餅も隠れた人気商品です。秋は栗蒸しようかん、冬は柚子を使ったお饅頭など、四季折々の銘菓がずらり。
駅からは少し歩きますが、年末年始の神社お参りのついでにぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ちなみにJR目黒駅前にも「玉川屋 目黒駅前店(品川区側)」がありますよ!
↓「玉川屋 本店」がある場所はこちらになります。
↓「玉川屋 目黒駅前店」がある場所はこちらになります。