【目黒区】2022年山手七福神巡りで御朱印と七福神だるまを頂いてきました。果たして今年の運勢は?
2022年の開運を願って、山手七福神巡りをしてきました。山手七福神巡りは1839年(天保9年)の「東都歳時記」にも紹介されているそうで、江戸で最初の福巡りとして古い歴史を誇るルートです。
本当は1月7日(金)に行く予定だったのですが、積雪の影響で断念。天気もよく暖かな9日(日)に足を運んできました。
お寺によっては7日で御朱印や七福神だるまの授与を終了しているかもしれません。また、七福神の御開帳が7日まで、というところも多いと聞きます。
今年は御朱印や七福だるまは頂けないかもしれない、と思いつつもいざ出発です。号外NET・目黒区で役立つニュースをたくさんお届けできるよう願いを込めて、目黒不動尊(瀧泉寺)の恵比寿様から巡ります。
目黒不動尊(瀧泉寺)の恵比寿様はお堂の前に!直接拝めました
日本三大不動のひとつとして人気を博す目黒不動尊。正式な名前は瀧泉寺といいます。
山手七福神巡りの恵比寿様は、仁王門よりも手前の左手、恵比寿・渋谷駅行きバス停の前にお祀りされています。
恵比寿様はお堂の扉前に飾られており、直接拝めるようになっていました。
お社のそばには池があり、福銭洗いができる「金明湧水」ありました。目黒不動尊には恵比寿様の他、大黒天・弁財天も祀られています。
こちらの三神にお参りした後、5円を添えてお金を洗うと福を呼び込むことができるそうです。お財布を覗いたら5円が無い・・・。今年も残念ながらお金とはご縁がない(?)ようです。
お参り後に御朱印をいただきに寺務所へ。7日は過ぎていましたが七福神の御朱印・だるまを授与していただけました!
この七福神だるまには、おみくじが入っています。おみくじの結果は後のお楽しみにして、先を急ぎます。
ちなみに目黒不動尊には都内最古といわれる狛犬があります。こちらもぜひ!
↓目黒不動尊(瀧泉寺)の場所はこちらになります
蟠竜寺(ばんりゅうじ)は2つの弁財天!弁天堂の扉は締まっていて残念
2か所目は蟠龍寺。こちらはお寺の本堂に向かって右手に弁天堂があります。幟は残されていましたが、残念ながらお堂の扉は締まっていました。
岩窟内にお祀りされている弁財天は中に入って直接お参り可能。本堂の方も扉が少し開かれており、ご本尊である阿弥陀如来を拝見することができました。
こじんまりとしたお寺ですが、清々しい空気が漂い、ゆったりとお参りできてよかったです。
こちらでも七福神のだるま、御朱印を授与していただけました。
↓蟠竜寺の場所はこちらになります
大圓寺(だいえんじ)の秘仏、釈迦堂の大黒天は直接拝むことができませんでした
大圓寺は行人坂の途中にあるお寺。お寺から頂いたご縁起によると、徳川家を守護した天台の僧、天海大僧正が江戸城の裏鬼門を守護するために大黒天を納め、江戸の安泰を祈願されたそうです。
残念ながらお堂の扉は締まっていましたので、外から拝みます。
本堂の前には七福神像が勢ぞろい。それぞれ表情豊かで、眺めているだけでご利益がありそうです。
大圓寺では、甲子祭といって大黒天縁日の護摩祈願(毎年暦の「きのえね」の日、年6回)が行われます。この時も本堂の扉が開かれ、護摩焚きが行われるそうです。
大圓寺でも大黒天だるま、御朱印ともに授与いただけました。
↓大圓寺の場所はこちらになります
妙圓寺(みょうえんじ)の寿老人・福禄寿は直接拝めました!
さて、ここからは港区に入ります。JR目黒駅を超え、目黒通り沿いを白金台方面へ真っすぐ進みます。
東京都庭園美術館の向かい側で、脇道を下るように進むとある妙圓寺。山手七福神の看板を頼りに進むとすぐです。
本堂に向かって右手に寿老人と福禄寿をお祀りするお堂があります。妙圓寺は日蓮宗のお寺。瀧本院日忍(足利家の家臣・滝本弾正忠光の子)が碑文谷・妙見堂が起源といわれています。
本尊は足利義輝から拝領されたという妙見大菩薩です。お参り後、寿老人と福禄寿だるま、御朱印を授与していただきました。
こちらは福禄寿・寿老人と2神が祀られています。いずれも長寿をつかさどる仙人ということで、どちらが、どちらなのかちょっとわかりづらい。
↓妙圓寺の場所はこちらになります
隈研吾さん設計の美しいお寺「瑞聖寺」は布袋様
今回最も迷ったのは瑞聖寺。Googleマップのナビを頼りに行ったのですが、お寺の姿が見えないのに案内を終了してしまいます。
目黒通りから脇道を下って行ったのですが、大きなマンションがたくさん建っており、なかなかお寺の入り口にたどり着けませんでした。
布袋様は大雄宝殿の中にいらっしゃいます。こちらも扉は開いておらず、お顔は拝めないまま。
そして瑞聖寺、創建350年記念事業として、庫裏が建替えらています。
こちら、木を使った特徴的なデザインといえば隈研吾氏!本堂、大雄宝殿は中国寺院建築特有の伽藍配置に対し、新しくコの字型に庫裏を作り、その中央には方形の池を配しています。
池の中にはステージが設けられ、イベントやパフォーマンスを行えるようにデザインしているそうです。
伺った日は、水面に薄く氷が張っていました。美しく端正なたたずまいが美術館のようで素晴らしく、さすが白金。
御朱印と布袋尊だるまを授与していただき、最後の覚林寺を目指します。
↓瑞聖寺の場所はこちらになります
覚林寺では毘沙門天のご尊顔を拝めず終了
山手七福神巡り、最後は「白金の清正公」さまと呼ばれる覚林寺(かくりんじ)へ。桜田通り沿いにあり、明治学院大学を目指していくとわかりやすいです。
境内入ってすぐ左手に毘沙門天をお祀りするお堂があります。こちらは残念ながら扉が閉じていました。
こちらでも御朱印・毘沙門天だるまを無事授与していただきました。これでコンプリートです!
↓覚林寺の場所はこちらになります
2022年山手七福神巡りの総括は?吉多めでいい滑り出し
御朱印は紙で授与していただき、帰宅後に御朱印帳に貼りました。七福神だるまも勢ぞろいです。
さて、だるまの中に入っているおみくじはどんな内容だったのでしょうか。
以下、それぞれの中身です。
- 目黒不動尊「恵比寿だるま」中吉
- 蟠龍寺「弁財天だるま」中吉
- 大圓寺・「大黒天だるま」吉
- 妙圓寺「寿老人だるま」小吉・「福禄寿だるま」中吉
- 瑞聖寺「布袋尊だるま」中吉
- 覚林寺「毘沙門天だるま」小吉
中吉がやや多めという結果に。ちなみに運が良いのは中吉なの?吉なの?
吉の中でもっともよいのは大吉、悪いのは末吉というところでは各神社共通のようですが、中吉・吉・小吉の順番はマチマチということのようです。
ということで、中吉・吉・小吉は全部まとめて大吉と末吉の間ぐらいというざっくりとした結果で良いのではないかと思われます。
お正月の初詣に神田明神へ参拝した際にひいたおみくじは「末吉」でした(年末、奈良の大神神社で引いた時は大吉だったのに・・・)。ということはちょっとは運気が上がった!?と、思うことにします。
今年は少し遅い七福神巡りとなってしまいましたが、来年こそはご尊顔が拝める松の内に出かけたいと思います。
各お寺では2022年も素敵なご縁に恵まれますよう御祈願してきました。皆さんに福のお裾分けができたなら嬉しいです。