【目黒区】日本人を魅了するマリトッツォ!ローマ現地レポート&目黒区内でマリトッツォが購入できるお店4選
たっぷりの生クリームを挟んだマリトッツォは見た目のインパクトとも相まって大ブームに!その人気はなかなか衰えず、最近ではコンビニエンスストアでも次々発売されていますね。
今回は、ローマ在住の友人2名にマリトッツォについて“ホントのところ”を取材!さらに目黒区でマリトッツォを楽しめるお店をリサーチしてみました。
ローマ在住の原田さんに質問!“マリトッツォ”はホントにローマ人に大人気?
原田さんはローマ在住18年。観光通訳ライセンスをお持ちで、現地旅行会社にも勤務されていたこともあるキャリアウーマンです。ローマ人のご主人との間にお子さんあり。
日本でのマリトッツォブームのことはご存じで、ローマでは実際どうなのかを伺ったところ、どちらかといえば“コルネット”と呼ばれるクロワッサン(ただし甘いタイプ)が朝食の定番だそう。
現地のマリトッツォはサイズがともかく大きく、生クリームの量がすごいので、さすがに朝からは手が出ないとか・・・。
ローマのあるラツィオ州では、マリトッツォのことを「マリトッツォ・コン・パンナ(生クリームのマリトッツォ)」と呼んでおり、パン生地にオレンジピールなどを入れて香りづけするのが一般的だそうです。
もちろんお店によっていろいろなようですが、日本でいうコッペパンのようなパンのことをマリトッツォと言っているそうですよ。
ローマ人の朝食はバール(BAR)で立ち飲み&立ち食い
そしてもう一人、ローマ在住10年以上という澤口さんにも取材。ローマ人であるご主人のお母さまにマリトッツォにまつわるいろいろなお話を伺ってくださいました。
『マリトッツォはローマのカンポディフィオーリ地域が発祥だそうです』
ローマオリジナルのマリトッツォは、シンプルにパンナ(生クリーム)だけ挟んだもの。生クリームに干しブドウなどのドライフルーツを入れる場合もあるとか。
ローマ人は朝、バール(BAR)を訪れてカウンターでエスプレッソやカプチーノを立ち飲み。おいしいコルネット(=甘い菓子パン)とともにいただく姿をよく見かけるそう。澤口さんがお住まいのエリアではコルネットと並んで、マリトッツォも人気なようです。
ローマではテーブル席でゆっくりというよりも、カウンターでさっと立ち飲み&立ち食いして仕事に向かう人が多いとのことでした。
ローマにおけるマリトッツォにまつわるロマンティックなエピソード
さらに澤口さんの義母さまからのお話。
『マリトッツォの名前の由来はローマ弁で「旦那さん」からきているそうです。“Marito(イタリア語で夫の意味)”の俗称が“Maritozzo”というわけです。甘くて優しい旦那さんのイメージとしてその名がつけられたのではないでしょうか。
マリトッツォはパンの部分をいいます。昔のローマ妻は、旦那さんの朝ごはんとしてマリトッツォを自宅で焼いていたそうです。そのパンにパンナ(生クリーム)をたっぷりと塗ってだしたのが、現在のマリトッツォのモデルになったようです。
また、もう一つのエピソードとしては、ある旦那さんが奥さんの作ったマリトッツォの生クリームの中に、金の指輪を入れて奥さんに渡したことからその名がついたという説もあるそうです』
マリトッツォらしい甘いエピソードですね。
それではさっそく目黒区内で手に入るマリトッツォをご紹介しましょう!
池尻大橋「ラトリエモトゾー」のマリトッツォ
「ラトリエモトゾー」は、田園都市線・池尻大橋駅から徒歩約2分、目黒川沿いにあるイタリア菓子店です。表参道「ソル・レヴァンテ」取締役シェフを経て独立した藤田統三さんのお店。2021年8月13日で5周年を迎えています。
ブリオッシュ生地は古代小麦と天然のパネットーネ酵母、エクストラバージンオリーブオイルで焼き上げたふわふわのパン。たっぷりの生クリームに粉糖をまとったマリトッツォです。
季節で中に挟むフルーツを変えているのでしょうか。春はいちごの入ったマリトッツォでした。6月からはシチリア産のレモンをアクセントとして効かせたクリームチーズ&ヨーグルト風味のクリームを挟んだものを販売しているようです。
中目黒「スターバックス リザーブ® ロースタリー東京」内プリンチ® のマリトッツォ
中目黒と池尻大橋のちょうど中間ぐらいのところにある「スターバックス リザーブ® ロースタリー東京」の1階、イタリア・ミラノのベーカリー「プリンチ® 」でもマリトッツォがいただけます。
【目黒区】「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」他4店舗のみで体験できるプリンチ®の「マリトッツォ」を実食!
2021年7月からは夏向けのフレーバーとして「マリトッツォ リモーネ & マンゴー」が登場。ふわっふわのブリオッシュ生地にさっぱりとした生クリームのハーモニーがたまらないとリピーター続出の一品となっています。
プリンチ® では、コルネットのラインナップが充実!ローマっ子のようにカプチーノとコルネットで朝食も楽しめそうですね。
中目黒・学芸大学・都立大学にある「トラスパレンテ」のマリトッツォ
「トラスパレンテ」はイタリアで修行した森直史シェフが、2008年に中目黒の商店街に1店舗目をオープンさせたパン屋さん。いまでは目黒区内に学芸大学、都立大学の3店舗の他、立川や静岡、神奈川など全11店舗展開しています。
トラスパレンテのマリトッツォは生クリームの他に苺、オレンジ、チョコレートをトッピング。都立大学の店舗でも7月からマリトッツォの販売がスタートし、地元からは“待ってました!”の声があがっています。
自由ヶ丘・学芸大学「パンの田島」のマリトッツォ
そして、パンの田島のマリトッツォはコッペパンを使用!商品名はちなみに“リッチコッペパン”です。
クリームも生クリームではなく、バタークリームとホイップクリームをほどよくブレンドしたもの。この他、チョコレートとレアチーズクリームがありました。
「パンの田島」は学芸大学と自由が丘にあります。
この他にも「カルディファーム」「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」などでも発売中。こちらも食べ比べてみるのも面白そうです。
ローマからの現地レポートと目黒区内で購入できるマリトッツォ4選をお届けしました。原田さん、澤口さん、ご協力ありがとうございました。
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