【目黒区】高低差を利用してつくられている衾町公園。交通ルールが楽しみながら身につく「衾町公園 児童交通施設」も併設

都立大学駅から徒歩約17分、駒沢オリンピック公園からほど近いところにある「衾町(ふすまちょう)公園」。信号や横断歩道があるコースで楽しみながら交通ルールが身に着く児童交通施設を併設しています。
閑静な住宅街の中にあるゆったりとした公園で、子どもたちがのびのびと遊べるのはもちろん、大人も散歩するのに最適なつくりになっていました。
公園名につけられた”衾”という地名は、「衾村」という地名の名残り

目黒が六ヵ村に分かれていた江戸時代、現在の環七通りの南側全域が「衾(ふすま)村」と呼ばれていました。1889年(明治22年)に碑文谷(ひもんや)村との合併により「碑衾(ひぶすま)村」(1927年からは碑衾(ひぶすま)町)に。
その後、目黒町と碑衾町が合併し、目黒区が誕生。町名の1つとして「衾町」が残されていましたが、1964年に新住居表示が実施された際に姿を消してしまいました(参照元:目黒区ホームページより)。
衾町は現在の八雲一丁目・二丁目・四丁目・五丁目にまたがる地域。”衾”という名をとどめているのはここ、衾町公園だけとなっているそうです。
「衾町公園」は高低差を活かし、豊富な遊具や健康器具、洋風庭園なども!

斜面の下部分には洋風庭園を設けている衾町公園。中央には「小鳥と少女」の像があります。庭園を少し上ったところにはパーゴラがあり、夏は涼し気な日陰を作り、ゆったりとした雰囲気です。

パーゴラの裏手の高台には豊富な遊具がゆったりとレイアウトされた公園スペースに。

スタンダードな鉄棒やブランコの他、年齢に合わせて楽しめる遊具とバリエーション豊富。

思い切り駆け回って遊べる広さも十分です。たくさんの木々が日陰を作っているので大人もここでくつろげます。

こちらの公園にはストレッチや全身運動に活用できる「フィットネス健康器具」も設置。

お散歩やランニングついでちょこっと気軽に体を動かせるようになっていました。
道路を挟んだお向かいにある児童交通施設は、なかなか本格的なつくり

衾町公園と道路を挟んでお向かいには、中学生以下の児童が利用できる児童交通施設が併設。

園内は自分の自転車での利用は不可で、無料の貸出自転車があります。幼児さんには三輪車なども用意されていました。

コースは横断歩道や信号機、標識などが設置され、交通ルールを身につけながら走行できるように。

なかなか本格的で、実践的に自転車の走り方を身につけることができそうです。

訪れた日は日曜日だったので入場制限中。安全のため利用は20名まで、混雑するので1時間までを目安でと看板が出ていました。
駅からはかなり離れた場所にありますが、なかなか面白い公園なのではないでしょうか。近くに東京医療センターがあり、自由が丘駅や都立大学駅、田園調布駅などから路線バスも走っています。
機会があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
↓「衾町公園/児童交通施設」の場所はこちらになります。





