【目黒区】大人気店「サンチャモニカ」の姉妹店「サンフランスシコ」が学芸大学にオープン。2階は完全個室・予約制の「ALISO(アリソー)」として9月15日(木)グランドオープンしました

学芸大学東口商店街に「サンフランスシコ」「ALISO」がオープン

経堂「酒ワイン食堂 今日どう?」、三軒茶屋「寿司とワイン サンチャモニカ」と大人気店を手掛けてきた、綱嶋恭介さん(株式会社マイルデザイン代表取締役)が、学芸大学駅東口商店街に2022年8月10日(水)「寿司とワイン サンフランスシコ」をグランドオープンさせました。

そしてその2階には姉妹店である、完全個室・予約制のお店「ALISO(アリソー)」が9月15日(木)にオープン。Makuakeで限定会員を募集したところ瞬く間に売り切れ続出という快挙です。

【目黒区】学芸大学に開業予定、会員制・完全個室の寿司とワインが楽しめる「ALISO(アリソー)」が、1万円の会員権をMakuake限定で募集中!

2022年10月6日(木)の時点で、Makuake限定会員の残りは「6名分のお食事券+松会員」「1階貸切券(3時間15名様まで)」を数名分残すのみとなっていました。

今回は、オープン直前の「ALISO(アリソー)」にお邪魔し、実際に「寿司とワイン」のコースをいただいてきました。また、オーナーの綱嶋さんからもお話をうかがうことができましたので、前編・後編と2回に分けてじっくりご紹介したいと思います。

前編では「ALISO(アリソー)」で楽しめるお料理とワインについて詳しくレポートします。

後編はこちら≫

「ALISO(アリソー)」とは”完全予約制の大人の隠れ家”、3つの個室でゆっくり食事ができるお店

学芸大学「ALISO(アリソ)」の入口

「ALISO(アリソー)」は、「寿司とワイン サンフランスシコ」の向かって左手にある入口から入店します。ドアは電子ロック式。

事前にWEB予約すると、お部屋番号と玄関の暗証番号がメールで届くので、当日は自分自身で鍵を開けて予約した個室に入店するというシステムです。

2階へ昇る階段

2階へ昇る階段

玄関を開けるとすぐに階段。そこを昇ると靴を脱ぐたたきがあるので、スリッパに履き替えて個室へ向かいます。

ALISO(アリソ)は靴を抜いて入店

スリッパや靴入れは予約した個室の番号がかかれた小箪笥の引き出しの中にあります。そこから鍵を取り出し、予約した個室へ自分で鍵を開けて入店するシステムです。

ALISO(アリソ)の個室(定員4名まで)

写真の個室は定員4名まで利用可能

「ALISO(アリソー)」を利用したい場合は、公式ホームページからWEB予約が必須。

ALISO(アリソ)の個室は3部屋のみ

個室は全部で3部屋あり、6名まで利用できるお部屋が2つ、4名までのお部屋が一つとなっています。

「ALISO(アリソー)」では、ドリンク飲み放題付きのコース料理1つのみ

飲み放題付きのコース料理のみの提供

(画像提供:ALISO)

ALISO(アリソー)のメニューは、飲み物込みの料理コースが1種類のみ。Makuake限定会員以外は通常コースとして全20品のお料理が提供されます。

冷蔵庫に入っているドリンクはすべて飲みきり(飲み残しNG)、飲み放題として角ハイボールやレモンサワー、焼酎なども用意されています。

お料理に合わせて、ソムリエが選んだワインを厳選して用意していますので、ペアリングを気軽に楽しむことができます。

滞在可能な時間は1グループ3時間まで。スタッフとの接触は最低限(お料理をお部屋の小窓から提供する時のみ)で、お酒は自分たちのペースで自由に飲めますし、他のお客様と顔を合わせることなく、まさに自宅でくつろいでいるかのような滞在が楽しめます。

「ALISO(アリソー)」のお料理コースとおすすめワインとのペアリングも楽しんでみました!

今回「ALISO専用コース(飲み物込み)」を実際にいただいてきました。それぞれをダイジェストでご紹介します。

1.しじみの1番出汁

しじみの一番出汁

しじみの一番出汁

まずはしじみの一番出汁。しじみの旨味成分はコハク酸やアラニンがメインで、グルタミン酸、グリシンなどまさに旨味成分の宝庫です。

ていねいにとったスープは滋味あふれるおいしさとやさしさで、これからいただくお料理への期待感が高まりました。

2~6.おばんざい5点盛り

続いて2~6.までは“おばんざい5点盛り”として蓋つき木製のボックスで提供。

ALISO(アリソ)のおばんざい5点盛り

おばんざい5点盛り

彩りも美しく季節感が感じられる以下の5品でした。

  1. 高知県産フルーツトマトの蜜煮
  2. 熊本県産ゴールドラッシュのパンナコッタ
  3. 甘エビのマデラ漬け
  4. 水だことクレソンのバルサミコ和え
  5. セミドライトマトと三つ葉の自家製豆腐

フルーツトマトは一般的なトマトに比べ、青臭さが少なく甘味があります。蜜煮となっていますが、トマトの風味や自然な甘さを活かした味付け。

そしてとうもろこしの中でもゴールドラッシュは、さわやかな甘みとジューシーなおいしさが人気の品種です。クリーミーな舌触りのパンナコッタとの相性が良く、コーンのまろやかなおいしさを楽しめました。

ゴールドラッシュの旬が終わってしまうので、この後は別の品種になるそうです。

甘エビのマデラ漬けに使われるマデラ酒は、ポルトガル南西部にあるマデラ島で作られている酒精強化ワイン。お料理によく使われるお酒の一つです。

甘エビのコクや風味をよく引き出していて、口の中でとろけそうでした。

水だことクレソンのバルサミコ和えですが、水だこに衣をつけて揚げてあり、バルサミコの旨味を上手にまとってなかなか味わい深いです。

自家製豆腐はとにかく大豆の甘さと舌触りの良さが抜群。セミドライトマトと三つ葉の香りがほどよいアクセントで、お酒が進みました。

“おばんざい5点盛り”におすすめのお酒は以下の通り。

アリソ学芸大学のコース料理

写真向かって左:アルカン・ディポン・カヴァ、右:White Riot<ヴァイツェン>

1.マリードゥメ・シャンパーニュ(フランス・英国VIP御用達のシャンパン・別料金)
2.アルカン・ディポン・カヴァ(スペイン・シャンパンと同じ製法でつくられたスパークリングワイン・別料金)
3.White Riot<ヴァイツェン>:祖師ヶ谷大蔵にあるマイクロブリュワリーのクラフトビール

シャンパンを1本開けてしまうと、その後のワインが飲めなくなってしまいますので、今回はWhite Riot<ヴァイツェン>とのペアリングを楽しませていただきました。

祖師谷大蔵のブリュワリー「White Riot」

White Riot<ヴァイツェン>は、祖師ヶ谷大蔵の住宅街にある小さな醸造所「ライオットビール」で作られているビールです。優しいバナナやクローブの香りが特徴のジャーマンスタイル・ヴァイツェンをライオット流にアレンジ。

「ライオットビール」のホームページのコメントには、白い暴動麦酒、小⻨由来の柔らかで決めの細かい泡をお楽しみくださいとあります。苦味は少なめでのどごしすっきり。

繊細な味わいのおばんざいとよく合いました。

7.トリュフ香る茶碗蒸し

トリュフ香る茶碗蒸し

続いてトリュフ香る茶碗蒸し。ふたを取った瞬間にトリュフの濃厚な薫りが立ち昇ります。

トリュフ香る茶碗蒸しの中にはチーズ

和食料理店で提供される茶碗蒸しよりも、コクのあるやや重めの舌触り。中からチーズが出てくる嬉しいサプライズです。

これはカヴァやシャンパンにぴったりですね。

8~10.3種類のお寿司盛り合わせ

お食事は小窓から提供

続いて、3種類のお寿司が盛り合わせて出てきました。お部屋の小窓からお料理が提供され、その後、動画で説明が流れます。

お料理の説明は動画で

モニター脇の小窓からお料理を提供、説明は動画で

スタッフとお客様の接触を最低限にしつつ、お料理やお酒とのペアリングなどのポイントをわかりやすく伝える工夫。

お寿司3種盛り合わせ

写真向かって左から江戸前こはだガリ巻、クロムツ、すみいか

メニュー表では「たまくえ」となっていましたが、入荷がなかったため、長崎県五島のクロムツが提供されていました。

このため、メニュー表とは別に説明書きのあるメモを添えてくれます。

江戸前こはだガリ巻のガリは“手仕込み”。こはだの旨味を甘酸っぱいガリが引き立てています。

すみいかも江戸前寿司ではおなじみ。ねっとりとした甘みと旨味があります。味付けは沖縄産粟国の塩とゆずで香り付け。すみいかそのものおいしさがダイレクトに楽しめます。

クロムツは脂ののった白身の高級魚。サッと炙ってあり、食べ終わるのが惜しいほどのおいしさでした。

ペアリングとして合わせたワインは「ジャパンプレミアム甲州」。

ジャパンプレミアム甲州(山梨)

ジャパンプレミアム甲州(山梨)

2人でも飲み切れる量での提供ですので、これは嬉しい。いろいろな種類のワインとお料理とのマリアージュを気軽に楽しめるのは画期的なサービスだと思います。

「ジャパンプレミアム甲州」は、サントリー登美の丘ワイナリーのもので、⽇本固有品種「甲州」を使った白ワイン。

繊細で上品な香りとさわやかな酸がお寿司との相性も抜群でした。

もう1種類おすすめのワインがモルドバの「フェテアスカレガーラ」。こちらはフローラルなトーンがあり、エレガントな酸と果実味、すっきりした味わいが特徴だそうです。

次回ぜひ、合わせてみたいです。

11~13.ぼたん海老と大人のかっぱえびせん、季節のにぎり、銀だらの西京漬け

大人のかっぱえびせんと季節のにぎり

大人のかっぱえびせんと季節のにぎり

ぼたん海老の頭をパリパリになるまでからりと揚げてある「大人のかっぱえびせん」。丸ごといただきます。

季節の握りは北海道函館の真ホッケを昆布締めしたもの。ホッケがお刺身で食べられるとは驚きです。鮮度が落ちやすいため、北海道に行かないとなかなかお目にかかれないそう。

脂がのりつつも、しつこくなく、いままで食べたことがないおいしさでした。

銀鱈の西京漬け

銀だらの西京漬け

銀だらは白身のお魚でありながらも、脂がよくのっており、濃厚な味わい。私は銀だらの煮つけが大好きで、定食屋さんで見かけるとつい注文してしまいます。

西京味噌の上品な甘味が銀だらのコクをよく引き立たせ、まろやかなおいしさです。

ペアリングとしてイタリアのロゼ「ラシッチ・ヴィーノ・ロザート」を頂きました。

ラシッチ・ヴィーノ・ロザート

ラシッチ・ヴィーノ・ロザート(イタリア・ロゼ)

深い色合いが美しいロゼワインです。甘いフルーティな香りですが味わいは辛口で、酸のバランスが素晴らしい。

実に日本的な味わいの“かっぱえびせん”やお寿司、焼き魚がイタリアのワインとすごくマッチするのがとても不思議な感じです。

14~15.まぐろ三重奏といくら海苔佃煮

まぐろ三重奏とイクラ海苔佃煮

写真向かって左がまぐろ三重奏、右がいくら海苔佃煮

まぐろ三重奏は大トロ、炙り中トロ、漬け赤身の3種まぐろを重ね合わせて握ったオリジナルのお寿司。Makuake限定会員はさらにウニとキャビアを乗せた特別仕様で提供されるそうです。

私たちもその特別仕様をいただきました。頭の中で整理できないほどの贅沢な味わい。

もう一つのいくらは海苔の佃煮と合わせることで、まろやかさや甘さをまとった濃厚な旨味を楽しめる一品となっています。

ペアリングしたワインはシチリアの「パルメンティーノ・ロッソ」です。

パルメンティーノ・ロッソ

パルメンティーノ・ロッソ(赤)

細かいタンニンとベリー系の風味、鮮やかな赤。自然派らしいぶどう本来の味わいが楽しめます。

濃厚なウニ、トロ、いくらなどをやさしく包み込み、引き立たせてくれました。

16~18.とろがっこ手巻き、黄金煮穴子、京丹波ポークの角煮

穴子と手巻き

写真向かって左が黄金に穴子、右がとろがっこ手巻き

黄金煮あなごは、ふわっふわの身が口の中でほろほろととろけるような食感。とろがっこ手巻きは、いぶりがっこのポリポリ食感となめらかなトロとのハーモニーが楽しめる一品でした。

京丹波ポーク角煮

京丹波ポーク角煮

京丹波ポークは京丹波町のブランド豚。脂身が甘く引き締まった肉質でありながら、冷めてもやわらかいのが特徴です。

煮汁をたっぷりと吸い込み、とろけるような脂身を堪能できました。

ペアリングしたのはジョージアの「クヴェヴリ・ルカツィテリ」、オレンジワインです。

クヴェヴリ・ルカツィテリ

クヴェヴリ・ルカツィテリ(オレンジワイン)

オレンジワインは果皮、種、果肉を一緒に醸造するもので、白ワインでありながら、赤ワインのような渋みを併せ持つのが特徴。

発酵食品や出汁を使った和食とも相性が良いので、最近人気がありますね。

ドライフルーツのような香りやコク、いぶりがっこの燻製した香りとめちゃめちゃ合うのでびっくりです。

もうお腹いっぱいと思いつつも、“おいしいものは別腹”を経験しました。

19~20.濃厚鯖パイタンスープ、黒豆マスカルポーネ

鯖のパイタンスープと黒豆マスカルポーネ

写真向かって左が黒豆マスカルポーネ、右が濃厚鯖パイタンスープ

しじみの一番出汁で始まり、最後は濃厚鯖パイタンスープで終わります。

鯖は特有の臭みが苦手という方も多いようですが、こちらはまったく感じさせません。イノシン酸が多く含まれ、ガツンとした鯖の濃厚な味わいがたっぷり楽しめます。

最後のデザートとして黒豆のマスカルポーネが提供されましたが、ワインと合わせると秀逸でした。

ペアリングしたワインは南アフリカの「ロバートソン・ゲヴュルツトラミネール」。

ロバートソン・ゲヴェルツトラミネール

ロバートソン・ゲヴェルツトラミネール(白)

ワインの説明書きにライチのような香りとありましたが、まさにライチ!甘口のデザートワインとして楽しめます。

他のワインよりも量を少なく調整し、おいしく飲み切れるように工夫されていました。

いかがでしたでしょうか。ワクワクするような仕掛けがいっぱいの「ALISO(アリソー)」。これまでにない画期的なお寿司やお料理にびっくりされた方も多かったのでは?

後編では「ALISO(アリソー)」をオープンさせるまでのいきさつや、綱島さんが考える「寿司とワイン」の魅力についてもご紹介したいと思います。

【目黒区】寿司とワインのペアリングが個室でゆったりと楽しめる「ALISO(アリソー)」ができるまで、オーナーの綱嶋恭介さんにインタビュー

■取材協力

ALISO

↓ALISO(アリソー)がある場所はこちらになります。

2022/10/06 08:11 2022/10/07 08:20
Chikuwa

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