【目黒区】「トレインチ自由が丘」の2階にあるオーダーメイド香水専門店「THE NOTE BAR(ザ ノート バー)」でフルオーダー・ハンドクリームとパルファムカクテルの調香を体験してきました
目黒区から世田谷区にまたがる商業施設「トレインチ自由が丘」の2階にある、フルオーダーメイドの香水専門店「THE NOTE BAR(ザ ノート バー)」。2023年9月30日(土)に自由が丘店がオープンして以降、2024年2月に表参道店もオープンするなど、注目が高まっています。
【目黒区】気分は調香師!天然香料だけで創るフルオーダーフレグランス専門店「THE NOTE BAR(ザ ノート バー)」で、自分だけのオリジナルの香りを愉しむ
2024年「THE NOTE BAR」の新しいサービスとして、天然香料と植物オイルでつくるオーダーメイドハンドクリームがスタート。「自分だけの好みの香りを調合」して創る唯一無二のオリジナルハンドクリームを楽しむことができるようになりました。
2024年3月10日(日)よりMakuakeにて先行販売がスタート。実店舗に来店して創る以外にも、オンラインでの調香も可能とのことです。
今回メディア向けに開催されたフルオーダー・ハンドクリームとパルファムカクテルの調香をいち早く体験してきましたので、ご紹介していきましょう。
「トレインチ自由が丘」2階「(tefu)Jiyugaoka」のフロアにある「THE NOTE BAR 自由が丘店」
2022年11月にリニューアルした「トレインチ自由が丘」。1階は商業施設、2階は街に開かれたラウンジなどで構成される複合施設で、週末には敷地内でマルシェが開催され、賑わいを見せています。
【目黒区】改装中の「トレインチ自由が丘」が11月2日(水)にグランドオープン、11月6日(日)までの5日間で「道くさマルシェ」も開催されます
「THE NOTE BAR 自由が丘店」はオフィスやレンタルスタジオ、ラウンジ、カフェなどが集まるスペースなので、静かで落ち着いた雰囲気。外階段から2階に登るとほぼ正面、左手に店舗があります。
店内は自然で心地良い香りに満たされている「THE NOTE BAR 自由が丘店」
一般的な香水は合成香料や植物から一部を抽出して作る香料で作られています。しかし「THE NOTE BAR」で使用する香りはすべて天然香料100%。
店内に足を踏み入れた瞬間、心地よい自然な香りに包まれます。
合成香料などから作られる香水は常に安定した香りを再現でき、香りの劣化を防ぐ、肌への刺激となる成分をできる限り排除できるなどのメリットがある一方で、「匂いがキツイ」と感じる方もいらっしゃることでしょう。
「THE NOTE BAR」では天然香料にこだわっており、約300種類という日本でもトップクラスの品揃え。天然香料だけでは難しいとされてきた香りの表現も実現しています。
しかし、アロマテラピーなどにも使われている自然の香り、エッセンシャルオイル(花・葉・果皮・果実・心材・根・種子・樹脂・樹皮などから抽出される精油)は値段が高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
「THE NOTE BAR」ではエッセンシャルオイルを海外の生産地から直接輸入することで、「高い」というイメージを払拭。天然香料を使った低価格のオリジナルフレグランスを調香できる仕組みを確立させています。
自然界が創り出す芸術作品ともいえる天然の香りは人工的には決して再現できない、複雑で絶妙なバランスで生み出されているものです。同じ畑で同じ人によって作られた植物であってもその年の気候や土のコンディションなどで、まったく同じ香りを生み出すことはできません。
フルーツのオレンジをカットしたときに広がるあのフレッシュで複雑味のある、やさしい甘い香りを思い出してみてください。人工的に再現されたオレンジの香りとは異なり、どこか懐かしさや温かみのある、幸福感を誘う香りがすると感じませんか?
一般的な香水ではちょっと香りが強すぎる、自分好みの香りが見つからないと感じている方には、ぜひ「THE NOTE BAR」で自分だけの香りを創り上げてみてはいかがでしょうか。
「THE NOTE BAR 自由が丘店」で天然香料と植物オイルでつくるオーダーメイドハンドクリーム作りに挑戦!
フルオーダー・ハンドクリームとパルファムカクテルの調香。まずは好きな香りの系統を選ぶところからスタートです。
「シトラス」「フローラル」「アロマティック」「フルーティ」「グリーン」「ウッディ」「オリエンタル」「アクア」と8系統の香りを嗅ぎ、自分の心に響いた香りの系統を選択。前回、私の心に響いたのが「グリーン」でしたが、今回は迷った末に「アクア」です。
同行者は迷わず「ウッディ」を選んでいました。
香りの系統が決まったら、「軽やか」なものが好きか、「重厚」なものが良いかを決定。私も同行者も「重厚」な香りにしました。
調香する香りをトップ~ベースノートまで12種類用意、ここからさらに4種類に絞ります
ハンドクリームに使用する香りは、それぞれが選んだ好みの香りの系統から12種類、調香師さんが用意してくれます。最初に香るトップノートから、最後まで残るベースノートまで、香り立ちのスピードで4カテゴリー・各3種類用意。
まずは一つひとつ、試香紙に付けられた香りを順番に嗅いでみます。ピンときた香りを覚えておき、後で4種類重ねて出来上がった香りをイメージしつつ確認。
同行者は迷わず、すんなり4種類選択していました。私はちょっと四苦八苦。
最終的に「ネロリ・ジャマローサ(トップノート)」「シーフェンネル・コリアンダーシード・メリッサ(トップ~ミドルノート)」「シーウィード・サイプレス(ミドル~ベースノート)」「フランキンセンス・ベチバー(ベースノート)」を選択しました。
前回調香したものも「グリーン・ディープ」でしたが、今回も「アクア・ディープ」とはいえ、結局グリーン系統のものを多く選んでしまいました。香りの系統としてはやはり「グリーン」系が好みのようです。
選んだ香りを混ぜ合わせてオリジナルフレグランスの最終チェック
我々が選んだ香りを調香師さんがブレンド。まずは1滴ずつ混ぜ合わせ、植物性のアルコールで希釈したものを嗅がせてもらいます。
ここでもう少し強くしたい香りがあればさらに1滴、というように最後の微調整。私は香り立ちの良さと残り香をもう少し楽しみたいということで、トップノートの「ネロリ・ジャマローサ」「フランキンセンス・ベチバー」の香りをそれぞれ1滴ずつ追加してもらうことに。
この1滴が最終的な香りの印象をガラリと変えてしまうから、調香とは面白いものです。
ちなみに同行者が選んだ香りは「カムクワット・ジャマローサ(トップノート)」「ヘムロック・スプルース・山椒(トップ~ミドルノート)」「ヘイ・ジンジャー(ミドル~ベースノート)」「シスタス・バルサムポプラ(ベースノート)」の4種類。
嗅がせてもらいましたが、スパイシーでちょっと甘いトーンです。本人いわく「クラフトコーラ」をイメージしたとのこと。
なるほどと感心しました。
香り付けするハンドクリームのテクスチャー(使い心地)を選びます
自分好みの香りが決まったので、今度はハンドクリームの使い心地をチェック。「THE NOTE BAR」では「スムース」「ノーマル」「モイスト」の3種類から、好みのテクスチャー(使い心地)を選択可能です。
実際に肌につけて好みのしっとり感、肌なじみなどを確認。私も同行者も肌を柔らかくしっとり整えるアーモンド油やシア脂を使った「モイスト」を選択しました。
ちなみにサラッとした使い心地が好みの方は、グレープシードオイルを使った「スムース」がおすすめ。「ノーマル」はグレープシードオイルにミツロウをプラスしたさらっとしつつも、しっとり感のある使い心地となっていました。
化粧品製造会社「マンデイムーン」が手がける「THE NOTE BAR」だからできるこだわりのハンドクリーム
「THE NOTE BAR」は、徳島で2005年に誕生したコスメブランド「マンデイムーン」が手がける香水事業。創業者である青木陽子さんが、アトピーで悩むお子さんのために独学で創り上げた手作り石鹸がきっかけになり立ち上げたブランドです。
品質の良い天然原料を世界中から直接仕入れ、石鹸などの化粧品以外にも良質な手作りコスメを誰もが簡単に楽しめるようにコスメ素材や精油、植物油なども提供しています。
今回、私たちが調香した香りは「マンデイムーン」のラボでハンドクリームに香り付けされ、自宅に送られてくるというシステム。化粧品製造の認可を受けた、クリーンなラボで作られるものなので安心して使用できますね。
「THE NOTE BAR」が今回、オーダーメイドコスメにハンドクリームを選んだ理由
自分好みの香りを付けたハンドクリームが楽しめるという今回のサービス。なぜ、ハンドクリームだったのでしょうか。
その理由の一つにコロナ禍で手洗いやアルコール消毒が頻繁になり、手荒れを感じている方が増えているという社会情勢があります。また、男女問わずハンドクリームはよく利用されており、一般的なコスメの中で自分自身で使う、ギフトとして贈り物にする、という2つの購入機会も。
ハンドクリームはたくさんのメーカーから発売されてはいますが、「香り」は個人的な好みが強く、使い心地のよいクリームが好きな香りとは限らないという悩みがあります。
「THE NOTE BAR」で自分だけのオンリーワンの香りを創り、気に入った使い心地のハンドクリームに仕上げる。クリームベースのものはアルコールベースの香水に比べ、香り立ちがとても柔らかく、ほんのりと楽しめるのがポイントです。
手洗いの度に気分転換ができるとともに、周りにも強い香りで迷惑をかけないところも素敵ですね。皆さんもぜひ、お気に入りの香りで創る、ハンドクリーム試してみてはいかがでしょうか。
■取材協力
↓「THE NOTE BAR(ザ ノート バー)」の場所はこちらになります。