【目黒区】「第10回朗読タイムレスストーリーシリーズ」は夏目漱石と小泉八雲を上演。駒場公園「日本近代文学館」で8月8日(土)に開催します
「ROUDOKU.TALKER.JP」主催で行われる朗読公演「第10回朗読タイムレスストーリーシリーズ」が、2026年8月8日(土)に日本近代文学館で開催されます。

(画像提供:ROUDOKU.TALKER.JP)
明治・大正・昭和の近代文学や名作随筆を、俳優・長尾奈奈さんが情緒豊かに読み上げ、観客を物語の世界へ引き込む人気のイベントの概要をお伝えしましょう。
10回目となる今回の公演では、若者の成長をユーモア豊かに描く夏目漱石『坊っちゃん(一)』、 琵琶法師をめぐる怪談の名作・小泉八雲『耳なし芳一の話』、 罪人と群衆の姿
を通して人の心を見つめる小泉八雲『停車場にて』を上演します。
前回は林芙美子、菊池寛、芥川龍之介の3名・3作品が取り上げられ、私も足を運んできました。
読んだことのない作品でしたのでとても興味深く、また、新しい日本近代文学の魅力を発見することができてとても楽しかったです。
暑い盛りではありますが、ぜひ皆さんも物語世界にひたってみてはいかがでしょうか。
第10回目の朗読会で上演される作品、夏目漱石・小泉八雲のこと

新宿区の漱石公園にある夏目漱石像(画像はイメージです)
夏目漱石は明治から大正にかけて活躍した日本を代表する文豪。本名は夏目金之助で、1867年に新宿で生まれました。
デビュー作は『吾輩は猫である』で、ユーモアあふれるものから、人間の内面を深くえぐるものなどさまざまな名作を執筆。今回取り上げられる『坊っちゃん』は、1895年に愛媛県松山市で中学教師をしていた体験をモデルにしたといわれています。
漱石が亡くなるまでの9年間を暮した「漱石山房」があった敷地の一部、生誕150周年に当たる2017年9月、新宿区立漱石公園内に「漱石山房記念館」が開館しました。園内には富永直樹製作の漱石胸像や、「猫の墓(猫塚)」があります。
また、「道草庵」では漱石や漱石山房に関する資料を展示しています。
朗読会が行われる日本近代文学館では、「教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅳ──夏目漱石「こころ」とその時代」を2026年9月5日(土)まで開催中。公演と合わせてぜひ足をお運びください。

小泉八雲(画像はイメージです)
ギリシャ生まれの紀行文作家・英文学者であるパトリック・ラフカディオ・ハーン。来日して小泉セツと結婚して日本に帰化し、小泉八雲となりました。
2025年にNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で取り上げられ、小泉セツとともにその生涯や彼の作品世界を紹介されて話題に。
セツが八雲に語って聞かせた日本各地に伝わる伝説、幽霊話は彼の心を深くとらえます。日本人の自然を畏怖する心や先祖を敬う信仰心を深く理解した八雲は、「怪談」を通して日本の精神文化の素晴らしさを西洋に向けて発信しました。
彼の愛した松江市には「小泉八雲記念館」、新宿区には「小泉八雲終焉の地」、焼津市には「焼津小泉八雲記念館」などがあります。
「日本近代文学館」で8月8日(土)に開催される「第10回朗読タイムレスストーリーシリーズ」概要

(画像提供:ROUDOKU.TALKER.JP)
「第10回朗読タイムレスストーリーシリーズ」で朗読を担当されるのは俳優の長尾奈奈さんです。

長尾奈奈さん(画像提供:ROUDOKU.TALKER.JP)
仲代達矢主宰の無名塾に二十四期生として入塾。同年『セールスマンの死』で初舞台。以降、舞台、映画と活動の幅を広げています。
主な出演作に、ヴァンニャ・ダルカンタラ監督によるベルギー・フランス・カナダ合作映画『KOKORO』、木村文洋監督による『息衝く』など。
また声の仕事には、佐藤大介監督『狭霧の國』があり、オーディオブック声の書店「日本近代文学名作選」(audiobook.jp)のナレーションも務めています。
今回取り上げられる作品のあらすじをご紹介しましょう。
夏目漱石『坊っちゃん(一)』
無鉄砲で喧嘩っ早く、負けず嫌いの坊ちゃんは、家族からも持て余されている。しかし下女の清だけは「あなたは真っ直でよい御気性だ」と云い、坊ちゃんを信じている。やがて父母を亡くし、兄とも別れた坊ちゃんは、ひとり下宿住まいを始めることになり……。
小泉八雲『耳なし芳一の話』
赤間ヶ関の阿弥陀寺に芳一という盲目の琵琶法師がいた。とくに壇ノ浦合戦の謡は人々の涙を誘うほど見事であった。ある夏の夜、見知らぬ侍が現れ、高貴なお方の御前で琵琶を奏でるよう命じられる。草履を履き琵琶を抱え、導かれるまま夜道を急ぐ芳一であったが……。
小泉八雲『停車場にて』
昨日福岡から電報でそこで捕えられた重罪人が、熊本に送られる事を知らせてきた。裁判のため正午着の汽車で来るという。私は到着を目撃するため、大勢の人々と一緒に停車場へと向かった……。
作品世界の時代背景を理解し、登場人物の心情などにも寄り添い、思いが伝わるように「声」で鮮やかに作品世界を描きだしてくれる長尾奈奈さん。
ドラマティックで臨場感あふれる近代文学の魅力をぜひ、みなさんも会場で体験してください。

日本近代文学館(駒場公園内)
【開催日時】2026年8月8日(土) 14時30分開演(14時開場)
【開催場所】日本近代文学館(駒場公園内)
【料金】一般 2,000円、高校生以下1,000円
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■情報提供
- 住所
- 東京都目黒区駒場4-3-55
- 営業時間
- 火~土 9時30分~16時30分
- 定休日
- 日曜・月曜
- 最寄り駅
- 京王井の頭線 駒場東大前駅
- 電話番号
- 03-3468-4181
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。







