【目黒区】スパイスとナチュラルワインの饗宴が魅力、学芸大学駅から徒歩約2分のところに「tandoor room PRENKHA(プレンカ)」が2月3日(火)にグランドオープン
学芸大学駅近くにまたまたユニークなお店が誕生。「tandoor room PRENKHA(タンドール ルーム プレンカ)」は、有名スパイス料理専門店で腕を磨いてきたオーナー・岸田禎之(ともゆき)さんが手がけるお店です。

オーナー・岸田禎之さん
2026年2月3日(火)にグランドオープンしました。場所は学芸大学駅西口を出て徒歩約2分のところにある弘洋ハイツの1階で、商店街から少し路地裏に入るのでまさに隠れ家的なロケーション。

弘洋ハイツ1階にオープン
2023年には同じ弘洋ハイツの1階にカジュアルに割烹料理が楽しめる「コーヨーハイツ」がオープンしてたちまち人気店となっています。
「tandoor room PRENKHA」は「コーヨーハイツ」のお隣のお部屋で、ビル入口の正面、奥にあります。
今回、オープンに先駆けてメディア向けに開催された試食会におじゃましましたので、カレーだけではない魅惑的なスパイス料理の数々をご紹介していきましょう。
本場のインド料理店でも採用されている国産のタンドール釜を使用し、オリジナル料理を提供

「tandoor room PRENKHA」は厨房をコの字形に囲むカウンターとテーブル席で構成。厨房の中央にはタンドール釜が置かれており、どの席からも調理する様子が見渡せるライブ感のあるつくりとなっています。

タンドール料理と聞いてすぐに思い浮かべるのがインド料理の「タンドリーチキン」。土や粘土などで作られた筒状の高温釜(400~900度に達する)を使い、ナンやチキンなどを短時間にパリッとジューシーに焼き上げる調理器具です。
「tandoor room PRENKHA」では(有)神田川石材商工の「タンドール釜」を使用。国内唯一のタンドール専業メーカーで、超重量セラミック素材による高い遠赤外線効果が得られ、多くのインド料理店でも採用されている優れものなのだそうです。

こちらの「タンドール釜」を使って、お肉や魚、野菜などさまざまな食材を焼き、これまでのキャリアや知見を活かしたスパイス料理の数々を提供する岸田さん。

試食会で提供されたメニュー(フルポーション)
試食会で提供いただいたお料理をさっそくダイジェストでご紹介していきましょう。
スパイス料理とナチュラルワインのマリアージュをもっと身近に「tandoor room PRENKHA(タンドール ルーム プレンカ)」
日本でなじみがあるようで、まだまだ日常として楽しむ習慣のないスパイス料理。岸田さんがワイン好きということで、スパイス料理との相性を追求したナチュラルワインを中心にセレクトして、料理と響き合うペアリングを楽しませてくれます。
試食会ではお料理に合わせて白と赤をご提供いただきました。
タコとアボカドのマサラマリネ

1皿目は「タコとアボカドのマサラマリネ」。“マサラ”とはヒンディー語で「香辛料を混ぜ合わせたもの」という意味です。
インド料理でよく使われる「ガラムマサラ」「マサラチャイ」などのように、さまざまなスパイスをミックスさせて味わいに香りや風味づけをするもの。

独特の食感と濃厚な旨味のタコに、濃厚なコクとクリーミーな舌触りのアボカドを合わせ、マスタードオイルのツンとした香りとレモンの爽やかな酸味を効かせたマリネサラダでした。
前菜にもよく、途中の箸休めにも、ぴったりですね。

ウィランガ 100 グルナッシュ ブラン
こちらのお料理に合わせてご提供いただいたのが南オーストラリアの「ウィランガ 100 グルナッシュ ブラン」。辛口の白で、熟した洋ナシやリンゴ、レモン、ライチ、白い花、繊細な背景のエキゾチックなスパイスの香りが特徴です。
「タコとアボカドのマサラマリネ」だけではなく、この後のメニューにもとても良く合うバランスのいい味わいのワインでした。
フムス

続いてご提供いただいたのが「フムス」。茹でたひよこ豆とタヒニ(日本の練りごまのようなペースト状調味料)、にんにく、レモン汁、オリーブオイルなどを加えてペースト状にした、中東・地中海沿岸地域でよく食べられている伝統的なディップ料理です。

白ごまのクリーミーな甘味や濃厚なコクがしっかり感じられるやさしい味付け。にんにくはほんのりと、パルメザンチーズでコクを出し、なめらかで奥行きのある味わいに仕上げているそうです。
オリーブオイルの香りと控えめなスパイスのアクセントが舌の上を駆け抜けていくおいしさでした。
タンドリーチキンとチキンマライティッカ

タンドール料理といえば「タンドリーチキン」。ヨーグルトやスパイスに漬け込んだ鶏肉をタンドール釜で焼き上げる、北インドの代表的なお料理です。
「チキンマライティッカ」とは生クリーム(マライの意味)とヨーグルト、カシューナッツペースト、チーズなどをベースにしたマリネ液に漬け込んだ鶏肉をタンドール釜で焼いたもの。濃厚な口当たりが楽しめます。

「tandoor room PRENKHA」では、ピリ辛のマサラにマリネしたチキンと、生クリームに少量のスパイスを合わせてマリネしたチキンをそれぞれタンドール釜で焼き上げています。
辛さ、スパイシーさのバランスがとても良く、辛いのが苦手な方でも程よく楽しめる味付けです。外側はこんがり、中はふんわりジューシーな焼き上がり。
グリーンのソースはスペアミントを使ったもので、爽やかな味わいに変化します。もう1つのソースは甘さ控えめのチャツネでコクのあるまろやかな味わいが楽しめました。
野菜のタンドールグリル

串にささるものなら何でも焼けるというタンドール釜。シンプルに味付けして焼き上げた野菜を、じっくり炒めた飴色の玉ネギとタマリンドの酸味が効いたマサラでサッとあえた一品です。

超高温で火を通すので野菜の旨味や水分を逃さずに素材そのものの味わいが活きています。タマリンドはマメ科のフルーツで、干し柿のような甘酸っぱさとねっとりとした食感が特徴。

タイ料理の酸味漬けやカレーのコク出しによく利用されます。じっくりと炒めた玉ネギは濃厚でコクがあり、ジャムのような甘さや香ばしさを醸し出していました。
ポークビンダルー

最後は「ポークビンダルー」。インド西海岸のゴア地方発祥のお料理で、酢の酸味とスパイスの辛味が特徴的な豚肉のカレー料理です。

「tandoor room PRENKHA」では豚肉をスパイスとともにじっくり煮込み、豚の角煮のように仕立て、表面をこんがりとオーブンで焼きあげて仕上げています。カレーをソースのように仕立てており、辛味・甘味・酸味が重なり合う重層的で奥行きのある味わいに感動しました。

薄く、パリっと焼き上げたチーズ入りのナンとの相性も抜群。ともかくソースがおいしすぎて、残さないようにしっかりパンで拭うようにいただきました。

こちらのお料理にぜひ合わせて欲しいと試飲させていただいたのは、フランス・ロワール地方の作り手フランソワ・ブランシャール(ドメーヌ・グラン・クレレ)の赤ワイン。

「ノファサ・ルージュ」はコルクを使わず、王冠で栓をしていました。かなりの個性派で、最初の一口目をいただくといわゆる“除光液(ツンとした甘酸っぱい、シンナーのような匂い)”のような香りがします。

ミネラル感が強く甘味もあり、自分では好んで選ばないタイプ。これがスパイシーな「ポークビンダルー」にすごくよく合うんです。
まさにスパイス料理をより魅力的に、存分に楽しむために選ばれたワインといえるのではないでしょうか。
「tandoor room PRENKHA」で気軽にスパイス料理に触れ、その魅力をもっと身近なものとして広めたい

オーナーである岸田さんは飲食店のホールスタッフとしてアルバイトを始めたことをきっかけに食の世界へ。グルメハンバーガーやシンガポール料理店など、様々な飲食店で経験を重ねてきました。
その後、スパイス料理専門店「SPICE Cafe」、インド料理店「カッチャルバッチャル」での修行を通じて、スパイスが生み出す香りや余韻の奥深さに感銘を受け、また、ナチュラルワインとの相性の良さに強い可能性を感じるようになったといいます。
友人が所有する2階建ての古民家で共同経営という形で中野に2019年にオープンさせた「roji spice & _____.(ロジ スパイス アンド アンダーバー)」で、スパイス料理を主軸にしたおつまみやカレーを提供。
2023年に閉業後、岸田さんは独立開業という形で今回のお店「tandoor room PRENKHA」を学芸大学駅近くにオープンさせたというわけです。
タンドール料理の伝統的で本場の味を大切にしながら、現代的な感性で新しいスパイスの世界を切り開いていく岸田さんの個性が感じられる魅力的なメニューの数々。
日本ではまだまだなじみがないスパイス料理ですが、日常のかたわらに自然とある料理にしてくれるのではと期待が膨らみます。仕事帰りにふらりと立ち寄って楽しむのもよし、特別な一日を過ごすのもよし。
何度訪れても発見と感動のある食体験を皆さんもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
■取材協力

- 住所
- 東京都目黒区鷹番3-7-13 弘洋ハイツ102
- 営業時間
- 17時~23時(L.O 21時30分)
- 定休日
- 火曜
- 最寄り駅
- 東急東横線 学芸大学駅
- 電話番号
- 080-1643-3556
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。







