【目黒区】大圓寺で行われる大黒天のご縁日“甲子(きのえね)祭”へ、お財布も新調しました

目黒・大圓寺で甲子の縁日

目黒駅西口からのびる行人坂途中にある大圓寺は、山手七福神巡りの一つ。大黒天をお祀りしています。

【目黒区】2022年お正月といえばやっぱり七福神巡り、目黒区の山手七福神は元祖?回る順番でご利益が違う?!

大黒天は打ち出の小槌がトレードマークで、左肩には大きな袋を持ち、俵の上に立つように表現されることが多い神様です。五穀豊穣の神として祀られ、台所の神様でもあるため、ネズミとの縁が深いといいます。

甲子(きのえね)は大黒天の縁日とされており、甲子の夜、子の刻まで大黒天を祀ることを甲子祭といいます。大圓寺では甲子の日に合わせて大護摩供厳修を実施。

大圓寺で行われる「甲子祭り」

財運や金運、商売繁盛の神様である大黒天と縁を結び、開運出世を願う人たちにとって大事な行事となっています。

今回は甲子祭についてと2022年、特に見逃せない大開運日について解説していきたいと思います。

★2024年1月1日は大開運日★

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“甲子(きのえね)”とは干支(えと)のこと!?

甲子とは十干(じっかん)と十二支を組み合わせた年月日のこと。十干の初めである「甲」と十二支である「子」が組み合わされた第1番目の日であるとして、物事のはじまりとして重んじられてきました。

十干は中国の殷(いん)の時代から、10日ごとに循環する日を表す数詞として使われたもの。甲以外に、乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)があります。

十二支は日本ではなじみ深い子、牛、寅、卯、辰・・・というように12種類の動物に当てはめた暦のことで、方位や時刻なども表します。

二十四山と八方位

二十四山と八方位(画像はイメージです)

私たちは普段『今年の干支(えと)は寅年』というように使っていますが、「干支(えと)」本来の意味はこの十干と十二支を組み合わせたもの。中国の古い思想である陰陽五行説(木・火・土・金・水)を礎に60年周期で繰り返す暦のことをいいます

干支の1番目は甲子、最後の60番目は癸亥(みずのとい)で、ここからまた初めに還って繰り返すため60歳のことを“還暦”というそうです。

甲子の日は1年で6回。2022年は1月11日(火)、3月12日(土)、5月11日(水)、7月10日(日)、9月8日(木)、11月7日(月)となっています。

甲子の日にやるとよいのは“新しいことを始める”こと

甲子は物事の始まりということなので新しいことを始めるのが吉といわれています。例えば結婚や新規事業スタート、習い事などなど。

物事の最初がうまくいけば順調に進み、良い結果を得ることができます。さらに大黒様の縁日ですので、金運・商売繁盛を願って“財布を新しくする”というのは開運アクションだそう。

逆に長引かせたくないことはやらないのがよいとされ、お金の貸し借りや入院などは避けた方がよいといいます。

2022年1月11日(火)甲子の日に大圓寺にお参り&財布を新調しました

目黒・大圓寺に甲子の日に訪問

たまたま1月11日(火)に目黒で打ち合わせがあったので、帰りに大圓寺へお参り。大黒様とご縁を結んできました!

甲子日限定のお守り

甲子祭限定「大黒天初甲子御符」を授与していただき、その足でお財布を新調しにいきました。

昨年から使いにくいお財布を無理して使っており、買い替えを検討中だったので、まさにタイムリーでした。

新調したお財布

お財布売り場に行くと今日は“天赦日”と“一粒万倍日”と甲子が重なる「年内最上吉日」とあり、『今年お財布買うなら今日しかない』という勢いでお店の方からもすすめられました。

“天赦日”と“一粒万倍日”とはどんな日?

天赦日(てんしゃにち)とは、日本の暦の上で最高の吉日といわれています。文字通り「天が赦す(ゆるす)日=万物の罪を赦す日」ということを意味する言葉。

この日から始めたことは何事も成功するといわれているので、お財布を購入して使い始めるのはベストなのだそうです。

さらに一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)も同様に、新しいことを始めるのに良い日。「一粒の籾が万倍にも実り、立派な稲穂になる」ということを意味しているそうです。

つまり、新しいことを始めるのが良い日が「甲子+天赦日+一粒万倍日」と3つも重なるので、1月11日(火)は最強というわけですね。さらにこの日は天恩日(てんおんにち)といって、「天の恩恵によりすべての人が福を受ける」という意味の吉日だそう!

この日に財布を新調したことで、今年1年、お金に苦労せずに過ごせたら嬉しいです。

2022年はもう1回ビッグチャンスが!11月7日(月)を見逃すな

2022年11月7日(月)は甲子日と大安、天赦日が重なるのでこの日も良いとされている開運日。1月11日(火)のチャンスを逃してしまったという方は、ぜひこの日にお参り&お財布などを新調してみては?

また、今年は寅年なので3月26日(土)の一粒万倍日、天赦日、寅の日が重なるのも吉日。宝くじ購入の場合はぜひ!

目黒「大圓寺」の開運出世大黒天は江戸城裏鬼門守護として納められたもの

大圓寺の開運出世大黒天

大圓寺の本堂正面にある開運招福大黒天は、徳川家を守護した天台の僧・天海大僧正が納めたもの。大圓寺がちょうど江戸城の裏鬼門(南西)の方位にあたることから、護国豊穣の神である大黒天を安置し、江戸の安泰を依願しました。

開運出世大黒天は徳川家康をモデルに彫られたものだそうですよ。

本堂扉は普段閉じられており、お正月や甲子の日など特定の日だけ開帳。ご本尊ではなく、大黒天が本堂に納められているのは大変ユニークだと思いました。

本堂には開運招福大黒天の他に国指定重要文化財である十一面観音菩薩像も納められています。

そしてもう一つ、大圓寺には比叡山から伝教大師作と伝わる大黒天を勧請してお祀りした大黒天もあります。こちらは、大黒天の左右に弁財天と毘沙門天の顔を持つ三面大黒天です。

比叡山三面大黒天は、豊臣秀吉が出征を願い、太閤まで上り詰めたころから福徳延寿を授けてくれる神として篤く信仰を集めています。

甲子祭ではご本尊である「生身釈迦如来像」のお堂も開帳

本堂脇の「釈迦堂」

本堂脇にある「釈迦堂」

本堂に向かって左手にある釈迦堂。お寺のご本尊はこちらに納められている木造釈迦如来像(国重要文化財)です。

生身(しょうじん)釈迦如来像(清凉寺式木造釈迦如来像)といい、等身大(約162㎝)の寄せ木造り。胎内には鏡や女性の髪などが納められており、まとっている薄い衣が生きているかのごとく見えることから、本物のお釈迦様を拝むのと同じご利益があるといわれています。

釈迦堂も普段は閉じられていて、お正月から7日まで、4月8日の花まつり、甲子祭の日に御開帳。

大黒天の御朱印

【目黒区】2022年山手七福神巡りで御朱印と七福神だるまを頂いてきました。果たして今年の運勢は?

実は今年の七福神巡りで大國寺を訪れたのが1月9日だったため、観音堂は閉まっていました。1月11日にあらためて伺った際は御開帳されていたので直接拝むことができてよかったです。

大圓寺には他にもまだまだ見どころがたくさん。折を見てまたご紹介していきますね。

大黒天のトリビア!?をひとつ

目黒不動尊の大黒天像

目黒不動尊の大黒天像

実は大黒天。後から見るとあるものが見えます。五穀豊穣の神であることからその形を模してつくったようです。

写真を撮るとはっきりわかるのでここではあえてアップしませんが、ぜひ皆さんも大黒天をみかけたら、後ろから眺めてみてください。

大圓寺の場所はこちらになります

Chikuwa

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