【目黒区】ホテル雅叙園東京・百段階段でノスタルジックな時空を旅する「ちいさな世界」作品展開催中

ホテル雅叙園東京・百段階段

百段階段「頂上の間」

日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。普段は非公開となっている百段階段(東京都指定有形文化財)ですが、企画展の際は中をゆっくりと鑑賞できるので、心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。

【目黒区】目黒「ホテル雅叙園東京」の百段階段が99段の理由とは?超絶技巧の一流アート空間で庶民をもてなしたホテルの歴史

お正月から「時を旅する百段階段」がスタート。初詣の帰りに立ち寄り、華やかな気分を楽しんだ方も多かったことでしょう。

【目黒区】お正月はホテル雅叙園東京で!春の文化財展示「時を旅する百段階段」が2022年1月1日スタート

そして1月15日(土)からは、懐かしい時代の風景をミニチュア作品で表現した「ちいさな世界」がスタートしています。

ペーパーアートやミニチュアハウスなどで作り上げたノスタルジックな世界

ホテル雅叙園東京「小さな世界」 「ちいさな世界」では、ペーパーアートやミニチュアハウス、立体間取りなどさまざまな技法で懐かしい時代の風景や街並み、人々の暮らしなどを活き活きと表現。

肉眼では見えないぐらいの小さな猫など、ミニチュア木彫作家・小出信久氏の作品は虫眼鏡も用意されていますので、じっくり鑑賞できますよ。

虫眼鏡でしか見えないミニチュア作品

虫眼鏡でしか見えないミニチュア作品

ほのぼのとした表情が印象的な入江千春氏のあかり絵作品。素焼きの人形と照明、博多弁を合わせた灯りのオブジェが懐かしいふるさとの風景を思い起こさせます。

あかり絵 入江千春氏

温もりあふれるあかり絵 入江千春氏

ちいさな箱庭の世界を表現したみどり屋 和草の枯山水、ドールハウスキットを扱う株式会社Billy(ビリー)による懐かしい商店街の風景を模したミニチュアなどが「静水の間」に展示。

ドールハウスBilly

ドールハウス Billy

「清方の間」では、ペーパーアーティスト・太田隆司氏による東京下町の風景など昭和レトロな作品や、立体間取りアーティスト・タカマノブオ氏が映画のワンシーンを再現した模型などを展示しています。

立体間取りアーティスト タカマノブオ氏の作品

立体間取りアーティスト タカマノブオ

豪華絢爛な文化財の天井画や欄間絵、贅を凝らした空間とともに、可愛らしい作品を楽しむひとときは、時間を忘れて癒されますね。

文化財に飾られたひな人形やつるし飾りなどが一足早い春を呼び込みます

雛人形 原孝洲

雛人形 原孝洲

文化財「百段階段」へつながるエレベーターを降りたところに飾られているのは、浅草橋「原孝洲」の木目込み雛人形。原孝洲は、初代が完成させた美無形文化財指定の技術を継承し、1911(明治44)年の創業以来110 年もの歴史を誇る原孝洲ならではの人形美の世界を堪能できます。

“雛(ひな)”とはもともと「大きなものを小さくする」「小さくて可愛らしいもの」という意味を表すことば。雛祭りのルーツは中国で3月3日に水辺で身を清め、穢れを祓う行事が日本に渡ったものだそうです。

奈良時代は紙でできた人形に自分の穢れを移し、お焚き上げをする、川に流す流し雛にする行事として次第に定着。成人前に命を落とすことが多い子どもたちの成長を願って行われてきたそうです。

平安時代には、宮中で紙の人形をつかった「雛遊び(ひいなあそび)」が流行。次第に立体的な人形となり、現在の原型は江戸時代に完成されていったようです。

草丘の間に飾られているつるし雛

「草丘の間」では、茨城稲敷市「江戸崎つるしびなの会」のつるし飾り&創作人形が飾られ、一足早い春の訪れを感じさせてくれます。

つるし雛はさまざまな小さなお人形をたくさんつくり、つるして飾るもの。江戸時代頃から始まり、裕福ではない家庭では雛人形が手に入らなかったため、家族や近所の人々が、少しずつ布の切れ端などを持ち寄って小さな人形をつくり、「つるし雛」としたのがルーツだそうです。

子どもの幸せを願って手作りされるつるし雛

「衣食住に困らないように」との願いを込め、動物やお花、野菜、衣類、遊び道具などをモチーフにしています。つるし雛の風習は全国でも少なく、福岡の「さげもん」、静岡の「雛のつるし飾り」、山形の「傘福」が全国三大つるし飾りといわれています。

水運や醤油醸造業で栄えた歴史を持つ茨城県稲城市江戸埼。今も古い街並みが残る江戸埼では、「えどさき笑遊館」をメイン会場にして平成20年から雛巡りを中心とした「江戸崎の雛まつり」が開催されています。

今回は「ねずみの嫁入り行列」の人形も展示されていますので、ぜひチェックしてみましょう。

二木屋のちいさなお雛さま

また、埼玉県・北浦和の「二木屋」が所蔵するちいさなお雛さまも展示。子どもの成長を願いひとつひとつ想いを込めて作られた、愛らしい木目込み人形のお雛さまを間近で楽しむことができます。

二木屋は国の登録有形文化財に指定された建物で会席料理が楽しめるお店。1935年に建てられた母屋は戦後に大臣として国政に関わった小林英二氏の邸宅でした。

ひな祭りをはじめとする室礼や能や狂言などさまざまな催事も楽しめる会席料亭として人気を博しています。今回の展示会ではは創業者の故小林玖仁男のお雛さまを始め、全国各地から集めたお雛さまコレクションの中から“小さなお雛さま”を展示しています。

ミニチュアアートを楽しみたい方には、キット販売も

ミニチュアアートDIYキット

みどり屋 和草「枯山水」

小さな世界を堪能したら、自分でも作ってみたくなりませんか?

大人が愉しめる趣味”ミニチュアアート”は、コロナ禍で人気が高まっています。ミニチュアハウスや3Dウッドパズルなど、自宅でも愉しめるアイテムを展示するとともに、ミュージアムショップでは販売もしています。

3Dウッドパズル

3Dウッドパズル

春を待ちわびながらちいさな世界を手作りすれば、完成した時の達成感はひとしおですね。

ちいさな世界は3月27日(日)まで開催。28日(月)からは、目黒川沿いの桜を楽しみながら、百段階段の優美な世界を堪能できる「春の見学会」が予定されています。

オンラインチケットでは入場券の他に、ミニチュア食器や3Dウッドパズル付きの限定チケットなども発売中。また、時を旅する百段階段の入場券とランチがセットになったプランもありますですので、ぜひ!

▼「時を旅する百段階段」開催概要

【期間】
●ちいさな世界:2022年1月15日(土・祝)~3月27日(日)
●春の見学会:2022年3月28日(月)~4月10日(日)
※それぞれ、12時30分~18時(最終入館17時30分)
※3月27 日(日)は17時閉館(最終入館16時30分)
【会場】ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
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■情報提供
ホテル雅叙園東京

↓「ホテル雅叙園東京」がある場所はこちらになります

2022/02/06 08:11 2022/02/06 08:11
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