【目黒区】子育て家庭にやさしい街づくりに向けて、4月から区立保育施設にITCシステム「CoDMON(コドモン)」導入
安心して子育てできる街づくりの一環として、目黒区立保育所全16施設に、保育ICTシステム「CoDMON(コドモン)」が4月から導入されることがわかりました。
CoDMON(コドモン)導入により、保育施設で働く職員の業務負担軽減とともに、保護者の利便性を向上。保育の質を高め、子どもと向き合う時間をより充実させることが狙いです。
CoDMON(コドモン)とはどのようなシステムなのか、また、そのメリットについてもご紹介していきます。
「CoDMON(コドモン)」とはどんなシステム?
CoDMON(コドモン)は、メールやスマホアプリなどを活用し、子どもたちの登降園管理やお知らせの一斉配信、子どもたちの園での様子、健康情報などを一元管理できるシステム。
保護者にとっては、遅刻や欠席、お迎え、延長などの連絡をアプリから申請可能で、園側では電話対応することなくタブレット等でリアルタイムに受け取ることができます。
子どもたちの成長の様子や家庭での様子なども、スマホアプリを通じて情報共有することが可能。園では子どもたちの様子を写真に撮り、保護者へ送ることもできるようになるなど、さまざまなメリットが生まれます。
保育園にとっては業務の負担が軽減され、子どもたちと向き合う時間が作れるなど、保育の質向上につながることに。特に働きながら子育てしている保護者にとって、出退勤の電車移動中でもスマホのアプリで連絡できるのはありがたいサービスの一つといえます。
「CoDMON(コドモン)」を導入は目黒区独自の取り組み
目黒区ではこれまで子育てしやすく、住みやすい街づくりに取り組んできました。2017年に待機児童が全国ワースト3になったことをきっかけに、認可保育園の整備を進め、2020年には待機児童ゼロを達成。
また、2021年11月には、園庭のない保育園の子どもたちを応援する事業「子どもたちの“ヒーローバス”運行プロジェクト」を実施。幼児専用車で保育士とともに最寄りの公園まで送迎する事業を全国で初めて実施しています。
今回のCoDMON(コドモン)は、保育施設のICT購入に対する補助金制度を活用し、私立保育園などで導入が進んできました。2019年度からは公立保育園も対象として拡張されましたが、目黒区は補助金交付の対象となっていませんでした。
このため、目黒区では独自に予算を組み、導入を決めたそうです。子育てにやさしい街づくりに対し、前向きに取り組んでいる姿勢が感じられますね。
まずはお知らせの一斉配信から運用開始する「CoDMON(コドモン)」
CoDMON(コドモン)にはさまざまな機能がありますが、手始めに「お知らせ一斉配信」からスタートさせるとのこと。
クラスや園児を指定しあらかじめ登録しておいたテンプレートから選び、連絡事項を記載するだけで、簡単シンプルに情報配信を行うことができるという機能です。
メール配信の他に、スマホの通知機能やアプリ内で配信などあらゆる方法で情報を届けることができます。
テクノロジーを活用してよりよい社会づくりを目指すICTシステム。CoDMON(コドモン)の導入で、人で不足に悩む保育園の課題、働きながら子育てする家庭が抱えている課題、それぞれの解決に向けての大きな一歩となりますね。
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