【目黒区】JTB自由が丘店が10月21日(木)で閉店。旅行を扱う実店舗は閉鎖し、ネット販売中心へ
旅行会社大手の「JTB 自由が丘店」が2021年10月21日(木)で営業終了、閉店してしまいました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で観光・旅行業界は大打撃。最大手であるJTBも例外ではありません。2021年3月期の連結決算・最終損益は1,051億円の赤字だったとのこと。
2021年9月14日(火)に東京・天王洲にある本社ビルと自社ビル2棟を売却したというニュースが駆け巡り、びっくりした方も多かったのではないでしょうか。
JTBグループの従業員1/4にあたる7,200人の人員削減と国内115店舗の閉鎖という報道もありました。
旅行選びはネットが主流に!JTB自由が丘店も閉鎖される国内115店舗のひとつに
かつての旅行は町中にある旅行会社の実店舗へ足を運び、パンフレットなどを眺めながら予約するのが通常でした。私自身もJTBで何度も旅行を予約したことがあります。
旅行会社を通じて旅行を予約する場合は、以下の3つのパターンです。
- 旅行プランをあらかじめ旅行会社が企画し、販売する募集型企画旅行(パッケージツアー)から選ぶ
- リクエストに応じて宿や立ち寄り先を決め、ゼロからプランをオリジナルで組み立ててもらう(受注型企画旅行)
- 希望する宿や交通手段などをバラバラに手配してもらう(手配旅行)
しかし最近では、インターネットで宿を探し、自分たちで電車やバスなどを予約するなど、旅行会社を利用することなく気軽に旅を楽しんでいる方が多いのではないでしょうか。
パッケージツアーにしても、インターネットでまとめサイトが多数存在し、希望条件を入れると自分のイメージするパターンに近いプランが簡単に検索できます。
JTBの実店舗閉鎖は時代の流れ!?JR東日本もみどりの窓口を次々閉鎖
旅行会社といえば“JTB”でしたが、最近ではインターネット販売のみの旅行会社も多数登場し、利用者側も格安チケットなどを上手に活用しながらお得な旅を楽しむのが主流。
個人ではホテルの予約が難しい団体旅行や修学旅行など特殊な旅の手配以外は、あまり旅行会社を利用することがなくなってきたように思います。そんな中でコロナ禍が長引き、旅行に出かける人が減少。
さらに、新型コロナウイルス感染症対策で対面での旅行販売からリモート販売へ。一気にデジタル化が進んでしまったことも影響しているのではないでしょうか。
JR東日本も2025年までに、約300駅のみどりの窓口を閉鎖すると発表。新幹線のチケットレスも進んでいます。
いずれ、旅行はインターネットで探し、予約するものになり、旅行会社の実店舗は無くなってしまうかもしれません。店頭でパンフレットをあれこれ見比べ、プランを相談する時代を知っている昭和世代には少し寂しいことですね。
↓「JTB 自由田丘店」があった場所はこちらになります