【目黒区】酵母を自ら培養し、手作業で醸造!目黒区初の地ビール醸造所「マイスターブロイ」を取材しました

目黒区唯一無二のビール醸造所「マイスターブロイ」

いわゆるクラフトビール(地ビール)を醸造しているブルワリーは日本国内で、およそ500か所(2021年現在)あるといわれています。都内では約70か所。その中で目黒区にもなんと、クラフトビールの醸造所があります。

今回は、目黒区のふるさと納税返礼品にも選ばれている「マイスターブロイ目黒醸造所」の代表かつ、ビール職人である浅香光(あさか こう)さんにインタビュー!こだわりのビールづくりについても取材してきました。

ビールの本場、ドイツで醸造学を学び、“ディプロム ブラウマイスター”の称号を取得

浅香さんがビール醸造の世界へ足を踏み入れるきっかけとなったのは、ドイツ人のマイスターとの出会いがありました。ビール造りを手伝うようになり、本格的に醸造技術を学びたいとドイツ・ベルリンにある大学へ留学。そこでドイツの国家資格であるDiplom Braumeister(ディプロム ブラウマイスター)を取得しました。

その後、日本へ戻ってからは各地のブルワリーを転々としながら仕事をしてきたといいます。

おいしいというイメージがある“樽生”ビールの味に納得できなかった

居酒屋などで提供している「樽生」は、鮮度がよくおいしいというイメージがあります。しかし、実際に飲んでみると思ったほどおいしく感じられないことがあったという浅香さん。

工場直送であっても、開栓すると時間と共に鮮度はどんどん落ちてしまうもの。しっかりと管理していても、できたての味わいを維持するのは難しいものです。

浅香さんは自らの手で納得のいく味のクラフトビールをつくりたいと考え、醸造所オープンを決意しました。

ビールの醸造所「マイスターブロイ」は出身地の目黒区にオープン

マイスターブロイは浅香さん出身地の目黒区にオープン

浅香さんが醸造場所に選んだのは目黒区。浅香さんご自身が目黒区出身だからということもありますが、ビールを飲んでもらえるお店がたくさんあり、鮮度や品質を保ったまま供給できるというメリットがあります。

醸造所の場所は武蔵小山駅か西小山駅から徒歩15分程度の住宅街の中。まさに目黒区民のための地元から愛されるビール醸造所といったロケーションですね。

「マイスターブロイ」浅香さんが瓶ビールにこだわるわけ

マイスターブロイのビールは2種類で瓶ビールのみ

「マイスターブロイ」で醸造しているビールは現在「オリジナルラガー」と「ブラックラガー」の2種類。ラガーというのは、下面発酵(酵母がタンクの底に沈んでいくのでそう呼ばれる)で造られるビールをいいます。

もう一つ、よく聞くのが「エール」。こちらは上面醗酵(酵母が麦汁の表面に浮き上がってくるのでそう呼ばれる)で造られます。この他、野生酵母を使用した自然発酵もありますが、日本ではあまり造られていない手法です。

ラガーで造るビールは、5℃前後の低温(マイスターブロイでは冷蔵庫の中)で発酵が行われるため、雑菌が繁殖しにくく、管理がしやすいのがメリット。品質を保ったまま醸造できます。

浅香さんが瓶ビール(330ml)での販売にこだわっている理由は、酸化や温度管理など保存状態の良いまま流通させたいということ。そして、開栓したら最後までおいしいコンディションで飲んで欲しいからだといいます。

”泡まで味わい深い”マイスターブロイのビール

泡まで味があるおいしいビール

マイスターブロイのビールは「泡立ちが良く、泡だけあじわってもおいしい!」と評判だといいます。実際にブラックラガーをいただいてみましたが、ともかくきめ細かく弾力のある泡が立ち上りました。

さっそく泡だけ味わってみましたが、たしかにおいしい!雑味がなく麦芽と酵母が醸し出す風味がしっかり活きていました。

いろいろな場所でクラフトビールを味わってきましたが、マイスターブロイはとても飲みやすく素直で、いろいろなお料理とのマリアージュが楽しめそう。日常的にカジュアルに楽しめる地ビールになっています。

「ちょっとクラフトビールは苦手」という方でもマイスターブロイなら最後までおいしくいただけますよ!

浅香さん自ら酵母を培養し、すべて手作業で醸造!造りたてを供給したいので大量生産はしない

マイスターブロイは目黒区に根差したビール

(写真提供:マイスターブロイ)

マイスターブロイは主にドイツ産の麦芽とホップを使用し、ドイツ製法を忠実に守りながら手作業で浅香さんたった1人で醸造しています。

マイスターブロイの自家酵母

ビールに使用している酵母(写真提供:マイスターブロイ)

実は酵母も浅香さん自ら培養して使用するというこだわりよう。いつでも良いコンディションで仕込みが行えるのがメリットだそうです。

マイスターブロイで使用している酵母を培養したもの

培養した酵母(写真提供:マイスターブロイ)

1回の仕込みでおよそ瓶100本分程度が醸造可能。ラベルも1枚1枚、浅香さんご自身で貼り、各お店へ届けているそうです。

最近では新型コロナウイルス感染症の影響で、醸造数も減ってしまったとか。それまでは近所の方が「角打ち(酒屋の一角でちょっと一杯)」をしに訪ねてこられることもしばしば。

まさに醸造している目の前でいただくビールはさぞおいしいことでしょう。作り手の“顔が見える”とはこのことです。

「マイスターブロイ」が飲めるのはどこ?

「マイスターブロイが飲めるのはどこ?」と気になる方。実は目黒区内の飲食店・酒類販売店と、世田谷区・品川区・渋谷区の一部となっています。

以下、マイスターブロイを置いているお店をまとめてご紹介!

↓マイスターブロイが飲めるお店の地図はこちら

機会があったらぜひ、お店でマイスターブロイを注文してみてくださいね。また、うちのお店でもぜひ取り扱ってみたいという方。浅香さんまでご相談ください。

【目黒区】目黒の地ビール「マイスターブロイ」との相性最高!中目黒で人気のグルメバーガー「SASA BURGER nakameguro(ササバーガー中目黒)」

「目黒区民じゃない人はどうやって飲むの?」という方。ぜひ、目黒区ふるさと納税を!返礼品でマイスターブロイをお取り寄せできますよ。

「マイスターブロイ目黒醸造所」店舗情報

マイスターブロイ目黒醸造所

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