【目黒区】東京都写真美術館が収蔵する森山大道さんの作品を、奈良女子大学工学部の学生の視点から再構成。9月5日(土)から展覧会がスタート

東京都
「複製される感性-森山大道」展覧会

(画像提供:「複製される感性-森山大道」PR事務局)

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が推進する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として開催される、「複製される感性 DAIDO MORIYAMA by NWU Nagatani Lab. Monika Orpik」の巡回展が東京都写真美術館で2026年9月5日(土)からスタートします。

今回は、同展の展示作品に加え、東京都写真美術館が収蔵する森山大道さんの作品を、奈良女子大学の学生がそれぞれの視点で選定し、約140点を再構成して展示。
森山大道の写真が次世代の感性にどう受け取られ、AIやデジタル技術を通じてどのような表現へと展開されるのか、その可能性を探ります。

「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」とは?

TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」とは、東京都と東京都歴史文化財団が推進する、都立文化施設の文化資源をデジタル化して保存・活用し、新しい鑑賞体験を提供する取り組みです。
誰もがいつでもどこでも芸術文化を楽しめる環境をつくります。

入江泰𠮷記念奈良市写真美術館で2025年に開催された「複製される感性 DAIDO MORIYAMA by NWU Nagatani Lab. Monika Orpik」

奈良市にある写真専門美術館「入江泰𠮷記念奈良市写真美術館」は、奈良大和路の風景や文化財を撮り続けた写真家・入江泰𠮷さんの全作品を収蔵・保存するとともに研究活動を行っています。

入江泰𠮷さんは生前、8万点以上の作品と著作権をすべて奈良市に寄付されました。それを機に1992年4月に開館したもので、建物は古都・奈良の景観に溶け込むよう瓦葺屋根で黒川紀章さんの設計です。

複製される感性 DAIDO MORIYAMA by NWU Nagatani Lab. Monika Orpik」は2025年に入江泰𠮷記念奈良市写真美術館で開催されたもの。
奈良女子大学長谷研究室が中心となり、写真家・森山大道さんの作品群を学生の視点で再構成・キュレーションした展覧会およびアートプログラムです。

奈良女子大学工学部 長谷研究室

奈良女子大学工学部 長谷研究室

(画像提供:「複製される感性-森山大道」PR事務局)

奈良女子大学工学部 長谷研究室では、先端技術と造形芸術の融合を軸に、新たな表現の可能性を探究するとともに、女性エンジニアの育成や地域文化の発信に取り組んでいます。

2023年度からは、入江泰𠮷記念奈良市写真美術館と連携し、アートに関わる人材育成プログラム「あ3-the cube of a」(※3は上付き)を展開。
2025年に開催した「複製される感性 DAIDO MORIYAMA by NWU Nagatani Lab. Monika Orpik」(企画・監修:長谷圭城[奈良女子大学工学部 教授]/特別協力:大西洋[入江泰𠮷記念奈良市写真美術館 館長]/AI映像制作協力:Ahn Jun[アーティスト・奈良女子大学工学部 特任准教授])は、その取り組みの一環として実施された、学生によるキュレーション企画です。

DAIDO MORIYAMA|森山 大道

森山大道さんは1938年、大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を始めました。

1967年『カメラ毎日』に掲載した「にっぽん劇場」などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。サンフランシスコ近代美術館(1999年・メトロポリタン美術館、ジャパン・ソサイエティ(ニューヨーク)巡回)、国立国際美術館(2011年)、テート・モダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012~13年)、東京都写真美術館(2020年)ほか、国内外で大規模な展覧会が開催されています。

国際写真センター(ニューヨーク)生涯功労賞(2012年)、フランス政府より芸術文化勲章(2018年)、ハッセルブラッド国際写真賞(2019年)を受賞するなど世界的に高い評価を受けています。

東京都写真美術館で開催される「複製される感性-森山大道」の見どころ

《三沢の犬》1971年、ゼラチン・シルバー・プリント、東京都写真美術館蔵 ©Daido Moriyama Photo Foundation

《三沢の犬》1971年、ゼラチン・シルバー・プリント、東京都写真美術館蔵 ©Daido Moriyama Photo Foundation

東京都写真美術館が収蔵する森山大道の作品を、奈良女子大学工学部の学生の視点から再構成し、現代的な感覚や工学的な発想を取り入れた新たな解釈を提示する企画です。

《青山》〈東京〉より、1969年、ゼラチン・シルバー・プリント、東京都写真美術館蔵 ©Daido Moriyama Photo Foundation

《青山》〈東京〉より、1969年、ゼラチン・シルバー・プリント、東京都写真美術館蔵 ©Daido Moriyama Photo Foundation

学生は作品選定、テーマ設定、展示構成等の企画・運営に携わり、作品の多面的な魅力を引き出します。

奈良女子大学 学生によるギャラリートーク

本展覧会のキュレーションに参加した学生が、展示の見どころや作品選定の意図について解説するギャラリートークを実施。
学生ならではの視点から展示のコンセプトや作品の魅力をご紹介し、本展覧会への理解をより一層深めていただく機会を提供します。

【開催日時】2026年9月5日(土)11:00~、14:00~
【開催場所】東京都写真美術館 地下1階展示室
【参加費】無料

教育・研究と美術館活動が連携した実践的な試み

「東京都コレクション」を教材として活用し、学生たちが実践的なキュレーションに参加。
調査・研究から展示構成に至るまでのプロセスを共有することで、“学びながら創る展示”として実験的な鑑賞体験を提供します。

オンラインでも鑑賞可能なデジタル展覧会

足を運ぶのが難しい、という方でも気軽に鑑賞可能に!
「Tokyo Museum Collection(ToMuCo)-東京都立博物館・美術館収蔵品検索」にてWeb上で同時開催されます。

3Dで再現された都市を俯瞰しながら、森山さんの写真が撮影された場所へと自ら降り立つことができるというもの。
撮影地点に立つことで、森山さんがファインダー越しに捉えた〈フレーム〉と鑑賞者の目の前に広がる現在の風景が重なり合います。

森山さんの視点を地図上の位置情報として知るだけではなく、実際にその場所に立ち、自らの身体を通して追体験。
写真と都市、そして現在の自分との新たな関係が生まれます。

森山さんの「撮る身体」と鑑賞者の「見る身体」が、同じ場所、同じフレームの中で重なり合うことで、これまでにない写真鑑賞の体験が可能に。
実際に展覧会に足を運び、デジタルでも楽しむというWの体験もおススメです。

Tokyo Museum Collectionスペシャルコンテンツは、9月5日(土)~10月18日(日)の予定で公開されます。

▼TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト 奈良女子大学 長谷研究室「複製される感性-森山大道」開催概要

【開催日時】2026年9月5日(土)~10月18日(日)
【開催場所】東京都写真美術館 地下1階展示室
【開館時間】10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
※木・金曜日は20時まで
【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日休館)
※9月24日、10月13日は休館日
【観覧料】無料
主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
共催:奈良女子大学(国立大学法人奈良国立大学機構)、東京都写真美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
特別協力:入江泰𠮷記念奈良市写真美術館(一般財団法人奈良市総合財団)、一般財団法人森山大道写真財団、TOKYO NODE、ソニー株式会社、ソニーマーケティング株式会社、京都機械工具株式会社、株式会社shashasha、東京都写真美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
特設サイトはこちら≫

■情報提供

「複製される感性-森山大道」PR事務局

東京都写真美術館
住所
東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
営業時間
10時~18時(入館は閉館時間の30分前まで)
※木・金曜日は20時まで開館
定休日
月曜(祝休日の場合は開館、翌平日休館)
最寄り駅
JR山手線・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅
電話番号
03-3280-0099

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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