【目黒区】中目黒にスイーツカフェと木製雑貨の複合ショップ「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」が4月24日(土)オープン
東急東横線・中目黒駅徒歩約7分。2021年誕生のビル“CONTRAL nakameguro(コントラル中目黒)”1階に「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」が4月24日(土)にグランドオープンしました。
つい先日オープンした「Arl Eee nakameguro」も同じビル1階にあります。
【目黒区】30種類以上のクラフトビールが楽しめる「Arl Eee nakameguro」が3月19日にオープン!ペットと一緒に入店OKでお散歩がてら楽しめそう
「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」は、木製のオリジナル雑貨を展開する「Hacoa(ハコア)」と新プロジェクトであるチョコレートブランド「DRYADES(ドリュアデス)」が融合して誕生した中目黒の新名所。DRYADES厨房とショップ、カフェ、木製雑貨ショップが一つになったユニークなお店です。
今回はオープン前の内覧会でその魅力をたっぷりと取材してきました。
「Hacoa(ハコア)」はモノづくりの街・福井県鯖江市発祥のブランド!職人手作り、こだわりの木製雑貨を展開するブランド
「Hacoa(ハコア)」は2001年に福井県鯖江市に誕生した木製デザイン雑貨ブランド。鯖江市といえば、眼鏡や漆器、繊維の街としても知られています。
「Hacoa(ハコア)」では1,500年以上続く越前漆器の木地技術を活用し、職人みずから商品をデザイン。実際に試作品を作った上で、利用者にとっての使いやすさや商品コンセプトが表現されているか、製造工程に無理がないかなど、細部を詰めていくといいます。
通常ならスケッチや3DCADで図面に落としこんで、というプロセスを経てから試作品を作り始めるところですが、いきなり形にして実際の質感や見栄え、手に取った感触を確かめながら細部を詰めるというのがハコア流なのだそうです。
「職人=デザイナー」だからこそ可能なスタイルですね。
鯖江市の本社に併設する木製デザイン雑貨の専門店「Hacoaダイレクトストア 福井店」は工房を併設。作り手の息遣いを感じながら商品が選べるスタイルになっています。
また、2010年には東京・上野に「Hacoaダイレクトストア 2k540店」をオープン。JR山手線・御徒町駅と秋葉原駅の中間辺り、高架下にクリエイターたちの店舗兼アトリエ「2k540 AKI-OKA ARTISAN」内にあります。
その後も続々と直営店をオープン。木製デザイン雑貨のぬくもりや手触りを実際に手に取り、感じながら商品が選べるようにと、仙台や横浜、名古屋、京都、大阪と全国に12店舗展開中です。
また、日比谷線・東西線・茅場町駅から徒歩約7分という隅田川沿いに2019年オープンした「Hacoa VILLAGE Tokyo」は、ワークショップやイベントなどが行われる新しい情報発信基地。
施設の一部はパーティやイベント、撮影スタジオとしての利用も可能なスペースとして貸し出しもしているとのこと。ハコアのモノづくり、職人のスピリットの一端に触れることができる魅力的な拠点となっています。
そして2021年4月24日(土)にここ中目黒では、「Hacoa(ハコア)」が展開する異業種ブランドとのコラボレーションした旗艦店として「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」がオープンしたというわけです。
お客様の声をすくいあげて商品・サービスへ反映、その思いを使いやすく“カタチ”にする
直営店のいいところは、お客様の反応をまっすぐに感じ取ることができる点だといいます。商品を「見て・触って・感じて」どのような反応や興味を示すのか、購入後にいただいたご意見を基にさらに改良を加えることもしばしば。
またこんな商品が欲しい、という声に応えて商品開発することも。いまでは定番になっている「HacoaCardCaseGentle」ですが、お客様から飽きのこないデザインの名刺入れが欲しいという声から生まれた商品だそうです。
また下の写真の“木製キーボード”は非売品ですが、樹脂にアレルギーがあるお客様からの要望で制作したもの。
木の性質や特徴を知り尽くした、伝統工芸品技術を受け継ぐ職人であり、デザイナーでもあるハコアスタッフだからこそ実現できたユニークな逸品ですね。
「DRYADES(ドリュアデス)」はカカオの木から生まれる新しいハコアの“作品”
「DRYADES(ドリュアデス」は、ハコアが立ち上げたチョコレートブランド。ブランド名は、ギリシャ神話の木の精が由来となっています。
「木」が持つ手触り(触覚)、香り(嗅覚)、見て感じる癒し(視覚)、音を心地よく響かせる(聴覚)に加え、「味覚」を取り入れた商品開発を、として行きついた先がチョコレートだったとのこと。
カカオの木の実やナッツなど、チョコレートは「木」がもたらす自然の恵み。そしてチョコレートが創り上げるハコアの新しい世界観を発信する拠点がここ、「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」といういわけです。
「DRYADES(ドリュアデス)」のシェフ・ショコラティエは斎藤拓野(たくや)さん。ピエール・エルメ・パリをはじめ、フランスの星付きレストランで腕を磨き、2018年に帰国して以来、ドリュアデスのチョコレートを手掛けているそうです。
ドリュアデスのチョコレートのユニークなところは、世界で唯一、木製の型を使ったチョコレートを製造しているところ。自然が生み出す“アート”である木とチョコレートのコラボレーションが体感できますね。
この他にも「薪のトリュフ」「木香(かおり)のアマンドショコラ」「森のボンボン」「木の実のクッキー」などなど。お店には美しくも甘いチョコレートの“森”が広がっています。
「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」はハコアとドリュアデスのメッセージ発信基地
「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」とは“しあわせのおまじない”を意味します。欧米では、幸運が続いていることを話したり、自慢話をした時にこのフレーズを言い、木製品を叩く習慣があるそうです。
木には精霊が宿っており、その木をノックすると幸運が舞い降りると信じられていた時代の名残り。コロナ禍で生活様式が一変した今だからこそ、この言葉を掲げたそうです。
お店を訪れた方がハコアの木製デザイン雑貨に触れ、木を感じるスイーツを口にして、しあわせな気持ちを持ち帰る場所にしたいという思いを込めて誕生したスポット。
現在「DRYADES(ドリュアデス)」の直営店は都営大江戸線・春日駅にある春日店、渋谷にある東急プラザ渋谷店がありますが、今後はこの「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」に併設された厨房でつくられたものをお店へ出荷するそうです。
美しいチョコレートが生み出されていくプロセスを目でも楽しみたい方は、ぜひ中目黒にある「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」を訪ねてみてはいかがでしょうか。
目黒川のほとりという地の利を活かしたくつろげるカフェを併設
お店周辺は目黒川に近いということもあり、ペットのお散歩コースになっています。このため、お店の前にはペットの止まり木も用意。お散歩ついでにおいしいコーヒーと甘いスイーツでほっと一息ついたり、チョコレートや木製デザイン雑貨を購入できます。
お店は向かって一番右手にハコアの木製デザイン雑貨を扱うショップ、中央にチョコレートショップ、左手にカフェという並びになっています。
チョコレートショップの奥が厨房で、ガラス張りのオープンキッチンになっているため、ショコラティエたちの仕事ぶりがうかがえる演出です。
コロナ禍だから、木のぬくもりが生活にやすらぎと癒しを与えてくれる
コロナ禍でリモートワークになるなど、在宅時間が増えています。このため“おこもり時間”を豊かに過ごしたいと、木製雑貨は注目を集めているとのこと。
ギフトにはもちろん、自分へのご褒美として手触りのよい木の文房具やデスク周りの雑貨をぜひ手に入れてはいかがでしょうか。
ハコアエリアでは、直営店でも人気の「名入れ刻印サービス」があり、世界に一つだけのオリジナルギフトを即日で作ることができます。
刻印が出来上がるまで、カフェでおいしいスイーツとコーヒーをいただきながら待つことも楽しみのひとつですね。
まるで宝石のようなチョコレートをラテアートとともに
「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」のカフェにはバリスタが常駐。カフェラテなどを注文すると素敵なラテアートとともに提供してくれますよ。
店内はハコアらしい木やグリーンをふんだんに使用したインテリア。テーブルはもちろん、ハコアの職人が手掛けたオリジナルです。
そして注目してほしいのはアクリル板。スタンド部分にさりげなく木を使い、味気ない印象をやわらげてくれています。
出来立てスイーツやチョコレートの甘い癒しとともに、郊外やリゾートのカフェでくつろいでいる気分を味わえそうです。
「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」おすすめのスイーツ3選!
どのスイーツもおいしそうで目移りしてしまう!という方のために、お店からおすすめのスイーツを3点、教えていただきました。
1.チョコレートスイーツの王道!ショコラティエの実力がわかる「ガトーショコラ」
一つ目はこちら、とろりとした口どけのチョコレートをスポンジで包み込んだ2層構造の「ガトーショコラ(クラシック)」。85%というカカオの濃厚な香りと味わいを満喫できます。
通常は苦みが前面に出てしまいがちな高カカオチョコレートですが、甘さ・苦みともに絶妙なバランス。しかも軽やかな後味でチョコレート本来のおいしさが引き出されています。
斎藤シェフパティシエいわく「温度によって口どけや食感の印象が異なります。ぜひお好みの召し上がり方を探してみてください」とのこと。冷蔵庫から出したての冷えた状態はもちろん、1時間ほど室温に戻してから、もしくは、レンジで少し温めてもおいしくいただけるそうです。
ぜひ、皆さんのお好みの味わいを発見してみてくださいね。
2.チョコレートの森を散策!視覚・味覚・嗅覚・触覚で味わう「森のボンボンショコラ」
二つ目は「森のボンボンショコラ」。フランスでは一口サイズのチョコレートを“ボンボン”と呼びます。
ナッツやフルーツなどの素材とチョコレートを組み合わせた斎藤シェフパティシエ渾身の作品です。お店で試食させていただいたのは「ルイボスティー」と「カカオ 極」の2種類。
ルイボスティーは抗酸化作用を持つ「ケルセチン」を含み、ノンカフェインのため、健康茶として注目を集めているお茶。ただ香りにクセがあるので苦手という方もいらっしゃるようです。
こちらのチョコレートはルイボスティーの柔らかな香りと甘みを上手に引き出しており、上品で薫り高い茶葉の風味を味わえます。ローズマリーのはちみつが持つ上品で華やかな癖のない香りと、すっきりとした後味で包み込み、幸せな気持ちになれる一品でした。
そして「カカオ 極」は、82%という高カカオながら、合わせた生クリームとの濃厚ガナッシュのバランスが最高!舌触りが素晴らしく口の中でいなくなってしまうのが惜しいくらいです。
「森のボンボンショコラ 2021」はルイボスティーの他、杏・ピスタチオ・ルージュ・無花果アルマニャック・カシスの6品がセットになったチョコレートコレクション。ぜひ、ドリュアデスが生み出すチョコレートの森を散策してみてはいかがでしょうか。
3.1つで3つの驚きと感動が!自分へのご褒美にもしたい「木の実クッキー」
三つ目は「木の実クッキー」。ドリュアデスの数あるアイテムの中でもトップクラスの人気商品です。3つの異なる食感が味わえる3層構造が特徴。
“ブロンド”はフランス産発酵バターを使ったサクサクのバニラサブレ、アーモンドとヘーゼルナッツのザクザク感が楽しめるフロランタン、そして、サブレとフロランタンでサンドされたとろりとした生キャラメルが口の中で美しく溶け合います。
“ブラック”はチョコレートサブレとフレーク状のカカオニブ、ブラックチョコレートを配合した生キャラメルの組み合わせ。”ピスタチオ”はサブレ表面にピスタチオをトッピング、かぼちゃの種のフロランタン、生キャラメルの組み合わせ。
通常イメージする”クッキー”の概念を大きく覆されるユニークな一品です。
この他にもディスク状の薄型チョコレート「風景のディスク」「オランジェット」「レモンジャンドゥーヤ」などもラインナップ。ワインやウイスキーのお供にも合うプティフール、木香のアマンドショコラもありますよ!
ぜひ「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」に足を運んで、幸せな“おうち時間”を手に入れてはいかがでしょうか。
ちなみに同じビル1階には、6月16日(水)に「「ベーカリー&カフェ 沢村」がオープン。
7月24日(土)に「& OIMO TOKYO(アンド オイモトウキョウ)」がオープンしました。
【目黒区】中目黒「& OIMO TOKYO(アンド オイモトウキョウ)」が7月24日(土)にオープン!噂の「蜜芋バスクチーズケーキ」を購入してみました
お散歩がてら立ち寄れるお店が増えましたね!
店舗情報
↓「KNOCKING ON WOOD(ノッキングオンウッド)」があるCONTRAL nakameguro(コントラル中目黒)はこちら