【目黒区】中目黒八幡神社2022年例大祭へ、初めて“江戸の里神楽”を拝見しました

中目黒八幡神社2022年例大祭

旧中目黒村の鎮守である中目黒八幡神社の例大祭へお邪魔してきました。2022年は9月24日(土)・25日(日)に斎行。

【目黒区】2022年中目黒八幡神社の例大祭は9月24日(土)・25日(日)に斎行

25日(日)はとても天気が良かったので、取材のついでに足を運んだというわけです。14時過ぎの境内では神楽囃子が鳴り響き、これぞ日本のお祭りの雰囲気!

まだ時間が早かったのでお参りする方も少なく、ゆっくりと境内を周れました。

屋台の出店は境内のみでテイクアウトのみの対応

中目黒八幡神社の境内には屋台が立ち並ぶ

中目黒八幡神社が例大祭で屋台の出店を行うのは3年ぶりのこと。新型コロナウイルス感染症対策の観点から、境内での飲食はお控えくださいとのアナウンスがありました。

境内飲食はお控えくださいの看板

少し残念ですが、久しぶりの賑わいに心が弾みますね。

まずは神様にお参り、三峯神社も巡ってきました

主祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと=応神天皇)で、天照大神を合祀

中目黒八幡神社の主祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと=応神天皇)で、天照大神を合祀しています。創建年代不詳ですが、東京都神社庁のホームページによると「新編武蔵風土記」に「中目黒鎮守八幡宮」とあり、名主達が輪番で御神体をご奉祭していたのではないかということ。

境内にある樹木などから推察すると、江戸初期には創建されていたであろうと考えられています。

花手水が美しい

手水舎にはお花が活けられていてお祭りらしい華やかな雰囲気です。実は中目黒八幡神社には江戸文政期の手水舎が残されています。

江戸文政期の手水舎

江戸文政期の手水舎

江戸文政期手水舎の裏手には遥拝所(ようはいじょ)「敬神塔(けいしんとう)」がありました。こちらから拝むことで、伊勢神宮・皇居・橿原神宮・明治神宮・靖国神社をお詣りできるというもの。

境内にある遙拝所

そして遙拝所に向かって左手には三峯神社があります。

境内にある三峯神社

三峯神社は秩父にある関東屈指のパワースポット。主祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉册尊(いざなみのみこと)です。

創建は日本武尊といわれ、拝殿の手前に珍しい三つ鳥居があるのが特徴。ご眷属は狼で、火難・盗難除けなどにご利益があるといわれています。

中目黒八幡神社のさざれ石

中目黒八幡神社は、三峯信仰にも篤い神社であり、宝登山神社ともご縁があり、神社入口の階段脇にあるさざれ石脇にある記念碑の文字は、宝登山神社・宮司さんによるものだそうです(一般社団法人 めぐろ観光まちづくり協会刊「目黒観光大百科」より)。

初めて「江戸の里神楽」を拝見しました!

江戸の里神楽「天之菩比之上使(あめのほひのじょうし)」

江戸の里神楽「天之菩比之上使(あめのほひのじょうし)」

境内を散策している間に始まりました!国指定重要無形民俗文化財、品川 間宮社中による江戸の里神楽です。

江戸の里神楽とは、お祭りや神事などで奉納されているもので、全国各地でおこなわれているもの。江戸時代から神楽師が伝承してきた神事舞で、笛・大拍子・太鼓を基本とするお囃子に仮面をつけて『古事記』や『日本書紀』の神話を演じる無言劇です。

 

私が拝見したのは「天之菩比之上使(あめのほひのじょうし)」で、“出雲の国譲り”の場面を描いたもの。

アメノホヒが高天原から出雲へ使わされる

天照大神の命を受け、高天原から天菩比命(あめのほひ)が第一の使者として遣わされますが、大国主の子、建御名方神(たけみなかたのかみ)に酒をすすめられ酔ってしまい使命を果たすことができなかったという場面です。

里神楽の一場面

前から見てみたいと思っていたお神楽。今回初めて観ることができて感激です。解説が随時つくので、わかりやすかったのではないでしょうか。

今年の例大祭は目黒区内の神社で例年通りの形にできるだけ近づけようと、氏子さん、神職さんが努力を重ねて斎行されたと感じました。

来年はダイナミックな御神輿の渡御も実現できたら嬉しいですね。

★2023年中目黒八幡神社の例大祭は御神輿渡御も復活★

【目黒区】2023年は御神輿渡御、奉納演芸なども復活!中目黒八幡神社の例大祭は9月23日(土)・24日(日)に斎行されます

↓「中目黒八幡神社」の場所はこちらになります。

 

2022/09/29 08:11 2023/09/06 09:28
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