【目黒区】気仙沼漁師さんの心意気で、奇跡的に生のさんま2,000匹が到着!大勢の来場者で賑わった2023年開催の「第47回目黒区民まつり」
秋晴れの空の下、「第47回目黒区民まつり(通称:目黒のSUNまつり)」が、2023年10月8日(日)に無事開催されました。
目黒区民まつりのメインイベントといえばやっぱり「目黒のさんま祭」。田道広場公園では焼台がずらりと並び、気仙沼から到着した鮮度抜群の生さんまを次々と焼く香ばしい匂いがただよっていました。
「目黒区民まつり」の各会場を取材してきましたので、当日の様子をダイジェストでご紹介しましょう。
炭火焼さんまにありつけたのは、10倍以上の倍率を勝ち抜いた目黒区民のみ
今年で26回目を迎える「目黒さんま祭」。目黒区の友好都市である宮城県気仙沼市から直送されるさんまを炭火焼にし、無料で提供する大人気のイベントです。
さんまはこのところ深刻な不漁が続いており、サイズも小さくなっているとか。例年であれば5,000匹ほどふるまわれていたさんまですが、2022年は約1,000匹ということで目黒区民のみの事前申込制となりました。
2023年もさんまの不漁で充分な数を確保できないという懸念から、引き続き目黒区民のみの事前申込制に。
1,500匹の「焼さんま券」事前申込募集に対し、約16,000人弱の応募が殺到したそうです。
「生のさんま」を目黒に届けようと奮闘した、気仙沼漁師さんたちが奇跡を起こす
さんまが獲れない。獲れても小さいサイズばかり・・・。そんな中、なんとか生のさんまを「目黒さんま祭」に届けたいとギリギリまで奮闘してくださった気仙沼漁師さんたち。
北海道近郊で獲れたさんまを悪天候の中、わざわざ気仙沼港に戻って水揚げしてくれた船があったことで、冷凍物ではない生のさんまを無事届けることができたそうです。
水揚げされたさんまは小さいサイズのものが多かったそうですが、その中でもできるだけ大きいサイズのものを「目黒さんま祭」のために厳選。
お祭り当日は、おなじみの長い焼台の上でこんがりと炭火で焼き上げたおいしいさんまを、無事提供することができました。
当日会場をタイミングよく訪れた幸運な500名が、追加500匹の焼さんまに舌鼓
#さんま祭 当日券のご案内📢
まだ当日券ございます!
田道ふれあい橋下(田道広場公園)にて、配布しております🐟 pic.twitter.com/Z1PpN873k5— 【公式】目黒区民まつり &新作落語コンテスト (@megurosanma_25) October 8, 2023
当初は1,500匹ということで事前申込となっていた焼さんまですが、500匹が追加されて届けられたため、その分を提供する当日券を配布することに。
当日券配布のアナウンスは12時頃から行われ、タイミングよく会場にいた500名が奇跡の焼さんまを食べることができたそうですよ。
地元目黒や友好都市などが多数出展、大盛況だった「ふるさと物産展」
「目黒さんま祭」と同じ会場で開催された「ふるさと物産展」。地元目黒からは、老舗の和菓子店「玉川屋」や自由が丘の編み物教室「トリコ・ダァール」、目黒の地ビール「マイスターブロイ」、量り売りの八百屋「HACARI」、体に優しいお菓子作りにこだわった「Teaful(ティーフル)」などが出展。
どちらのブースも大勢のお客様で賑わっていました。
とりわけ行列が長かったのが手作りハム工房「レッカービッセン」。
そして「ホテル雅叙園東京」の「熟成リブロ―スのグリルステーキ~シャリアピンソース~」のブースでした。
どちらも魅力的なメニューで、ビールにも合いそうですね。
午後の予定が迫っていたので「さか昭」のブースで“山菜おこわ”を購入。
もち米と山菜をもっちりと炊き上げた素朴でおいしいおこわです。「さか昭」の目黒本店は学芸大学駅から徒歩約8分のところにあり、もう一店舗は駒場東大前駅から徒歩約5分のところに大橋店がありますよ。
目黒区の友好都市からは宮城県角田市、気仙沼市、石川県金沢市。災害時の相互援助協定を結んでいる大分県臼杵市、長野県長和町などが出展。
石川県金沢市/目黒石川県人会のブースでは、焼ちくわを販売し、こちらも大行列ができていました。
子どもたちの笑顔と歓声で賑わう「子ども広場」
続いて田道小学校で行われている「子ども広場」をのぞいてきました。「子ども広場」では毎年、段ボールで作られた巨大迷路や縁日、体験コーナーなどが登場します。
今年はこの他に、段ボールで作ったキャタピラーやカワイイ段ボールハウスなども出現。楽しく遊ぶ子どもたちの笑顔であふれていました。
縁日コーナーでは「だがしつかみ」「わたがし」「スーパーボールすくい」などに行列が。
NPO法人目黒こども劇場のブースでは「もぐらたたき」を楽しむ子どもたち。
NPO羽田航空宇宙科学館推進会議では、こども紙飛行機教室を開催。スタッフの方がPRしてくれました。
この他、東京大学運動会では「東大アメフト体験会」を実施。マスコットキャラクターである「イチ公」も遊びに来ていました。
駒場祭委員会では「こまっけろ縁日」を開催。こちらもマスコットの「こまっけろ」が応援に駆けつけていましたよ。
そして、目黒のさんま祭気仙沼実行委員会による「気仙沼の自然を味わおう!」というブースでは「塩づくり体験」「ほたて貝アート」を実施。
塩づくり体験コーナーでは鍋で海水を煮詰めて、真っ白な塩の結晶が出来上がっていくのを楽しんでいました。
飲食店や物販、パフォーマンスなどが存分に楽しめた「おまつり広場」
続いてご紹介するのが「おまつり広場」。こちらは模擬店や野外ステージ・区民センターホールで様々なパフォーマンスを楽しむことができるコーナーです。
区内で活動する約30団体が楽器演奏、フラダンス、バレエ、大道芸などを披露していました。野外ステージの司会進行はホリプロダクション所属「危険物てぃらてぃら」が務め、会場を沸かせます。
そして、ウクライナの平和を願って、目黒区民センターの壁に描かれたミヤザキケンスケさんの「平和の壁画」前では、ポーランド大使館の模擬店がお皿を販売。
こちらの壁画は目黒区とポーランド共和国広報文化センターの協力で実現したものです。
そして「めんどくさいカフェ」では、お客様自らコーヒー豆を焙煎。ミルで挽いて自分でコーヒーを入れる体験が楽しめるコーナーとなっています。
★「めんどくさいカフェ」代表の柴田さんが企画するイベントが開催★
【目黒区】中目黒のライブハウスレストラン「楽屋(らくや)」で11月11日(土)、東ティモールを舞台にした映画「カンタ!ティモール」上映会×ミニコンサートが開催されます
この他、中国茶が体験できる「高月チャイニーズティーサロン」、ケバブバーガーを提供する「HAZARI INTERNATIONAL」、「京都日本酒とおでん べろべろばー」、大根の煮込み「中目黒 魚の花」などが模擬店を出展していました。
まだ少し、小腹が空いていたので、「中華 味一」の模擬店で餃子を購入。この後、用事があるので泣く泣くビールは我慢です。
区民センター・屋外プールの脇には区内にある福祉法人や明治安田生命保険会社 品川支社、城南信用金庫目黒支店、目黒区行政相談員協議会などのブースがずらーり。
お土産にと、社会福祉法人もえぎの会「しいの実社」のクッキーとマドレーヌ、ガーリックトーストを購入して帰ります。
「しいの実社」では、2023年11月25日(土)10時~14時30分に「第22回しいの実祭」を開催するそうです。
場所は目黒本町にある「しいの実社」で、天然酵母の焼立てパンやクッキー、豚汁などの模擬店、手作り製品などの展示販売など盛りだくさんな内容。お近くの方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【目黒区】多機能型障がい者施設「しいの実社」恒例、「第22回 しいの実祭」が11月25日(土)に目黒本町店で開催されます
↓「しいの実社」の場所はこちらになります。
駆け足で「第47回目黒区民まつり」の様子をご紹介してきました。昨年に引き続き、良い天気に恵まれ、楽しい1日を過ごせたのではないでしょうか。
また来年も笑顔あふれるイベントとなるよう、楽しみにしたいと思います。
■取材協力
第47回目黒区民まつり実行委員会(目黒区文化・スポーツ部文化・交流課内)
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